NHKの衛星契約をやめたくなりましたが簡単ではありませんでした

我が家は現在住んでいる戸建てに引っ越してからNHKと衛星契約しています。最初は当然のことだと思ったのですが、その受信料の高さの割にはNHKの衛星放送はほとんど見ていないことに気付き、無駄だなあと感じていました。もう何年も、です。

それでどうすればNHKの衛星契約をやめて地上契約にできるか調べました。結果は非常に厳しいものでした。

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受信料

我が家はクレジットカードの12ヶ月前払いを選択しています。

引用:日本放送協会

我が家はNHKの地上波は良く観るので地上契約で受信料を払うことに抵抗はありません。が、ほとんど観ていないNHKの衛星放送に年間1万円近くも払っているのは無駄だと感じます。

衛星放送を受信できるなら衛星契約が必要

日本放送協会放送受信規約第1条にこうあります。

衛星系によるテレビジョン放送を受信できるテレビジョン受信機を設置した者は衛星契約を締結しなければならない。

引用:日本放送協会放送受信規約

これが契約の自由を無視していると批判されるところです。衛星放送を受信できる設備を持っているのはNHKの衛星放送を観るためではなくて、他局の衛星放送を観たいからです、という理屈が通りません。

僕はBSの有料放送のようにスクランブル化すれば良いと思うのですけどね。最も公平な解決策でしょう。現在はスクランブル化されていませんが、是非そうできるように変わって欲しいものです。

衛星契約しなくても罰則はない

衛星放送を受信できるなら衛星契約が必要(義務)になりますが、契約しなくても罰則はありません。が、できれば義務違反になるのは避けたいところです。

衛星受信用アンテナを撤去すれば良い

衛星契約を地上契約に変更するには衛星用のパラボラアンテナを撤去するのが確実です。実際にNHKの衛星放送は観れなくなるので誰からも文句を言われる筋合いはありません。

これができれば問題解決です。受信料を12ヶ月前払いしているためその区切りが来る前だと手続き上の問題があるかも知れませんが、いずれ地上契約に変更できることは間違いありません。

Dlifeも観れなくなるのは残念

僕はDlifeの海外ドラマで気に入ったシリースがあれば録画して観ています。これも観れなくなってしまうのは残念です。

NHKの衛星放送を観ないから衛星契約したくない、ならば他局の衛星放送も観れなくしないといけません、というのは理不尽ですよね。どうして衛星放送に関してまで契約の自由を制限されなければならないのでしょうか。

ドコモ光テレビオプション

我が家は現在ドコモ光を利用しています。

もともとはフレッツ光のサービスですが、ドコモ光には「ドコモ光テレビオプション」というのがあります。

引用:ドコモ

初期投資を除けば月額660円+消費税で利用できます。

引用:ドコモ

次のような工事をします。

地上波デジタル放送と衛星放送の電波をアンテナから受信する代わりに、光回線から取り出して宅内に供給します。TVやハードディスクレコーダーなどの受信機器からは同じ信号に見えるので視聴者の使い勝手が変わりません。

ひかりTVは別物

光回線を使ったサービスには「ひかりTV」というのもありますが、別物です。ひかりTVには専用チューナーが必要で、既存のハードディスクレコーダーが使えません。

引用:ドコモ

ドコモ光テレビオプションだけでは不十分

2010年に放送法が改正される前は、電波による放送でなければNHKとの契約の義務は発生しませんでした。

「ひかりTV」などのFTTH回線によって配信されるTV放送であれば、裏技などではなく、法的にNHKと契約する必要は一切ありません。
NHKとの契約を定めているのは「放送法」と言う法律の32条1項です。

(中略)

放送法32条1項但し書きには契約除外事由として「放送(公衆によつて直接受信されることを目的とする無線通信の送信)の受信を目的としない受信設備」とありますので、これに該当しますね。
また、この電気通信役務利用放送法15条には、放送法の準用規定が定められていますが、その中に放送法32条は含まれていません。
なので、NHKと契約する必要がそもそもありません。

引用:Yahoo!知恵袋

この知恵袋の回答にある「放送(公衆によって直接受信されることを目的とする無線通信の送信)の受信を目的としない受信設備」という記述は放送法32条1項にはありません。これに該当する記述は放送法2条にあります。

が、これは2010年に無線通信以外の通信も対象となるように放送法が改正されています。また、電気通信役務うんぬんも改正された放送法に統合されてしまったので、結果的に光回線を使った放送でもNHKとの契約義務が発生してしまいます。

イラネッチケーを使う

NHKの放送帯域だけを減衰させるフィルターが販売されています。地上波用もありますが、僕が必要なのはBS用です。

iranehk BSカットフィルタ― (BS-15ch用) IRANEHK-31BS15

これを使うとNHKの衛星放送は受信できなくなります。NHKの衛星放送を受信できなければ、衛星契約の義務は発生しません。それでも義務が発生すると言われる方はそう主張されて結構です。

このイラネッチケーを外せない方法で取り付けます。取り外しが容易だと受信できない状態だと見なされない恐れがあるためです。

ここまでする人はきっといない

僕が実現したいことはこうです。

  • NHKの地上放送は良く観ますので地上契約はします。これに不満はありません。
  • NHKの衛星放送はほとんど観ていません。もう観れなくなっていいですから、現在の衛星契約から地上契約に変更したいです。
  • でも他局の衛星放送は観たいです。その自由を奪われたくはないです。

そこでこうしてはどうかと考えました。

  • まず衛星放送受信用のパラボラアンテナを撤去します。
  • NHKに電話して衛星放送受信用のパラボラアンテナを撤去したから衛星契約から地上契約に変更したいと伝えます。そして手続きに必要な書類を送ってもらいます。(なんなら着払いで撤去したパラボラアンテナを送ってもいいです。)
  • 手続きが終わり、地上契約に変わるのを待ちます。
  • ドコモ光テレビオプションに申し込みます。工事では地デジ用アンテナは撤去しないようにしてもらいます。(頼んでもしてくれないかも知れませんが。)
  • 工事完了後に、取り外せない方法でイラネッチケーを取り付けます。

パラボラアンテナがないので衛星放送を受信しているとは思わないでしょうし、地デジ用アンテナはあるので、ドコモ光あるいはその親のフレッツ光から情報提供を受けない限り我が家が光回線で放送を受信していることは分からないはずです。もしそれが分かって衛星契約を求められても、堂々と、うしろめたさはかけらもなく、「衛星放送は受信できませんので衛星契約はしません」と言います。「衛星放送は観ていない」ではなくて「衛星放送は観れない」のです。NHK相手なので「NHKの衛星放送は・・・」の頭の部分は省きます。

問題は効果金額が小さいことです。

この方法で節約できる金額は

まず初期投資を除いて考えます。NHKに支払っている受信料は、クレジットカードの1年先払いで10,780円下がります。が、ドコモ光テレビオプションの利用料が年8,544円増えますので、節約できる金額はたったの2,236円です。それだけしか節約できないのなら今のままでいいやとする方も多いでしょう。それはつまりほとんど観ないNHKの衛星放送であっても衛星契約のままでNHKに年間10,780円多く払うことを認めるという意味です。

イラネッチケーがあればパラボラアンテナを撤去しなくてもいいのでは

理屈の上ではそうです。イラネッチケーを取り付けることでNHKの衛星放送が受信できなくなるわけですから。でもその場合、現在の衛星契約を地上契約に変更するのが少し難しくなります。これは頑張ればできるでしょう。衛星放送を受信できなくなったというのをどう説明するかですね。

次に問題になるのが、パラボラアンテナがあると衛星契約を求めて歓迎されない人が訪問してくることです。これも頑張って断れば済む話です。

この2つの問題がどうってことない方なら、BS用イラネッチケーを取り付けることで衛星契約を地上契約にするといいでしょう。

我が家の結論:地上契約に戻すのは諦めます

我が家では結局現状のままで何も変更しないことにしました。が、今回このことについて考えるまで知らないことがたくさんあると気付き、勉強になりました。

NHKとの契約の問題、受信料の支払い問題、最近はワンセグ対応の携帯電話を持っているだけで受信契約が必要だと主張していること、将来的にはインターネット環境があるだけで受信契約が必要なようにしたがっていることなど、NHKに関する問題が数多く存在します。

関心を持たなければ問題があっても素通りしてしまうのはやむを得ません。忙しいですからね。でもNHKに関する問題は多分みなさんにも関わっていると思います。

2018年2月5日追記:ここにYouTubeの動画へのリンクを貼っていたのですがAdSenseを導入したので削除しました。

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コメント

  1. ヒロさん より:

     カッパさんの研究と努力に敬意を表したいです。NHKの受信料は、僕も払わないことはないのですが、見てないものにまで払わせ、払っていない人がいて逃げ徳がまかり通っている状況が許せませんね。
     おまけに、受信料で作った番組を何とかエンタープライズとかが販売したり、オンデマンドで2重に金取ったり、NHKに疑問を感じています。

     我が家では、父親が障がい者認定を受けていて、かつて15年間くらいは、受信料を半額で許してもらっていました。世帯に要介護認定者がいれば、その人を契約者に据えれば、半額になるようですね。みんな年取って要介護認定を受けましょう。そしたら即半額ですね。年取ってテレビ見るどころじゃなくなるかもしれませんが・・・・
     ところが我が家の情報は、どこかから漏れる。父が亡くなるとすぐ、〇〇様の死亡につき、正規料金をという書面が届きました。
     情報がもれるというと、もうひとつ、40年ほど前ですが、僕が結婚した当初、お金の余裕もなく、テレビは小さいのを1台だけ買ってこっそり見ていた状況でしたが、近所の子供に、〇〇さんの家にテレビあるの?って契約担当者が刑事みたいに聞き込んで、お宅テレビあるでしょう。。。。なんかスパイみたいですね。
     何回かテレビありませんとか、NHK見ませんと断ったけど、だんだんこわもてのおじさんが頻繁に来るようになって、妻が結局折れて契約してしまいました。その瞬間に自由契約といえど解約の自由はありませんね。テレビの撤去をすれば別ですが。。。。。。
     受信料を全国民が公平に払うのなら、逃げる人をなくす=受信料はすべて国税で払うようにすれば。
     それとも、このICTの時代ですから、従量制にすればどうかな?テレビにNHK見た延べ時間数が表示され、それに応じた受信料を支払う。これならみんな納得するかな。
     それか、全メーカーのテレビに、NHKキャンセラーを標準搭載すればいいな。スクランブルじゃあ手ぬるい、NHKのチャンネルをスキップするモードを搭載すればいいじゃないのかな。
     これだけ受信料が国民的問題になっているのは、NHKの経営体質や局員のコスト意識がとんでもないということです。年間1兆円近く使ってるんでしょ?もっと合理化すると受信料は今の10分の1程度になるんじゃないかな。

     ところで、ジャパネット銀行、私も口座を作りました。yahooかどっかからキャンペーンメールで口座開設1000円キャッシュ進呈というキャンペーンで入りました。嘘くさいので、カスタマーセンターに再確認しました。
     お客様の場合、カード発行が完了しましたので、2月26日に該当口座に1000円が入金されますという回答でした。楽しみです。なんて良い銀行なのでしょうね。
     いまどき、口座作ったらお金を取るという銀行まで出ようかという時代に、素晴らしい心構えの銀行があったものですね。成人国民全員がジャパネット銀行に口座を作るべきだ。5000万人がつくったとして、1000円ずつ進呈だから、500億円?そのくらいの豊富な原資があるのかな?そこまでは想定していないのかな?
     重複していいのなら、僕も1000口くらい口座作ってあげたいです。

     同様に、クレジットカードも入会即5000ポイント進呈とか当たり前ですね。どっからこのお金が出るのかなあ?みんなで入会して、もらうだけもらって解約すればいいのかな?

     さて、本題です。先週、確定申告を出してきました。税務署の受付のお姉さんはとても丁寧に対応してくれて、書類よくできてますね。問題ないですよと言ってくれました。
     医療費の還付です。一家全体で30万円以上医療費(バス代等含む)がかかったので、エクセルに丁寧に丁寧に入力して、国税庁のHPから入力して、印刷結果を税務署に持っていきました。なんと、4万数千円が僕の口座に戻るそうです。
     それほど医療費使っているので、別に得した感覚はないのですが、国税を取り戻しましたので報告です。

    • 河童 より:

      ヒロ様
      コメントありがとうございます。
      NHK受信料問題の解決にはまだ10年近くかかると思いますが、日本が解決しなければならない問題です。スクランブル化して、受信料を支払っている人だけが見れるようにするのが一番だと思います。NHKが受信できないテレビを製造・販売するのは、NHKが保有している特許のために難しいと言われています。実際、NHKだけが受信できないテレビは存在しません。(BSがまるごと受信できないテレビはあります。)

      銀行のサービスですが、全ての原資は預金が基本です。貸出金利もありますが、低金利で預金を集めることで大きな利益を上げてきました。良いと思うサービスがある場合、そのサービスをどういう目的で銀行が展開しているのかも考えて、そのサービスだけもらうのか、他のことも利用するのか判断するのがいいです。たとえば、僕は楽天銀行は好きですが、その楽天銀行が提供しているサービス(預金など)にもクソなのがたくさんあります。結局、利用者を集めるのに良いサービスが必要なのですが、それで集めておいて理解力のない、情弱な人に割の合わない(楽天銀行がボロ儲けできる)サービスを提供する仕組みです。常に「判断力」「情報を得る力」が必要です。でないとすぐにカモにされます。

      医療費の還付、ご苦労様です。大変だったでしょう。行動すると結果が出る例ですね。

  2. oyji より:

    NHKはそもそも受信契約をしないのが一番

    • 河童 より:

      コメントありがとうございます。
      NHKの問題は単純ではないので、単に受信契約をしなければ良いというものでもないです。
      僕はスクランブル化が最も公平な解決策だと思います。