先進国株式 vs 全世界株式(除く日本) vs 全世界株式(日本含む)【後編】

これは次の記事の続きです。

インデックス投資において集中 vs 分散にはいろんな程度があります。良くあるパターンを集中の度合いが高い順に並べるとこんな感じです。 ...

前編で見たリターンは比較期間の最初に一括投資した場合のものでした。投信ブログ含めてリターンを比較する場合、単に基準価額の騰落率を切り出しているならそれは一括投資でしか得られないものです。

基準価額の騰落率のグラフは良く見ると思います。インデックスファンドのパフォーマンスを比較するのに、ある日の基準価額からの変動率をプロットした...

現実的には大半の人は一括投資ではなくて積み立て投資を選択するでしょうから、期待リターンは積み立て投資した場合で見た方が良いと思います。

後編では先進国株式、全世界株式(除く日本)、全世界株式(日本含む)の積み立て投資のパフォーマンスを比較しました。

広告
広告

比較方法

毎月初に5万円積み立てた時の評価額の変化を比較します。このシミュレーションでは毎月初営業日の基準価額で約定したものとしています。なお比較対象の3本のインデックスファンドの基準価額データの由来については前編をご覧下さい。

7年前から積み立てていた場合

7年前から積み立てていた場合

年率リターンは一括投資の際の45%程度に下がります。そして先進国株式と他の2本の差が縮まります。興味深いのは、一括投資だと開いたままだったリターンの差が積み立て投資だと縮まることがある点です。

次は前編に登場したグラフです。

7年前に一括投資した場合

一括投資との違いを実感できると思います。

5年前から積み立てていた場合

5年前から積み立てていた場合

ほとんど差がありません。一括投資だと先進国株式が頭ひとつ抜けていました。積み立て投資(ドルコスト平均法)を馬鹿にしたり単なる気休めに過ぎないという人が多いですが、この効果は評価されていいと思います。

3年前から積み立てていた場合

3年前から積み立てていた場合

先進国株式のみより新興国株式を混ぜた方がわずかながら有利です。

1年前から積み立てていた場合

1年前から積み立てていた場合

2月からの株価下落によりそれまでの含み益が無くなり含み損になっています。でも一括投資の場合より差が小さい印象です。

次は前編に登場したグラフです。

1年前に一括投資した場合

結論:積み立て投資なら先進国株式の圧勝ではない

基準価額の騰落率のグラフ=一括投資でしか得られないリターンのグラフで先進国株式が圧勝しているのを見ると、新興国株式や国内株式を混ぜる必要はないと思っても不思議ではありません。しかし、積み立て投資だとリターンの差が縮まったり逆転したりします。それでも集中投資で良いならば先進国株式のみにすればいいし、分散させた方が良いと信じる人は新興国株式や国内株式を混ぜれば良いと思います。

ただし、実際に投資するインデックスファンドの選択には課題があります。先進国株式のみならeMAXIS Slim 先進国株式インデックス一択ですが、全世界株式(除く日本)に該当するeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)は信託報酬率にわずかながら不満があります。将来の値下げに期待します。

問題なのがeMAXIS Slim 全世界株式(日本含む)が存在せず、三菱UFJ国際投信が設定するつもりがないことです。eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)はこれを好きになれない人にとってはeMAXIS Slim 全世界株式(日本含む)の代わりにはなり得ません。

楽天全世界株式はトータルコストに不安があります。

興味があるのでネタにすることが多くなった楽天全世界株式ですが、本家VTと比較してどうなのか気になって熟睡できなくなってしまいました。それはウ...

またそのファンドの組成上、三菱UFJ国際投信がeMAXIS Slim 全世界株式(日本含む)を本気で作った場合のトータルコストにはかなわないと思われます。

楽天全世界株式と同じ指数をベンチマークにしているEXE-i つみたてグローバル(中小型含む)株式ファンドはSBI証券でしか買えません。

楽天全世界株式はFund of the Year 2017で1位になった人気の高いインデックスファンドで、純資産総額の増加率も高いです。バン...

こちらもファンドの組成上、三菱UFJ国際投信がeMAXIS Slim 全世界株式(日本含む)を本気で作った場合のトータルコストにはかなわないと思われます。

複数のインデックスファンドを組み合わせて自分で好きな比率にするのもいいのですが、できれば1本で完結できるとうれしいですよね。競争と変化が激しくなっている世界なので、そのうち希望をかなえてくれる商品が登場するかも知れません。

現在の結論です。僕はこのままeMAXIS Slim 先進国株式インデックスへの投資を継続します。

広告
広告
広告

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ
    にほんブログ村

フォローする