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eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの満1歳を祝います

投稿日:2018年3月21日 更新日:

eMAXIS Slim先進国株式インデックスの設定日は2017年2月28日でしたので、満1歳を過ぎました。この機会に実績と人気を振り返ります。比較するのはeMAXIS先進国株式だけです。

信託報酬税込み0.216%で登場

同じマザーファンドを買うeMAXIS先進国株式の信託報酬が税込み0.648%もするのに、スリム版は税込み0.216%でした。Slimシリーズをローコスト化、しかも業界最安値を目指すとしたのに対し、スリムでない方はそのままだったのでスリムでない方の受益者からは恨み節が聞かれました。気持ちは分かりますが、それも自己責任の範囲です。

Slimシリーズを歓迎する声と共に、業界最安値を目指すと言いつつも競合するインデックスファンドと同率の信託報酬に設定していたためセコいと評されたようです。

有言実行で人気を獲得

競合するインデックスファンドに対抗して信託報酬を引き下げました。「業界最安値を目指す」と宣言したのを実行したわけです。

年月日 信託報酬率(税抜き) 信託報酬(税込み)
2017年2月27日(設定日) 0.20% 0.216%
2017年10月2日 0.19% 0.2052%
2017年11月10日 0.189% 0.20412%
2018年1月30日 0.1095% 0.11826%

たとえベンチマークが異なっていても(三菱UFJ国際投信が競合と見なすと)信託報酬を引き下げたことは高く評価されたようです。そして3回目の引き下げは過去2回とは違って異次元のものだったので業界に衝撃を与えたはずです。多くの投信ブロガーが狂喜乱舞しました。

リターンを比較

設定日直後を避けて3月6日から今年の3月8日までで比較しました。

赤のラインがスリムのリターンの騰落率、緑のラインがスリムでない方です。途中から赤のラインが上側にあるのが分かります。リターンが良いからです。

リターン比較

青のラインはリターンの差です。次はリターンの差を年率換算で求めたものです。

リターンの差を年率換算で求めたもの

この計算は安定(収束)するのに時間を要するようで、この1年間ではまだゆらいでいますが、0.50%から0.55%の間に収束すると思われます。単純なリターンの差の1年分もそれぐらいでしょう。トータルコストの差は推定税込み0.52ポイント(ただし1月30日以降の値)なので、ほぼ期待通りだと思います。

これまでのところ乖離も認識されておらず、運用はスリムでない方同様安心できます。

人気を比較

総口数を見ると人気が分かります。人気があればあるほど速いペースで増え、なければ低迷します。一時期人気があっても人気を失うと総口数は減少します。純資産総額と違って基準価額の影響を受けないので人気を見るのに適しています。

次は総口数の変化をそのままプロットしたものです。緑のラインはスリム、赤のラインはスリムでない方です。スリムでない方はスリムの登場前から減少の一途ですね。売却組がそれなりにいるということです。

総口数の変化をそのままプロットしたもの

次は設定日を同じにしてそこからの総口数の変化をプロットしたものです。グラフの変化は同じ時期に起きたものではないことに注意して下さい。

設定日を同じにしてそこからの総口数の変化をプロットしたもの

設定直後、スリムはスリムでない方のような人気を獲得できなかった(相対的にですが)ことが分かります。スリムは3回目の異次元の信託報酬引き下げ後に急角度で総口数を増やしています。

上で見た赤のラインはスリムでない方の設定直後のものでした。では直近はどうでしょうか。次は比較開始日からの総口数の変化をプロットしたものです。

比較開始日からの総口数の変化をプロットしたもの

含み益が大きいためスリムに乗り換えできないとしても新規投資はスリムにするのが賢明です。よってスリムでない方が総口数を減らすのは理解できます。

が、スリムでない方も別の販路で別の客層にそれなりの口数が販売されていると思います。それでも右肩下がりで推移するだけの売却組がいるということでしょう。

先進国株式系はスリム一択

先進国株式系インデックスファンドはたくさんありますが、スリムが最良の選択だと思います。

僕も実際に投資することで応援しています。現在元本が53万円程度で毎月の積立額は1万円ですが時々スポット購入しています。我が家の貯金箱です。たとえば東京ガスのパッチョポイントが3,500円分になった時にスポット購入しています。

また、株価下落によるタイムセール開催時にもスポット購入しています。

スリム以外の販売状況が気になります

僕らがスリム先進国株式の超ローコストの恩恵を受けられるのは、三菱UFJ国際投信がスリム以外のシリーズで利益を上げるというビジネスモデルのためです。同じマザーファンドから購入する同一構成のインデックスファンドを3シリーズで展開しています。(シリーズによりラインアップが異なります。)

スリムシリーズの受益者が今後もスリムシリーズの最大のメリットである「信託報酬業界最安を目指す」を享受し続けるには、三菱UFJ国際投信が他の2つのシリーズでしっかりと利益を上げることが必要です。

預貯金率が異様に高い日本では各種優遇制度の整備もあって投資信託の販売数の伸びが期待できます。おそらく三菱UFJ国際投信は業界の覇者となるべく生き残りをかけた戦略に出たのだと思います。ネット証券でスリムシリーズを購入する受益者の一人として、他のシリーズを他の販路で購入し利益を確保するビジネスモデルの成功を願っています。

 

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