個人事業主が節税してインデックス投資

個人事業主のリアルな節税やインデックス投資、お金についてお話しします

インデックス投資

8資産均等型バランスファンドの人気を検証しました(2)

投稿日:2018年5月5日 更新日:

これは次の記事の続きです。

登場頂くのは次の5本です。比較のために偉大なる先輩にも参加してもらいました。

商品名 信託報酬+隠れコスト(税込み) 設定日
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 0.2298%(推定) 2017/05/09
iFree 8資産バランス 0.4296% 2016/09/08
たわらノーロードバランス(8資産均等型) 0.2376%(信託報酬のみ) 2017/07/28
ニッセイ・インデックスバランス(8資産均等型) 0.22572%(信託報酬のみ) 2018/02/13
eMAXIS バランス(8資産均等型) 0.617% 2011/10/31

SMT 8資産インデックスバランスは現在でも純資産総額が800万円しかありません。繰上償還を待つだけですので比較対象から除外し、代わりにニッセイ・インデックスバランス(8資産均等型)を追加しました。

隠れコストがさっぱり分からないものは信託報酬のみ記載しています。ご注意下さい。

以下、分析に使った基準価額、純資産総額のデータはYahooファイナンスから取得しました。

よろしければ次の記事もご覧ください。

純資産総額の変化をそのまま比較

次は純資産総額をそのままプロットしたものです。グラフはどれもクリックすると拡大版が表示されます。

純資産総額の変化をそのまま比較

  • オレンジのeMAXISバランスは他を圧倒しています。
  • 緑のiFreeバランスは良い角度で純資産総額を増やしていますが途中で赤のスリムバランスに抜かれています。
  • 青のたわらバランスはわずかに存在が分かる程度です。
  • ニッセイバランスは拡大版でやっと認識できます。

総口数の変化をそのまま比較

純資産総額は基準価額の変動の影響を受けます。総口数は受けません。次は総口数をそのままプロットしたものです。

総口数の変化をそのまま比較

基準価額の変動を受けないので細かいブレが激減しています。iFreeバランス登場時にeMAXISバランスが総口数を大きく減らしたのは、乗り換え組がそれなりに出たからだと想像しています。

総口数の変化を設定日を同じにして比較

次はニッセイバランスの設定日を開始点にして、各インデックスファンドの設定直後の総口数の変化をプロットしたものです。グラフの変化は同じ時期に起きたものではないことに注意して下さい。

このグラフは各インデックスファンドの設定直後の人気獲得の様子を示しています。なお開始位置が0でないのは運営側の初期投資1,000万円によるものです。

総口数の変化を設定日を同じにして比較

ラインを上から順に見ていきます。

  • 赤のスリムバランスは垂直に立ち上がっています。別格です。
  • 緑のiFreeバランスもそれなりに人気集めたと言っていいでしょう。
  • 青のたわらバランスは設定直後は良かったものの急速に頭打ちになっています。(でもその後盛り返します。)
  • 紫のニッセイバランスはたわらバランスの半分の総口数で頭打ちになっています。
  • 黄色の偉大なる先輩も設定直後は人気がなかったのが分かります。(しっかり上昇し始めるのは1年後です。)

スリムバランスの設定日を基準にして比較

次はスリムバランスの設定日を基準にしてその時点の総口数からの増減をプロットしたものです。eMAXISバランスとiFreeバランスはスリムバランスの設定日の総口数分だけ引き下げたグラフになります。(縦軸は割合ではなくてグラフの左端を0とした総口数の増減であることにも注意して下さい。)

スリムバランスの設定日を基準にして比較

時間軸は同じなので、同じ時期の総口数の変化を比べることができます。

  • スリムバランスの総口数の増加率は他を圧倒しています。人気の高さが分かります。
  • iFreeバランスは一定の増加率を維持していますがこの分だとスリムバランスとの差は時間の経過とともに開くと思われます。
  • eMAXISバランスの総口数がまだ増加していることは何を示しているでしょう。追加購入はスリムバランスの方が絶対有利なのにそうしない人がいるのです。これはスリムバランスの存在など知り得ない顧客層一定数存在することを意味していると僕は思っています。
  • たわらバランスはスリムバランスから約3ヶ月遅れて登場しましたが人気を獲得できていないことは明らかです。信託報酬を下げてもスリムバランスに対抗されるだけなので難しいでしょうね。
  • ニッセイバランスは地を這っています。厳しいですね。

たわらバランスとニッセイバランスだけ見る

総口数が大きく異なるものと比べると実態が見えないので、たわらバランスとニッセイバランスだけでプロットしました。

たわらバランスとニッセイバランスだけ見る

たわらバランスは一度頭打ちかと思われた後伸び始めています。でも、競争相手の人気はこんなものじゃないので、このペースで伸びても勝負になりません。

ニッセイバランスはたわらバランスよりも出遅れています。まだ設定後2ヶ月ちょっとですが先行きは厳しいですね。

検証結果について

これはあくまで僕個人の感想です。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

我が家の主力ファンドであり970万円ほど投資しています。8資産均等型バランスファンドではダントツの人気を獲得しており純資産総額も110億円を超えているので安心して投資できます。競合するバランスファンドが信託報酬を引き下げれば自動的に追従することが過去の実績から分かっているのも強みです。三菱UFJ国際投信の狙い通りの展開ではないでしょうか。

iFree 8資産バランス

スリムバランスよりも8ヶ月早く登場しました。信託報酬は税込み0.2376%ですが、隠れコストが高めだったことが後に明らかになります。トータルコスト0.4296%はスリムバランスよりも高い水準だと思われます。(スリムバランスの実質コストが分かるのはまだまだ先です。)

登場してから一定のペースで総口数を増やしていますが、その増加率はスリムバランスに大きく水をあけられています。でもスリムバランス登場後もそのペースを維持できていることは驚きです。なかなか乗り換えって起きないんですね。今後もこのペースを維持できるでしょうか。

たわらノーロードバランス(8資産均等型)

スリムバランスから約3ヶ月遅れて登場しました。スリムバランスの人気の高さを見て2匹目のどじょうを狙ったのだと想像しますが、残念ながら人気を獲得できていません。たわら先進国株式が成功していてもそんなことは関係ないということだと思います。

ニッセイ・インデックスバランス(8資産均等型)

まだ設定されてから2ヶ月ちょっとしか経っていませんが、総口数の伸びは悪いです。熱烈なニッセイのファンでもない限り、スリムバランスでなくてニッセイバランスを選択する理由は見つかりませんから無理もないです。

eMAXIS バランス(8資産均等型)

偉大なる先輩です。人気の高さではスリムバランスにかないませんが、純資産総額ではキングオブ8資産均等型です。

現在スリムバランスが人気を獲得できているのも、eMAXISバランスが8資産均等型バランスファンドの普及に粘り強く取り組んでくれたおかげです。そして現在もeMAXISバランスを保有している人が支払う信託報酬は三菱UFJ国際投信を支え、スリムバランスを支えます。ありがたいことです。スリムバランスの受益者はこの偉大なる先輩と現在の、そして未来の受益者への謝意を忘れてはいけません。

結論

  • eMAXISバランスは販路が違うので現在のペースで総口数を伸ばせてもいいと思います。そうなってもらえた方がスリムバランスの受益者である僕はうれしいです。
  • iFreeバランスがスリムバランスなど存在しないかのように同じペースで総口数を増やしていることは驚きです。追加投資はスリムバランスに切り替えた方が得すると思うんですけどね。そういうことに関心を持っていないということでしょうか。
  • たわらバランスは失敗でしょう。スリムバランスを選択する方が賢明です。
  • ニッセイバランスも苦戦しています。1ヶ月後に再度確認します。

 

-インデックス投資

Copyright© 個人事業主が節税してインデックス投資 , 2018 All Rights Reserved Powered by STINGER.