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ひふみ投信について思うこと

投稿日:2018年5月28日 更新日:

これは個人事業主が運営しているアフィリエイトブログですから、個人の見解を述べるのに躊躇する必要はないのですが、ひふみ投信については熱烈な支持者(受益者)が多数いることが容易に想像できるため、言葉を選びたくなるのが正直なところです。自分のお金を投資するのですから他人からとやかく言われる筋合いはなく、好きにさせてくれだと思いますが、それでもこのブログの読者層を考えると否定的な見解も必要だと感じています。

ひふみ3姉妹

2008年10月1日に設定されたのが長女である「ひふみ投信」で、その後販路を変えた次女と三女が設定されています。

  • 長女の「ひふみ投信」はレオス・キャピタルワークスの直販です。5年を超えて長期保有するなら次女よりもコスト的に有利になります。
  • 次女の「ひふみプラス」は一般の証券会社で購入できます。一番人気があるのは次女です。
  • 三女の「ひふみ年金」は確定拠出年金専用です。扱っている金融機関が少なく、SBI証券と松井証券にはありますが、楽天証券にはありません。

純資産総額の変化

純資産総額の変化

赤のラインが長女、緑のラインが次女、青のラインが三女です。縦軸の数字は間違いではありません。次女の純資産総額は6,000億を超えています。ぶっちぎりです。(以下は5月25日の金額です。)

  • セゾンVGBFの1,597億がかすみます。
  • ニッセイ外国株式が885億です。
  • たわら先進国株式が228億です。
  • 売れまくっているスリム先進国株式が125億です。
  • 楽天全米株式が売れていると言っても116億です。

総口数の変化

次は基準価額の変動の影響を受けない総口数の変化です。変化がおだやかになりました。

総口数の変化

基準価額は長女から順に5.3万、4.3万、1.6万と違いがあるので、グラフは受益者の拠出額を表していないことに注意して下さい。

現在ぶっちぎりの純資産総額を誇るひふみも、人気を獲得するのには時間を要しました。次女が誕生したのは2012年5月28日ですが、その頃までは普通でした。その後次女は長女を簡単に抜き去ります。一度落ち込みますが、次女も長女もある時を境に増え方が変わります。そうです。テレビ東京のカンブリア宮殿にひふみ投信が登場した日です。

ひふみプラス vs eMAXIS先進国株式

良い比較対象を思い付かなかったので、eMAXIS先進国株式に登場してもらうことにしました。インデックスファンドの中ではリターンとリスクが高い部類に属します。

ひふみプラス vs eMAXIS先進国株式

はい。ひふみプラスの圧勝です。僕は口汚くMSCIコクサイを酷評したりしませんが、ひふみプラスのパフォーマンスの高さには素直に驚きます。でもこれは、比較開始時に一括投資していた場合のグラフです。積み立て投資だとその通りのリターンは得られません。

カンブリア宮殿後に積み立てを開始した場合

では2016年3月から2018年4月まで毎月50,000円を積み立てたらどうなっていたでしょうか。まず、2016年3月1日に一括投資していた場合のグラフです。

カンブリア宮殿後に積み立てを開始した場合

凡例の右側に年率換算のリターンを表示しています。31.1%と16.5%です。期間はほぼ2年なので実際のリターンは約2倍です。次は積み立てパフォーマンスです。

積み立てパフォーマンス

階段状の灰色のラインは元本です。ひふみプラスは年率15.0%、eMAXIS先進国株式は年率7.0%となりました。よって、カンブリア宮殿を観た後で積み立て投資を開始した人も現在までのパフォーマンスには大いに満足していることでしょう。

潜在的なリスク

ひふみ3姉妹はアクティブファンドです。一般的に言われている株式の期待リターン5%程度を大きく超えるパフォーマンスをかなり長期間達成できているのは本当に凄いと思います。が、僕は高いパフォーマンスを実現しているアクティブファンドにはインデックスファンドとは質の異なる潜在的なリスクがあると思っています。

eMAXIS先進国株式はMSCIコクサイをベンチマークにしています。期待リターンは(優秀なアクティブファンドと比べると)物足りないでしょうが、たとえ株価が暴落して基準価額が大きく下がったとしても我慢していればいずれ元に戻ると信じることができます。(それが信じられないならインデックス投資に全金融資産の半分を投じるなんて怖くてできません。)ところがアクティブファンドだとインデックスファンドのようには回復できないリスクがあると思います。リターンが高いのは大きなリスクを取っているからで、そのリスクが顕在化した時は手遅れかも知れません。

実際にどうなるかはその時になってみないと分かりません。10年後、20年後になってもひふみに投資した人は自分の選択が正しかったことを喜び、ひふみを避けた人は自分の選択を(少しは)後悔するかも知れません。

つみたてNISAだけはやめましょう

NISAも同じなんですが、非課税枠を活かすためにはNISAは5年、つみたてNISAは20年ガチホしないといけません。もし途中で基準価額が大きく下がってまずいと思い売却することになると、せっかくの非課税枠を無駄にしてしまいます。特につみたてNISAは20年です。20年後にひふみがどうなっているか想像できますか?僕はつみたてNISAでひふみを買うのはやめるべきだと思います。それは無謀すぎます。

つみたてNISAは20年ガチホできる良質なインデックスファンドを選ぶべきです。

ひふみ年金は

確定拠出年金は、その口座がある金融機関が扱っている対応商品へは課税されることなくスイッチングできますから、基準価額が下がり始めてまずいと思ったら普通のインデックスファンドなどに切り替えてしまえば被害を最小限に抑えることは可能です。ただし、そのためには相場、市場の動向を気にしていなければなりません。投資を趣味にしている人ならともかく、一般人には無理だと思います。なのでひふみ年金はやめた方がいいです。

ハイリターンなのはハイリスクだから

ひふみのハイリスクは、VTIとかS&P500だけに集中投資するのとは次元が違うと思います。次は2017年11月からのリターン比較です。赤がひふみプラス、緑が楽天全米株式です。流石の楽天VTIもひふみには歯が立ちません。

楽天全米株式との比較

が、いつまでもこのパフォーマンスを維持できる保証はありません。ファンドマネージャーの能力または運のようなものにより期待したリターンを得られなくなるばかりか、含み益が減ってしまって売るに売れない状況に長期間耐えねばならないかも知れません。そうなるリスクは、平凡なパフォーマンスしか出せない、市場平均を狙うことしかできないインデックスファンドの比ではないはずです。ひふみのハイリターンはハイリスクを受け入れた結果であることを受益者は理解すべきです。

おまけ

先日、大和住銀 DC海外株式アクティブファンドについて調べました。

せっかくなので比べてみました。比較期間は2012年6月から2018年4月までです。

ひふみプラスの圧勝です。海外株式アクティブファンドは年率37.7%と凄いのですが、ひふみプラスはそれを凌駕する年率54.5%です。でもこの期間の比較だと差が出始めるのは2015年後半からです。

実験します

僕にはひふみに投資する度胸がないのですが、今から同じタイミングで同じ金額をひふみプラスとスリム先進国株式に積み立てたら数年後にどうなるのか興味を持ちました。そこで毎月1万円ずつ、ではなくて100円ずつ楽天証券で積み立てることにしました。やりたいのはリターン比較なので100円で十分です。実際に買わなくても基準価額の日次データから計算できますが、毎月100円ではあっても積み立てていると愛着もわくし、十分楽しめるでしょう。

2018年10月28日追記:実験やめました

5ヶ月続けましたがアホらしくなってやめてしまいました。現在ともにマイナスですが、ひふみプラスはプラスに転じたら売却します。スリム先進国株式(配当金受け取り型)の100円投資は継続します。

 

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