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楽天新興国株式のトータルコストを推測しました(1):予想通り高コストでした

投稿日:2018年4月23日 更新日:

このブログで楽天全世界株式と本家VT、楽天全米株式と本家VTIのリターン実績を比較しています。

これまで関心を持たなかった楽天新興国株式ですが、せっかくなので同じ比較をしました。お相手は本家VWOです。予想通り高コストでした。

なお、この記事は楽天新興国株式と本家VWOのどちらが良いかをテーマにしたものではありません。

おことわり

この記事にある比較は肝心なところが間違っている可能性があります。それらしい結果が得られているとは思うものの、期待を大きく超えるコストであるように見えるなど心配なことがあります。ここに書いてあることは一切保証できません。そのため実際の投資行動に影響を与える判断は自己責任でお願いします。

本家VWOのリターン実績

普段インデックスファンドの比較に使っているのは基準価額の日次データです。楽天新興国株式は本家VWOを買うだけのインデックスファンドですが、もちろん基準価額の日次データが存在します。一方本家VWOは米国ETFで、基準価額はあるにはありますがそのデータをダウンロードできそうにない(方法が分かりませんでした)こと、実際にはETF(株式)の取引価格でリターンが決まることから、次の方法で比較用の日次データを生成しました。

  • 米国Yahoo FinanceからVWOの取引価格の日次データをダウンロードします。
  • 円ドル換算のTTMと呼ばれているデータを三菱東京UFJ銀行のホームページからダウンロードします。
  • 日本の営業日の前日(なければさかのぼります)のVWOの取引価格(close)を営業日のTTMで円換算した価格を求めます。(比較するインデックスファンドの基準価額に相当します。)
  • 作業量の関係で2010年1月5日から2018年3月30日で生成しています。

これでいつもモーニングスターからダウンロードしている基準価額の日次データと同じ形式のcsvが作成できました。

楽天新興国株式が本家VWOを購入する実際の方法が分からないので、このデータとの絶対比較はできませんが、相対比較は可能だと思っています。

リターン比較

楽天新興国株式の設定日は2017年11月17日ですが、設定日直後は比較しない方が良いことが経験上分かっているので、12月1日を開始日としています。

リターン比較

赤のラインが楽天新興国株式、緑のラインがVWOです。最初は緑と赤の差がありませんが、途中から差が出ます。拡大版のグラフで見ると12月22日ぐらいだと分かります。米国の12月20日に配当金が出ているので、それを資産総額に組み入れたのではないかと想像されます。(だとすると期待通りでそれ自体は素晴らしいです。)

リターンの差

リターンの差を見るともっと良く分かります。楽天全世界株式 vs 本家VT、楽全米株式 vs 本家VTIにそっくりです。

リターンの差

赤の矢印がある2ヶ所で楽天新興国株式のリターンが増えています。どちらも米国で配当金が出た2日後なので、配当金を取り込んだ結果と見て間違いないでしょう。ETFを買うことで得られる配当金の扱いとしては申し分ないと思います。これは多くの受益者の期待通りと言えるでしょう。

青の矢印がある2ヶ所のヒゲですが、VWOの取引価格を円換算するのに使った為替レートと、楽天投信投資顧問が基準価額の算出に使った為替レートの差によるものではないでしょうか。無視していいと思います。(楽天全世界株式、楽全米株式にも同じヒゲがありました。)

VWOの配当金

VWOは年4回、3、6、9、12月に配当金を出すそうです。本家VWO(ETF)を購入した人が受け取る配当金は日本で20.315%課税された後です。それに対して楽天新興国株式は配当金を資産総額に取り込んでいると思われますが、日本で課税されるのは売却して現金化した時のはずです。課税を先延ばしすることで資産を有利に活用できます。

では赤の矢印がある2ヶ所のリターンの増加率は、VWOの配当金の率と比べて妥当でしょうか。これら2回の配当金の率とリターンの増加率はこうでした。

  • 12月の配当金は0.473%、リターンの増加率は0.420%。(配当金の88.7%)
  • 3月の配当金は0.194%、リターンの増加率は0.152%。(配当金の78.3%)

それらしい値ではあります。期待値は配当金から10%源泉徴収された残り90%がリターンに反映されることですが、為替の影響もあるし、これがその通りなのかどうかは分かりません。

コスト差

【お願い】ここに書いてあることをそのまま受け取って投資行動に反映しないで下さい。間違っていると大変なことになります。

リターンの差を示している青のラインは右肩下がりです。同じベンチマークを指数にしていてコストが異なるインデックスファンドを比較すると、リターンの差からコスト差を推測できます。

今回リターンを比較している相手は本家VWOの取引価格なので、リターンの差の解釈には注意が必要です。でも、本家VWOよりもコストが大きいことは確実です。

ちょっと強引ですが、2つの赤い矢印で挟まれた期間のリターンの減少率を1年に引き直すと何と0.624%にもなりました。割り引いて考えても0.57%にはなりそうです。でもそれってかなり大きな値です。その割合でリターンが減っているということは、楽天新興国株式のトータルコストは0.57%以上だということを意味します。

本当だとしても人気がないのでがっかりする人の総数は少ないですね。でもこれが本当なら楽天全世界株式と楽天全米株式のコストが高いのも本当である可能性が高まるので、それなりの数に上ると思われる受益者は泣きますね。

検証して頂ける方を募集します

次のことが気がかりです。

  • トータルコストが0.57%を超えそうなのは本当か。

検証して頂ける方を募集します。コメント欄か「お問い合わせ」からお願いします。

この記事のその後

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