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SBI証券の投信マイレージポイントを信託報酬から差し引いて考えるのはおかしいと思います

投稿日:2018年2月3日 更新日:

SBI証券には保有している投資信託によってSBIポイントを付与してくれる投信マイレージサービスがあります。

投信マイレージサービスは、投資信託の月間平均保有額に応じてSBIポイントが貯まるポイントプログラムです。投資信託を売買された月もSBIポイントを獲得いただけ、貯まったSBIポイントは「現金」「他のポイント」「商品」に交換できます!
例えば現金に交換すると、実質的に投資信託保有コストの削減ができます。(SBI証券で獲得した「SBIポイント」を、「現金」や、「他のポイント」、「商品」などに交換するは、あらかじめ「SBIポイント」のご利用開始のお手続きが必要となります。)

引用:SBI証券

ローコスト投資信託はポイント付与率が下がります。これは理解できますね。

引用:SBI証券

例えばeMAXIS バランス(8資産均等型)は「通常銘柄」ですが、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は「当社指定銘柄Ⅰ」です。

SBIポイントで信託報酬率が実質下がるとすることへの違和感

投信マイレージサービスでSBIポイントがもらえるのは間違いなく良いことですし、SBI証券は頑張っていると思います。このサービスも他社との競争の結果現在の姿になっていることも理解しています。楽天証券も仕組みは違いますが同様のサービスを実施していてSBI証券としのぎを削っています。僕はどちらも高く評価しています。

僕が違和感を覚えるのは受益者側の捉え方です。投信ブログに「信託報酬率は高いけどSBIポイントがもらえるので実質の信託報酬率は・・・」という意味の記述を見るたびに本当かなぁと思っていました。SBIポイントをもらうのと信託報酬率が下がることは等価ではないと思うからです。

信託報酬=コストは日割り計算で毎日保有資産から引かれます。SBIポイントをもらいそれを現金化したとしても、それで手元にある現金と投資信託の保有資産から消えた相当額は等価ではありません。何故なら手元にある現金はSBI証券で計算されて発生しポイントとして付与され受益者が現金化し手元に来るまで全く利を産まないのに対し、投資信託の保有資産から消えた相当額は消えなければ基準価額の上昇に伴って利を生むことができるからです。

エクセル作ったので遊んで下さい

このエクセルはこちら( 投信マイレージポイント)です。

次はコストが0.50%の投資信託①を1000万円保有しているのでSBIポイントが0.20%もらえます、それとコストが0.35%でSBIポイントが0.05%もらえる投資信託②を比較したものです。どちらの投資信託も期待リターンは年率4.00%です。もらったSBIポイントは投資信託に再投資していません。

この条件は比較のための架空の例です。投資信託①も②もコストからSBIポイント付与率を引くと0.30%になりますが、コストの差がリターンを蝕むため保有資産の評価額の差が保有期間に応じて開きます。この計算は年利4.00%の複利の円定期のような理想的な状態で行っているので当然そうなります。(現実の投資信託では絶対このようには行きません。)

次はもう少し控えめな例です。

結局のところ信託報酬=コストの影響が大きいことを再認識するだけかも知れませんね。

実質という言葉に注意

携帯電話サービスの販売モデルで使われる「実質」という言葉は大いに誤解を与えていると思います。同様に、投信マイレージサービスなどで付与されるポイント分を信託報酬から差し引いて「実質」と表現される場合は注意が必要です。その2つは等価ではないからです。

このことも含めて、投資判断は自己責任で行うもので、それゆえ自分で納得できるように情報を入手・咀嚼する必要がありますね、というお話でした。

 

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