セゾンVGBFがアクティブファンドだと言い出した理由が分かりました

僕は次の記事でセゾンVGBFがいつアクティブファンドに変わったのか調べました。

最近驚いたことがあります。セゾンVGBFはアクティブファンドだという記述を目にしたのです。 セゾン投信は2つのアクティブファンドの提供...

その時はインデックスファンドであったはずのものを途中からアクティブファンドだと言い始めた理由(の予想)がしっくり来なかったのですが、明確な理由があることに気付きました。

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つみたてNISAの要件

投資信託の場合インデックス型かアクティブ型で条件が異なります。インデックス型の場合、指定されたインデックスに連動している必要がありますが、セゾンVGBFにはベンチマークが存在しません。それならそもそも最初からインデックスファンドじゃないぞ、という指摘ももっともですが、それはこの記事の主題ではありません。

アクティブ型ならベンチマークは不要です。よって、セゾンVGBFはつみたてNISAの要件を満たすために「ベンチマークのないインデックス型」からアクティブ型に姿を変えたのだと思います。そうしないとつみたてNISAの要件を満たせないからです。セゾン投信はこの要件を知った時に大いに慌てたはずです。

世界経済インデックスファンドは

世界経済インデックスファンドもベンチマークが存在しません。

当ファンドの運用の基本方針に適した指数が存在しないため、ベンチマーク及び参考指数を特定しておりません。

引用:運用報告書

こちらの一覧表を見ると分かりますが、世界経済インデックスファンドもアクティブファンドとして登録されています。世界経済インデックスファンドはベンチマークが存在しないだけでなく資産比率を運用側の考えで変更するとも言われています。なので、名は体を表しておらず、世界経済アクティブファンドに改名すべきです。

スリムバランスの場合

スリムバランスは8資産に均等に投資します。各資産のベンチマークはつみたてNISAで認められたものです。目論見書にはこうあります。

各投資対象資産の指数を均等比率で組み合わせた合成ベンチマークに連動する成果をめざして運用を行います。

引用:目論見書

こちらの一覧表を見れば分かりますが様々なバランスファンドが「指定インデックス投資信託」として登録されています。異質なのはセゾンVGBFと世界経済インデックスファンドだけです。これを見てどう感じるかはみなさん次第です。

ちゃんとアクティブファンドだと書きなよ

セゾンVGBFも世界経済インデックスファンドも、セゾン投信または三井住友トラスト・アセットマネジメントのホームページに「アクティブファンド」だと明記しているように思えません。つみたてNISAにアクティブファンドで登録している以上、ちゃんとアクティブファンドだと明記すべきでしょう。そうしないのは、受益者(顧客)の利益よりも運営側の利益を優先しているからだと僕は思います。アクティブファンドだと書くと不都合があるからでしょう。不誠実だと思いませんか?

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コメント

  1. cdej1081 より:

    河童様、いつもブログを楽しく閲覧させて頂いている者です。
    私自身も積み立てNISA、Idecoで投資しており、河童様のブログから
    インデックスの投資信託の評価方法を学ばせて頂いています。

    今回、確認事項があってメールしました。初めてのメールであるため、至らない部分が
    あれば河童様の方で本メールの削除・修正お願いします。

    「セゾンVGBFがアクティブファンドに変わった理由?」という部分に関して、
    軽くですが言及している他のインデックスブロガーのサイトがありました。
    下記にURLを添付します。

    虫取り小僧さんの「いつか子供に伝えたいお金の話」
    http://mushitori.blog.fc2.com/blog-entry-366.html

    この方は直接、セゾン投信の中野社長さんから「アクティブファンドへの届け出理由」
    として、”セゾンVGBFの希少性・価値を高めるため、敢えて基準の厳しいアクティブファンドで申請した”という話を聞いたとなってます。私も、真偽を確かめるためにセゾン投信が発信している公式情報を確認していますが、それらに言及している記載を見つけ切れていません。
    セゾン投信の勉強会に参加できれば、この情報を直接確認しようと思いますが、河童様の方でも何か情報が得られた際に、ブログにアップして頂けると幸いです。

    • 河童 より:

      コメントありがとうございます。
      虫取り小僧様のその記事は読んだことがあります。その時は中野社長の主張が本当なのかどうか分かりませんでしたが、次の2つの事実より、良くてセールストーク、現実はいいわけだったと判断しています。

      1)つみたてNISAでインデックス型で登録するには決められた指数をベンチマークにしている必要がある。
      2)セゾンVGBFにはベンチマークが存在しない。(運用報告書に明記あり)

      よって、つみたてNISAに登録するにはアクティブ型とするしかないわけです。世界経済インデックスファンド同様、インデックス型での登録は不可能です。
      僕がまずいと思うのは、セゾンVGBFがアクティブファンドであるならばホームページや印刷物にはっきりと「セゾンVGBFはアクティブファンドです」と明記すべきなのに、そうしているとは思えない点です。
      営業戦略上そうしたくないのは容易に推測できますが、それって不誠実ではないでしょうか。信託報酬が(今となっては)高いこととは別次元の、投資信託運営企業の本質に関わることだと思います。

      僕もこうやって批判している以上、何か情報が得られた時は記事を更新します。