2018年3月の株価下落時にも継続して積み立てできたでしょうか。バーゲンセールと見なして追加購入する人もいれば、我慢できずに売却してしまった残念な人もいることでしょう。
次の記事で2018年2月の株価下落で総口数がどう変化したか調べました。
2018年3月はどうだったでしょうか。
対象インデックスファンド
今回登場頂くのは次の9本です。少し銘柄を入れ替えました。
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- たわらノーロード先進国株式
- iFree 外国株式インデックス
- ニッセイ外国株式インデックス
- 楽天・全世界株式インデックス
- 楽天・全米株式インデックス
- たわらノーロードNYダウ
- iFree NYダウ
- iFree S&P500
Fund of the Year 2017に上位入賞した人気インデックスファンドも含まれています。
全体
次のグラフは3月1日を基準にして、その時点の総口数からの増減をプロットしたものです。比較最終日は4月6日です。縦軸は割合ではなくてグラフの左端を0とした総口数の増減であることにも注意して下さい。また、非営業日はデータがありませんが、横軸上には非営業日も存在しています。
ラインを上から見ていきます。
- 紫はニッセイ外国株式です。高い増加率を維持しています。eMAXIS Slim 先進国株式と比べると少し勢いが落ち気味でしょうか。でもニッセイ外国株式は強いですね。
- 赤はeMAXIS Slim 先進国株式です。人気があると言ってもニッセイ外国株式といい勝負だと分かります。
- 濃い水色は楽天全米株式です。落ち込むことなく伸ばしています。
- 濃い黄色は楽天全世界株式です。落ち込むことなく伸ばしています。
- ここまでの4本は絶好調です。株価下落の影響を感じません。
- 緑はたわら先進国株式です。減少も見られますが踏ん張っている印象です。
- 黒はiFree S&P500です。それなりの人気があるようです。
- ピンクはiFree NYダウです。伸び悩んでいます。
- 残りの2本はiFree 外国株式、たわらNYダウです。変化は拡大版グラフでご覧下さい。
株価下落で総口数を減らしたファンドが少ないですね。慌てて売却する人は2月の株価下落時に退席済みということでしょうか。
iFree S&P500、iFree NYダウ、iFree 外国株式、たわらNYダウ
- 紫はiFree S&P500です。1ヶ月ちょっとで5億口増やしているので十分人気があると言えます。
- 青はiFree NYダウです。S&P500よりも人気がないのですが、少し減少も見られます。
- 赤のiFree 外国株式と緑のたわらNYダウはもうダメでしょう。
結論
人気が高いインデックスファンドについては3月の株価下落の影響を感じませんでした。何事もなかったかのように総口数を増やしています。一方、人気のないインデックスファンドは総口数の伸びの低さが顕著です。受益者は自分が投資しているインデックスファンドの純資産総額を確認してその将来性を確認した方がいいですね。人気のないものは待っていても人気を獲得するのは難しいと思います。純資産総額が少ないと早期償還のリスクがあるので注意が必要です。