One Tap BUYに感じる強い違和感

One Tap BUYというサービスをご存知でしょうか。これまで投資に関心のなかった若い人をターゲットにしていると思われます。

スマホ証券One Tap BUYは日本初3タップで株の売買ができる証券取引アプリOne Tap BUY。株の売買1,000円から可能。株を、みんなの当たり前に。

若い人が投資に向き合う機会を増やせることは大歓迎ですが、僕はこのサービスにはいろいろと違和感を覚えます。合計すると結構強いです。

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違和感1:いきなり個別株ですか

こちらにある米国株またはこちらにある国内株を1,000円から購入できます。少額投資であれば手数料は決して高くないようですが、僕は個別株の取引を簡単にできるようにすること自体に違和感を覚えます。それなりに勉強している人だって大きなリスクを背負う個別株の取引を、投資に縁のなかった若い人にやらせるのはどうかと思うのです。きっと火傷する人がたくさん出ると予想します。

違和感2:ETFの品揃えがひどい

個別株に加えてETFも取引できますが、その品揃えがひどいです。米国は次の3本です。

  • SPDR S&P 500 ETF(SPY)
  • DIREXION S&P500 3X(SPXL)
  • DIREXION S&P500 -3X(SPXS)

1つ目はS&P500に連動する普通のETFでいいのですが、残り2つはブル型とベア型でおおよそ初心者が手を出すものではありません。手数料狙いで短期売買をさせる意図が見え見えです。

国内は次の3本です。こちらもひどいです。

  • 日経225連動型上場投資信託
  • 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信
  • 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信

1つ目はいいですが、残り2つはブル型とベア型です。金融機関の窓口に来た、資金はあるけど知識や自分で勉強する気のない高齢者相手にしていたボッタクリ商売を、スマホは使うけど無防備な若い人相手に変えただけって気がします。

違和感3:入出金の不便さ

One Tap BUYのサービスを利用するには、みずほ銀行に特定口座を開設しますが、この特定口座に無料で資金を移動する手段が用意されていません。指定した銀行からの引き落としとか無料でできる即時入金などがないのです。

次のどれかを選ぶことになります。

  • 自分で振込手数料を負担して振り込む。振込手数料無料の金融機関からでなければ本人負担が発生します。
  • みずほ銀行から直接移動させます。口座の連携みたいなものです。が、10,000円以上でないとできませんし、さらに2018年10月からは1回108円かかります。
  • ソフトバンクカードというプリペイドカードから引き落とします。2018年10月からは1回150円かかります。

これは10年前の銀行のサービスです。さらに出金にも振込手数料がかかります。人をナメてますね。

違和感4:マスコットキャラクターが連想させるもの

これを見て何か連想しませんか?

One Tap BUYのキャラクタ

引用:One Tap BUY

僕はどうしてもSuicaのペンギンを連想してしまいます。

モバイルsuicaのキャラクタ

引用:JR東日本

僕はおすすめしません

次の記事で「トラノコ」を批判しましたが、若い人が投資を始めるきっかけにはなるかなと、一定の評価はしました。

「トラノコ」というサービスを知っていますか?主に若い人をターゲットにしていると思われるもので、買い物時に発生するおつりをカウント、その累積額...

が、One Tap BUYは損失を出して「投資なんて二度とするか」という結論になってしまうのではないかと危惧します。僕は相手が誰であってもおすすめしません。

もしこうだったらいいのに

もしOne Tap BUYのサービス内容がこうだったらいいのに、と思います。

  • 扱っているのは普通のETFのみ。ブル型やベア型はない。たとえばVTやVTIなど。
  • 限られた銀行からで良いから即時入金に対応。
  • 積み立てなら指定した銀行から無料で引き落とし。(当たり前でしょ)

そもそもOne Tap BUYのビジネスモデルはこうじゃないからダメですね。

丸井グループ、三菱UFJ国際投信にはチャンスあり

クレジットカードでインデックスファンドが購入できるサービスへの参入を計画している丸井グループ、直販を計画している三菱UFJ国際投信には大きなチャンスがあると思います。手数料ボッタクリでなく、競争力のあるコストで受益者が安心して投資を始められる(もちろんリスクはありますが)サービスを提供して欲しいものです。

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