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eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの実力を確認しました:噂通りです

投稿日:2018年2月22日 更新日:

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの実績を、競合となり得る低コストインデックスファンドと比較しました。登場頂くのはeMAXIS Slim 先進国株式を含む4本です。比較のためeMAXIS Slim 先進国株式よりも設定日が古く、かつ、信託報酬が税抜き0.2%以下のものを選びました。トータルコスト(信託報酬+隠れコスト)はたわら男爵様のブログ記事からの引用です。

商品名 信託報酬+隠れコスト(税込み)
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 0.21226%(推定)
たわらノーロード先進国株式 0.254%
iFree 外国株式インデックス 0.2742%
ニッセイ外国株式インデックス 0.30412%

出典:40代でアーリーリタイアしたおっさんがたわら先進国株でベンツを買うブログ

これら4本のインデックスファンドはMSCIコクサイをベンチマークにしていますので、フェアな比較ができると思います。逆に言うと、競合する商品より悪い結果が出た場合に言い訳しにくいです。何しろベンチマークを忠実にトレースする運用が求められているわけですから。

なお、次の低コストインデックスファンドはeMAXIS Slim 先進国株式よりも設定日が後なので対象外となりました。

  • i-SMT グローバル株式インデックス(設定日:2017年11月24日)
  • Smart-i 先進国株式インデックス(設定日:2017年8月29日)

比較方法

基準価額の日次データをモーニングスターからダウンロードして比較します。ひとつはリターンの差、もうひとつはリスクの差です。

リターンは比較開始日を0とした騰落率の差を見ます。eMAXIS Slim 先進国株式の設定日は2017年2月27日ですが、設定日からだと不適切な評価になることが経験上分かっているので比較開始日は2017年3月1日としています。

リスクはリターンの変動率(標準偏差)を21営業日(月次相当)で算出したものを年率換算しています。

なおグラフはクリックすると拡大版が表示されます。

リターン概要

4本まとめてプロットしています。

紫色(ニッセイ外国株式)を最後にプロットしているためほぼ紫色、目を凝らすとところどころ違う色があるかな程度です。これだけだと有意差なんてないですね、と結論付けてしまいそうですが、実はそんなことはありません。

リスク概要

リスクも4本まとめてプロットしています。右端が空いているのは21営業日で見ているためです。

リスクはリターンよりも差がありそうな雰囲気ですね。拡大すると実感できます。

eMAXIS Slim 先進国株式 vs たわら先進国株式

ここからは1対1で比較します。まずは運用が優秀だと言われている(僕もそう評価している)たわら先進国株式です。リターンの差を見ます。

緑のラインは赤のラインとほぼ重なっています。青のラインはリターンの差で、細かい変動とうねりがありますが、eMAXIS Slim 先進国株式の運用開始後11ヶ月で0.05%ポイント程度の差が生じています。これはeMAXIS Slim 先進国株式がたわら先進国株式よりもリターンが高いことを示しています。その差は運用コスト(信託報酬+隠れコスト)です。

次にリスクの差を見ます。

リスクはリターンの変動率なので、この比較ではリターンの高い商品の方が低い商品よりも相対的にリスクは大きくなります。ただし、このリスクの差は取るに足りないものという気がします。同じベンチマークで十分優秀と言える運用をしても誤差はゼロにはならないので、基準価額のデータから計算すると差は出てしまいます。誤差とすべきものを取り上げて評価するのは的外れです。

なお、たわら先進国株式のトラッキングエラーについて次の記事で分析しています。

eMAXIS Slim 先進国株式 vs iFree 外国株式

iFree 外国株式のトラッキングエラーを分析した経験から、運用は十分優秀だと思われます。

大きなヒゲが1本ありますがそういうこともあるでしょう。僕が理解できないのは11月下旬からリターンの差が減少に転じていることです。同じベンチマークを忠実にトレースしている場合、リターンの差を生むのは運用コストだという説明を通しにくい現象です。他にも要因があるのでしょうか。実は詳細が公開されていない隠れコストの変化によるものなのでしょうか。

次はリスクの差です。

リターンの差で見たヒゲの影響を受けていますが、気にするほどの差はないと思います。

eMAXIS Slim 先進国株式 vs ニッセイ外国株式

運用に問題があるのでは?と言われているニッセイ外国株式との比較です。次の記事でトラッキングエラーを分析しています。

おや、暴れていますね。同じ指数をベンチマークにしている他の商品とこのような差が出るということは、やはり運用に問題があるということでしょう。

リターンが暴れるとリスクは大きくなります。

ニッセイ外国株式は高い人気を誇っています。

  • Fund of the Year 2014 第1位
  • Fund of the Year 2015 第1位
  • Fund of the Year 2016 第1位
  • Fund of the Year 2017 第2位

Fund of the Year 2016まではともかく、Fund of the Year 2017でも第2位だったのに僕はびっくりしました。ニッセイ外国株式が2016年11月10日に下方乖離を起こしたことは広く知られていたからです。投信ブロガーの投票で決まるイベントなので、そのことを知らないとは思えないのですが、気にならないのでしょうか。

結論:先進国株式はeMAXIS Slimをおすすめします

僕はeMAXIS Slim 先進国株式インデックスが好きで投資しています。なのでバイアスがかかった意見になりますが、今回の分析でも問題は見当たりませんでした。

信託報酬は現在驚異の税込み0.1095%、隠れコストを含むトータルコストは推定税込み0.21226%です。そしてSlimシリーズは競合商品の信託報酬引き下げに追随すると宣言しそれを実行し続けています。そのため安心して選択できます。より信託報酬が低い商品の登場を心配する必要がなく、逆にそれによって自動的に信託報酬が下がるからです。

そのため、これから先進国株式に投資するならeMAXIS Slim 先進国株式インデックスをおすすめします。

なお、iFree 外国株式との比較には謎が残りました。今後も定期的に実績比較を行うつもりです。

今日は猫の日です

僕の卓上カレンダーはダヤン物なので「猫会議」と書いてあります。我が家の猫様に普段よりも過剰な愛情を注いでトロトロに溶かしてあげるつもりです。

 

 

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