バランスファンドは本当にどんぐりの背比べなのか

eMAXISバランス(8資産均等型)を低く評価する人がいるという記事から、こちらの記事にたどり着きました。その記事では次の3つのバランスファンドを比較しているのですが、基準価額の変化(を正規化した)グラフからは「どんぐりの背比べ」であるとしています。

  • eMAXISバランス(8資産均等型)
  • セゾンVGBF
  • 世界経済インデックスファンド

僕も自分で確認してみようと思い、モーニングスターから基準価額のデータをダウンロードしてグラフにしてみたところ、どんぐりの背比べとは言えない結果になりました。

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比較対象に選んだバランスファンド4銘柄

eMAXISバランス(8資産均等型)を比較対象にしたかったので、これよりも以前に設定されたものを選びました。

  • eMAXISバランス(8資産均等型)
  • セゾンVGBF
  • 世界経済インデックスファンド
  • SBI資産設計オープン(資産成長型)

お目当てはeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)なんですが、これは昨年設定されたばかりなのでSlimじゃない方を使います。

それなりに違いがあります

モーニングスターでダウンロードできるeMAXISバランス(8資産均等型)の日次の基準価額データは2011年10月31日が最古なので、他のバランスファンドもそれに合わせました。そして、その日の基準価額からの変化率をグラフにしました。設定日が異なるファンドの成績を比較するのはこれでいいと思うのですが、間違っていましたら教えて頂けると幸いです。

上げ下げの傾向は似ているものの、途中で埋まらない差が生じてしまっています。ある時点の基準価額を基準に(そこからの変化率に)仕切り直せばどんぐりの背比べになるかも知れませんが、この比較方法だと無視できない差ができています。

このグラフからは、eMAXISバランス(8資産均等型)とセゾンVGBFは互角、ここ数年ではSBI資産設計オープン(資産成長型)は数%優る、世界経済インデックスファンドは10%近く劣るとの印象です。

この世界経済インデックスファンドが他より劣っていた理由をコメント欄で教えて頂けるとうれしいです。

似てるけど違うバランスファンド

投資先が違えば成績も違うわけで、投資先の組み合わせにそれなりの違いがあれば運用成績に差が出るのは当然でしょう。また、長い期間で見ると「積み重ね」になるので差が広がってしまうこともあるでしょう。

eMAXISバランス(8資産均等型)

8つのアセットクラスに均等に投資します。

引用:目論見書

株式と債券の比率は共に37.5%です。

この「均等」の仕方に賛同できない人がこのインデックスファンドを低く評価する、悪く言う、または馬鹿にしているのが散見されますが、一方で高く評価する著名な投信ブロガーの方もいます。我が家はこれのSlimな方を積み立てています。

セゾンVGBF

投資比率は時価総額を勘案して決めます。

引用:目論見書

株式と債券が50%ずつです。

でももうどうでもいいです。

2017年9月末から11月に登場した楽天・バンガード・ファンドは、まだ運用が始まったばかりであるにも関わらず著名な投信ブロガーから絶賛される...

世界経済インデックスファンド

投資比率は各地域のGDP(国内総生産)の比率を勘案して決めます。

引用:目論見書

これも株式と債券が50%ずつです。

SBI資産設計オープン(資産成長型)

6資産をこの比率に分けて投資します。

引用:目論見書

株式と債券の比率は共に40%です。

きっと同じ結果にはならない

これだけ投資先に違いがあるのですから同じ結果にはならなくて当然だと思いました。が、広い目で見ればどのバランスファンドも似たようなリスクで似たようなリターンが期待できるとも言えるでしょう。

含み益は平均取得価格と現在の基準価額との差×保有口数で決まるので、購入のタイミングによっても結果は変わります。

次はSBI資産設計オープン(資産成長型)に5年前から毎月5万円積み立てた場合のシミュレーション結果です。元本300万円が361万円になりました。

引用:モーニングスター

次は世界経済インデックスファンドに5年前から毎月5万円積み立てた場合のシミュレーション結果です。元本300万円が359.01万円になりました。

引用:モーニングスター

現在の含み益だけを見るとほぼ同じですが、途中経過は大きく違います。とても不思議です。この結果からもインデックスファンドは長期投資向き、積立投資が有利と言えると思います。

 自己責任で好きにしましょう

結局最後は自己責任で選択するのですから、他人の批判は気にしないで好きにしましょう。バランスファンドの各アセットクラスへの投資比率に正解はなく、ここで取り上げた4銘柄のうちどれが一番優秀かというのが分かるのにあと数10年はかかると思います。それでもその結果は過去に対してのものであり、未来にも適用できる保証はありません。

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