確定申告が憂鬱なのは1年分の作業をまとめてやるからです

確定申告の時期が近付くと憂鬱になる個人事業主の方は少なくないと思います。でもそれは1年分の作業をその時期にまとめてやろうとするからです。1年分の支出と収入を正確に仕分け、記帳するのは、本来は、大変な作業です。毎月適切なタイミングで行うだけでも大変で、それゆえずるずると先送りしてしまい、気付けば今年も確定申告時期だった、というパターンはざらにあるでしょう。

でも僕は個人事業主になった初年度から憂鬱とは無縁でした。

開業する前からfreeeがあった

僕は個人事業主になろうと思ってから半年程度調査と準備を行いました。その時にはすでにfreeeがあり、十分満足できる機能と安定性を備えていました。(freeeもサービス開始当初は安定性に問題があったそうです。)開業前から契約して記帳の練習をしたものです。

freeeが初めてリリースされたのは2013年です。僕が開業したのが2015年6月。そこから毎年少しずつ改良されている実感もありますが、本質的なことは変わっていません。それはこの2つに集約できます。

  • 経理の知識は不要です。全く経理のことが分からない僕でも使えます。
  • 銀行口座、クレジットカードとの自動同期機能、取引をパターン化し自動で記帳できる機能により記帳を大幅に省力化できます。

もしfreeeがなくて従来の会計ソフトを使うことになっていたらきっと確定申告時期が憂鬱だったでしょう。

freeeを使った記帳の実際

我が家は3つのfreeeを使い分けていますが、いつも使っているのはLLP用のfreeeです。

僕は個人事業主になった初年度から経理にfreeeを使っています。初年度の確定申告はfreeeできちんと記帳していたので楽勝でした。freee...

残り2つの個人事業用のfreeeは滅多に取引が発生しないのでごくたまにしか使いません。(もちろん確定申告時期には大活躍しますよ。)

LLP用のfreeeで記帳をどうしているかその実際をお話しします。

数日に1回はfreeeを開く

毎日ではないですが、数日に1回はfreeeを開きます。LLPの取引が発生する銀行口座とクレジットカードに自動同期させているので、次の取引で僕の手作業が必要なものがあるとその旨が表示されます。

  • 銀行から引き落としがあった時。
  • 売上が入金された時。
  • クレジットカードの支払いが確定した時(毎月1回)。

LLP用のfreeeが同期している銀行口座は我が家のメインバンクであるイオン銀行なので、事業とは関係ないたくさんの「取引」も発生します。クレジットカードも我が家がメインで使っている楽天カードなので事業とは関係ない支払いが大量に混入します。

が、次のようにパターン化できるものは全自動で記帳をすませるように設定でき、それらについては手動での操作を求められることすらありません。

  • この店舗での支払いは事業には関係ない。
  • この会社からの請求は事業用しかありえない。
  • このクレジットカード会社からの引き落としは事業には関係ない。

で、僕の確認作業が必要なものを順にさばいて行きます。一番手間がかかるのはAmazonで購入したものです。事業用と個人用が入り混じっているので、Amazonの購入履歴を見ながら経費(たいていは消耗品)か事業主貸に振り分けます。

ひと月あたりかかっても20分でしょうか。気にならないほどの時間です。

請求書を発行したら転記する

我が家はソフトウエア開発を生業にしています。成果物を納品しめでたく検収してもらえたら請求書を発行します。請求書はfreeeでも作成できますが、我が家はエクセルで作成しています。その方が我が家の好みにあっているからです。そしてfreeeで請求書を作成して金額など必要な項目だけを入力します。この請求書は経理用でどこにも出ていきません。

これは請求書を発行した都度行います。おおむね月に2回ほど、1回あたり2分もあれば終わる作業です。

売上が入金されたら請求書を消し込む

売上はイオン銀行に振り込まれます。お客様はたいてい複数の請求分をまとめて振り込みます。(経理の都合とか振込手数料を減らすため当然でしょう。)振り込まれた売上について、未処理の請求書を消し込む作業を行います。これはここ1年ぐらいで改良された機能だと思います。リストから対象の請求書をポチポチ選んで金額が合っていることを確認して終わりです。1回あたり1分かかりません。

自動同期していない取引を入力する

次の理由で手動で取引を入力するものがあります。

  • そのクレジットカードには自動同期できない。
  • 現金で支払った、または、扱い上現金での支払いとして処理している。

自動同期できないクレジットカード、銀行口座が存在します。最悪なのは利用開始当初はできていたのに、後からクレジットカード会社、銀行側の仕様変更により自動同期できなくなるケースです。

freeeが自動同期できなくなり、仕様変更に対応中です、というお知らせを見ることはままあります。freee側で対応できればいいのですが、できない場合は手動で入力することになります。一応csvでまとめて入力できるので、1取引ずつちまちま入力しないで済むのですが、それでも不便です。

現在のところ、取引のほとんどはイオン銀行と楽天カードでこの2つは自動同期できているので困っていません。自動同期できないクレジットカード、現金での支払いは数が少ないので我慢できる範囲です。

たまにはレポート機能を使ってみる

気が向いた時にfreeeのレポート機能を使っています。我が家の事業はシンプルなので見るのは収益と費用だけです。

freeeを使った確定申告の実際

確定申告書の作成機能を使います。俗に言うウイザード形式ですかね。質問に応える形で進めます。この機能は毎年改善されていると思います。

僕は売上と経費が分かれば、所得控除はこうだから所得税はこのぐらいのはず、というのをエクセルで計算させています。そのエクセルは節税目的で課税の仕組みを把握するために作ったのですが、それとfreeeの結果を比較して期待通りか確認しています。もし所得税額に開きがある場合、所得控除が漏れていると思われます。実際入力ミスでそうなったこともありました。

確定申告書の作成は、1年間の節税の総仕上げです。freeeでの出力結果が間違っていないか確認できないようだとダメです。ポイントは課税所得を算出する仕組みだけ、難しくありません。節税の工夫は課税所得を下げるためなのですから、売上からどれだけ下がっていれば狙い通りか判断できるようになりましょう。

freeeで確定申告を楽勝にできます

この記事のタイトルは不適当です。記帳という経理に不可欠な作業がめんどくさいと、それを年間通じて適宜やりなさいと言うのが無理な話です。そりゃ1年分まとめてやることになります。そうならないためには、記帳に手間がかからないようにするしかありません。freeeはそれを可能にしてくれます。

freee以外にも同様のサービスはありますが、僕は使ったことがありませんし、試すつもりもありません。なので僕はfreeeをおすすめしています。自分で実際に使っていて良し悪しが分かっているからです。

ただ、freeeを使えば終わりではありません。経理は学ばなくていいと断言しますが、課税の仕組みは学びましょう。

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