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セゾンVGBFの信託報酬手数料について考えました

投稿日:2017年12月21日 更新日:

セゾンVGBFは我が家の主力ファンドです。このファンドをおすすめしない人の中には、現在ではもっと信託報酬が安い同様のファンドがあるのでそちらを選ぶべきとの主張が目立ちます。この信託報酬をテーマに、セゾンVGBFについて考えてみました。

選択が間違っているなら途中で方針変更するべきだし、世の中は変化するので時々見直すのはいいことだからです。

信託報酬の変遷

Google検索で過去に起きたことを調べました。

2007年:セゾンVGBF登場当時

セゾンVGBFの信託報酬は0.77%±0.03%でした。これは当時の水準としては安かったようですね。

2009年:低コストインデックスファンド登場

セゾンVGBFの信託報酬より0.1%ほど低い低コストインデックスファンドの選択肢が増えました。でもセゾンVGBFの信託報酬を高いという程ではなかったようです。

2010年3月:0.03ポイント引き下げ

セゾンVGBFの信託報酬は0.74%±0.03%に0.03ポイント引き下げられました。

2015年9月:0.05ポイント引き下げ

セゾンVGBFの信託報酬は0.69%±0.03%に0.05ポイント引き下げられました。

2017年3月:0.01ポイント引き下げ

セゾンVGBFの信託報酬は0.68%±0.03%に0.01ポイント引き下げられました。

これまでの引き下げはバンガード側によるもので、セゾン投信側での引き下げは2007年の設定以来初めてです。この引き下げは、かねてから黒字になったら引き下げると宣言していたのを実行に移したことによるそうです。引き下げ率はたったの0.01ポイントでがっかりしたという人もいれば、引き下げたことを評価する人、赤字にしないためにはそれが限界だったと見る人もいます。

2017年:信託報酬引き下げ競争激化

昔あった牛丼の値下げ競争を思い出すのは不適当ですが、現在信託報酬の値下げを競っているインデックスファンドシリーズがあります。我が家が積み立てているeMAXIS Slimシリーズもその1つです。安いものは0.2%以下です。信託報酬だけを見るとセゾンVGBFは割高ですね。

中野社長のインタビュー記事

セゾン投信の中野社長のインタビュー記事(2010年1月)を見つけました。考え方に賛同する人は応援したくなり、しない人は離れていくと思いました。(引用:セゾン投信の評価・評判~FPの辛口な口コミ~

この中で中野社長は信託報酬についてこう語っています。

STAMシリーズやイーマクシスは、完全にコスト競争に入っていますね。
(中略)
ただ、セゾン投信は、STAMシリーズやイーマクシスと同じ立ち位置にいないんですよ。
セゾン投信は、20年、30年を見据えて形作られている投資信託なのです。

投資信託の低コスト競争をすれば、その先はどうなるかご存知ですか?
手数料を下げるだけ下げて、お客様を集めても、手数料の下げ過ぎで投資信託の運用が成り立たなくなったら運用を終了してしまう可能性もあります。

引用:特集!セゾン投信にインタビュー取材 ~低コスト競争について~

またこうも言っています。

ひとりひとりの気持ちを本気で受け止めていますので、50年、100年運用していくためには、コスト競争はしていられません。正直、今のセゾン投信のコストは 安いとは思っていません。
今は、少し投資家の方に我慢していただいているところはありますが、
セゾン投信がさらに成長していけば、コストを下げることを含め、どんどん還元していきたいと思っています。
そして、20年、30年後には、どの証券会社も真似できないような投資信託に成長していると思います。

引用:特集!セゾン投信にインタビュー取材 ~低コスト競争について~

中野社長はセゾン投信の顔であり自社のファンドを薦めるセールスマンなので、そこは割り引いてとらえましょう。

でも、中野社長の取り組み姿勢は評価しますし、セゾン投信が「投資信託」という金融商品に与えた影響はとてつもなく大きいと思います。

信託報酬だけでは決まらない

信託報酬は安ければ安い方がいいです。例えば、eMAXIS バランス(8資産均等型)とeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の投資先は同じで、Slimシリーズは収益を無視してでも低コスト競争に勝つことを目標にしていますから、これから投資するならSlimシリーズしかないでしょう。

投資信託名 信託報酬
eMAXIS バランス(8資産均等型) 0.54%
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 0.21%

でもセゾンVGBFと同じ投資先のものはSlimシリーズにはありませんし、信託報酬だけでは比較できません。

おそらく、ある程度の期間投資を行った結果のリターン(パフォーマンス)で判断するのがいいと思います。ではその判断はどれぐらいの期間で行うのが適当なの?それは人それぞれでしょうね。

セゾンVGBFの純資産総額が現在も増えているのはなぜ

信託報酬だけ見ればセゾンVGBFよりも0.1から0.3ポイント低く良質なインデックスファンドがあるにも関わらず、純資産総額が現在も増えています。

これはセゾンVGBFの運用レポートにあったグラフです。黄色の棒グラフが純資産総額です。

引用:セゾン投信

どうして順調に増えているのでしょうか。勝手に想像してみました。

  • セゾン投信とゆうちょの営業力が優れているから。
  • 信託報酬に敏感な投信ブロガーは顧客のごく一部に過ぎないから。
  • 「他の超低コストインデックスファンドを選択した方が得」という考えが広まっていないから。広まれば変わる。
  • ごく一般の顧客はインデックス投資関係のブログなんか読まないから。
  • こういうものの変化には時間がかかるだけ。あと数年もしたらセゾンVGBFの純資産総額は下降の一途をたどりだす。

結論

僕の結論(考え)です。

  • 信託報酬は下げられるなら下げて欲しいけど、目指しているリスクとリターンを堅実に達成してくれれば気にしない。
  • 広い意味で、顧客との約束を果たしてもらえるならこれからも応援します。
  • セゾンVGBFはこれからも我が家の主力ファンドです。
  • ですが、セゾンVGBFのパフォーマンスについては都度確認して行きます。

中野社長の言っていること全てに賛成ではないですが、これからもセゾン投信に「信じて託し」ます。

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