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インデックス投資

悩んだ末にWealthNaviで積み立て始めました

投稿日:2018年1月5日 更新日:

WealthNavi(ウェルスナビ)は2016年7月に一般公開されたロボ・アドバイザーによる資産運用サービスです。最初敬遠していたのですが、悩んだ末に投資することにしました。ただし、他のインデックス投資とは異なるスタンスでです。

WealthNaviに限らずロボアドバイザーについて、多くの(ほとんどと言っていいかも)インデックス投資家が否定的なのは承知しています。にも関わらず、僕がどういう考えでWealthNaviを始めることにしたのかについてお話しします。

WealthNaviとは

一般的な解説は公式ホームページなどを見て頂くとして、僕の理解はこうです。

  • 日本円で入金したのをドルに替えて運用します。運用状況はドルと円の両方で表示されますが、円はその時の為替で円にした場合のものです。
  • アルゴリズムにより海外のETFを売買します。リスク許容度から選択した5種類のポートフォリオごとに、決められたルールで自動取引を行います。ファンドマネージャーのような人の判断は入りません。
  • 厳選した海外のETFを売買することで効率の良い運用が期待できます。
  • 実質2万円からの積み立て投資に対応しています。
  • リバランス、米国の税金の最適化、配当金の再投資などめんどくさいことを自動でこなしてくれます。
  • 手数料として資産額の1.08%(税込み)の月割分が毎月引き落とされます。必要な手数料はこれだけです。
  • いつでも日本円で出金できます。出金に手数料はかかりません。

以下、もう少し噛み砕いてみます。

運用はドルで行われます

日本円を口座に入金して残高が約2万円以上になると夜中にドルに替えて自動で売買が行われます。運用状況はドル建て、円建ての両方で見ることができますが、円建てで見る場合は為替の影響を受けます。為替は日々変動を繰り返すので出金する時まで気にしない方がいいと思います。その意味で、運用状況(成績)はドル建てでのみ評価するのがいいでしょう。

売買するのは海外ETFです

WealthNaviは厳選された海外ETF(米国に上場しているもの)を売買します。投資マニアの方には気に入らない銘柄もあるでしょうが、そもそもそういう方はWealthNaviを利用しないと思います。海外ETFで資産運用する仕組みを手数料1.08%ポッキリのパッケージで提供し、誰もが気軽に利用できるにようにしたことは画期的です。

手数料1.08%は高すぎる、自分で海外ETFを売買すれば良いという考えは一般人には敷居が高過ぎます。

ポートフォリオは5種類しかありません

リスク許容度に合わせて5種類のポートフォリオから1つを選択します。5段階のリスク許容度を決めれば、それに応じて自動的にポートフォリオが構成されます。リスク許容度が上がれば期待されるリターンも上がります。

引用:WalthNaviの資産運用アルゴリズム

リスク許容度の診断は簡単な質問に答えることで行えますが、最後は自己責任で決めることになりますから、実際にはどの程度のリスクなのか納得(判断)できるようにしたいものです。

引用:WalthNaviの資産運用アルゴリズム

リスク許容度の変更は運用途中でも自由にできますが、変更の際にはパフォーマンスが落ちることがあるので頻繁に行わない方がいいようです。

海外ETFを少額から売買できます

積み立ては1万円からできるのですが、円口座の残高が約2万円を超えないとETFの追加購入が行われないため、ここでは実質2万円からの積み立てと表現しています。積み立て設定すると指定した銀行口座から無料で引き落とされます。一般的なファンドの積み立てと変わりません。

リバランスは自動で行われます

年に2回自動でリバランスされます。投資者は何もする必要はありません。

配当金の再投資も自動で行われます

ポートフォリオに組み込んでいるETFの銘柄によって異なりますが、定期的に配当金が出ます。それらは円口座に入ります。積み立てをしていればそのタイミングで自動的に再投資されます。積み立てしていない場合は円口座の残高が約2万円を超えると自動的に再投資されます。そのため投資者は何もしなくてOKです。

米国の税金の最適が自動で行われます

何度公式ホームページの説明を読んでも理解できないのですが、米国の税金を低減化する取引をアルゴリズムが自動で行うそうです。その効果がどれほどなのかも分かりませんでした。

総じて、海外ETFに投資する際のめんどくさいことを全て自動で行ってくれると理解しています。

出金はいつでも手数料無料でできます

いつでも必要な金額を出金依頼でき、その日の夜中にETFが売却され、その後4日程度で円口座に入金されます。特定口座(源泉あり)なら20.315%が源泉徴収されます。流動性は十分高いと言えるでしょう。

手数料は1.08%ポッキリ

ポートフォリオを構成する海外ETFもインデックスファンドの信託報酬料が0.11から0.14%かかりますが、これは手数料には含まれません。(これはごく自然なことです。)1.08%の手数料は資産総額に対してかかり、毎月円口座から引き落とされます。

この1.08%をどう評価するかは難しいところだと思います。

手数料1.08%の評価

WealthNaviはアルゴリズムと金融APIにより自動で取引を行っていますが、次の手数料は必ず発生します。

  • 円をドルに替える際の為替手数料。
  • 資金追加時のETFの売買手数料。
  • 年2回のリバランス時にかかるETFの売買手数料。
  • ETFの配当金を円に替える際の為替手数料。
  • 米国の税金を低減化する自動売買の手数料。
  • 出金時のETFの売買手数料及びドルを円に替える際の為替手数料。

これらをウェルスナビ株式会社が負担します。手数料は取引回数には関係なく、総資産の1.08%だというのが特徴です。

よって総資産額が少なく、少額を積み立てている場合は1.08%の手数料は安いと言えるはずです。(ウェルスナビ株式会社にとって割に合わない顧客。)また、一般人はめんどくさいことをしたがらないので、誰もが気軽に簡単に海外ETFを使った資産運用に参加できるようにした意義は大きいと思います。

総資産額に連動

総資産額が増えると手数料額も増えるのは、頭で分かってはいても実際の金額を目にすると負担は小さくないと感じます。

総資産額 手数料(年額)
100万円 10,800円
200万円 21,600円
300万円 32,400円
400万円 43,200円
500万円 54,000円
600万円 64,800円
700万円 75,600円
800万円 86,400円
900万円 97,200円
1,000万円 108,000円

でも、信託報酬手数料が0.5%程度のインデックスファンドを保有されている方は普通にいますが、その方たちはみな年間上記の半分の手数料を保有資産から払っています。別の見方をするとアクティブファンドには1%を超える信託報酬手数料を取るものが普通にあります。

手数料は安い方がいいに越したことはありませんが、その理由は「高額な手数料はパフォーマンスを悪化させるから」です。ではその手数料を支払って余りある高いパフォーマンスを達成できればいいわけですね。

長期割が導入されます

これはWelathNavi無印だけの特典です。僕は本家を応援したくてどこかの証券会社や銀行とつるんでいない無印で口座開設したのでした。

2018年1月以降、判定日に長期割入金額(※1)が50万円以上となった月を「基準月」とし、基準月を含めて6カ月の期間(「判定期間」といいます。)において出金がない場合、当該判定期間の最終月の翌月を含めて6カ月の期間(「適用期間」といいます。)の手数料を割り引きます。当該適用期間の最終月の翌月の判定日において、改めて「基準月」となるかを判定し、以後同様に判定と割引の適用を実施して、下限となる0.90%まで段階的に手数料を割り引きます。

引用:WealthNavi

出金しなければ6ヶ月ごとに割引します、下限は0.90%です、ということですね。

割引幅は小さいです。

引用:WealthNavi

200万円以上入金している場合、出金しないことが条件ですが、6ヶ月ごとに0.02%割引になるので、下限の0.90%になるのに2年半かかりますね。でも長期投資する人を優遇するという趣旨にあっているので納得できます。

無印でない方は仲介手数料を取られるので、この新サービスは無印専用であっても合理性はあります。でも日本の商慣習からは外れているとも思いますが、そこは柴山CEOの意地でしょうか。

試してみないと分からない

WealthNaviは一般公開されてからまだ1年半の新しいサービスです。最近の株高の影響もあってか56,000口座、預かり資産総額は400億円を超えています。あのセゾン投信は10年かかって12万口座、純資産総額2,000億円まで増やしたそうですから、1年半で56,000口座、預かり資産総額は400億円というのは、ネット上での宣伝広告が投資信託とは異次元に多いことを考慮しても、驚異的です。(でも顧客層は随分異なるのではないかと思っています。)

批判は誰にでもできますが、運用の実際は現実に試してみないと分からないと思い、積み立てを開始することに決めました。資産総額が少なく積み立てをしている期間は手数料は割高だとは思わないので、期待しているパフォーマンスを出してくれれば良いと考えました。

初期投資10万円、毎月5万円を積み立て

WealthNaviは当初初期投資100万円からという敷居の高いものでした。約1年後に30万円に引き下げられ、その後はキャンペーンと称して現在10万円になっています。それで僕は10万円を入金して運用を開始、積み立て設定は5万円にしました。

リスク許容度は他のインデックス投資の内容も考慮した上で5にしました。

WealthNaviはホールドしません(たぶん)

僕は結い2101を除いて他のファンドはバイ&ホールドで積み立てしなくなっても必要な金額だけ取り崩すつもりでいます。が、このWealthNaviはそもそもホールドする気がありません。

  • ホールド=積み立てしないということは毎月必ず発生していた、ウェルスナビ株式会社が負担する売買手数料がない訳で、相対的に1.08%の手数料が高く感じるようになります。(長期割があってもです。)
  • 試してみたくて始めましたが、ホールドして1.08%の手数料を払うだけのパフォーマンスを維持できるかどうかについては懐疑的です。(それでも試してみたかったのです。試さないと分からないから。)

全てはリターンで決まる、でしょ

WealthNaviはUIが秀逸かつ透明性の高い方法で運用状況を公開しています。ここは高く評価していいと思います。

結局のところ投資する理由はリスク相応のリターンを期待してでしょうから、全てはリターンで決まると言っていいですよね。違いますかね。僕は現時点ではWealthNaviを10年程度積み立てたいと思っています。10年間続けられるかどうかは運用状況次第です。すごく楽しみにしています。実際に積み立てている人にしか味わえない楽しみです。

端株取引について

初期投資10万円でWealthNaviを始められるのは端株取引に対応したからだそうです。では積み立てなどで円口座の残高が約2万円を超えた時にも端株取引を行うことでポートフォリオの各銘柄の比率を保ってくれるのでしょうか。WealthNaviのホームページを見ても分からなかったので質問してみました。24時間以内に回答してもらえました。

追加投資(積立も含む)の際は、ご入金金額を考慮のうえ、購入後のお客様のポートフォリオが、なるべく最適な割合に近づくように、銘柄や数量を計算してETFの購入を行っております。

購入にまわらなかった金額については現金部分として保持し、さらなる追加入金により現金部分が2万円以上(目安)となった場合に自動で追加投資を行います。

ということで残念ながら端株取引ではないそうです。その理由はシステム上の制約なのかコストなのか(後者のような気がしますが)は不明です。将来、端株取引の対象が拡大されるといいですね。


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