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楽天全米株式のトータルコストを推測しました(2):希望が持てます

投稿日:2018年5月23日 更新日:

次の記事で楽全米全株式と本家VTIのリターン実績を比較しました。期待に反して高コストという結果でした。

その記事では2018年3月30日までのデータで比較しましたが、それから1ヶ月半が経過しましたので再度比較します。トータルコストに改善は見られたでしょうか。

上記記事を読まれていない方は先に目を通されることをおすすめします。

おことわり

この記事にある比較は肝心なところが間違っている可能性があります。それらしい結果が得られているとは思うものの、ここに書いてあることは一切保証できません。そのため実際の投資行動に影響を与える判断は自己責任でお願いします。

本家VTIのリターン実績

前回の記事を読まれた方は、ここは飛ばして下さい。

普段インデックスファンドの比較に使っているのは基準価額の日次データです。楽天全米株式は本家VTIを買うだけのインデックスファンドですが、もちろん基準価額の日次データが存在します。一方本家VTIは米国ETFで、基準価額はあるにはありますがそのデータをダウンロードできそうにない(方法が分かりませんでした)こと、実際にはETF(株式)の取引価格でリターンが決まることから、次の方法で比較用の日次データを生成しました。

  • 米国Yahoo FinanceからVTIの取引価格の日次データをダウンロードします。
  • 円ドル換算のTTMと呼ばれているデータを三菱東京UFJ銀行のホームページからダウンロードします。
  • 日本の営業日の前日(なければさかのぼります)のVTIの取引価格(close)を営業日のTTMで円換算した価格を求めます。(比較するインデックスファンドの基準価額に相当します。)
  • 作業量の関係で2010年1月5日から2018年5月16日で生成しています。

楽天全米株式が本家VTIを購入する実際の方法が分からないので、このデータとの絶対比較はできませんが、相対比較は可能だと思っています。

リターンの差

次のグラフは前回の記事のものです。

楽全米株式と本家VTIのリターンの差(前回)

問題にしていたのは、赤い2つの矢印の期間におけるリターンの減少率です。

2つの赤い矢印で挟まれた期間のリターンの減少率を1年に引き直すと何と0.50%にもなりました。割り引いて考えても0.45%にはなりそうです。でもそれってかなり大きな値です。その割合でリターンが減っているということは、楽天全米株式のトータルコストは0.45%以上だということを意味します。

次は今回作成したグラフです。

楽全米株式と本家VTIのリターンの差(今回)

2つ目の赤の矢印の右側に注目して下さい。減少率が小さくなっていますね。

回帰分析

2つ目の赤の矢印の右側をcsvに切り出してエクセルの回帰分析にかけてみました。ただし、5月に入ったところで乱れているので4月27日までとしました。

回帰分析結果

「重決定 R2」が0.29と低いので信頼性に欠けますがラインの傾きを年率換算すると0.251%になりました。少なくとも、リターンの減少率は小さくなってきているので期待が持てることは確かです。

目分量で計算

次は上記グラフの一部を拡大したものです。

グラフの一部を拡大

リターンの差が変動しているので回帰分析結果の信頼性が乏しいと出るのはやむを得ないですね。でもラインの傾きは明らかにフラットに近くなっています。自分でグラフの上に直線を引いて目分量で計算してみたところ、0.23%程度になりました。このペースのままならトータルコストは多くの人が納得できる水準になると思います。

直近1ヶ月半の比較では希望が持てる結果になりました。

楽天全世界株式と似ています

目分量で直線を引いた図を切り出しました。上が楽天全世界株式、下が楽天全米株式です。

目分量で直線を引いた図

リターンの差が乱れている様子がそっくりです。このことからも乱れは為替の影響ではないかと考えています。

楽天全世界株式も楽天全米株式も多くの受益者の支持を集めています。その理由の1つは間違いなく「超ローコスト」でしょう。運用報告書が出るまでは期待値に過ぎませんが、受益者の期待を裏切らない値であって欲しいです。現在の減少率なら大いに期待できると思います。

6月下旬には次の配当金が出ますので、その頃に再度比較するつもりです。

 

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