iFree NYダウとDIAのリターン実績を比較しました:米国ETFに優位性はありません

次の記事でiFree S&P500と、S&P500指数に連動するETFの代表格であるVOOのリターン実績を比較しました。

次の記事で楽天バンガードシリーズと対応する本家ETFのリターン実績を比較しています。 同じ方法でiFree S...

同じ方法でiFree NYダウと、NYダウ指数に連動するETFであるDIAのリターン実績を比較しました。

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おことわり

この記事にある比較は肝心なところが間違っている可能性があります。それらしい結果が得られているとは思うものの、ここに書いてあることは一切保証できません。そのため実際の投資行動に影響を与える判断は自己責任でお願いします。

DIAのリターン実績

普段インデックスファンドの比較に使っているのは基準価額の日次データです。DIAは米国ETFで、基準価額はあるにはありますがそのデータをダウンロードできそうにない(方法が分かりませんでした)こと、実際にはETF(株式)の取引価格でリターンが決まることから、次の方法で比較用の日次データを生成しました。

  • 米国Yahoo FinanceからDIAの取引価格の日次データをダウンロードします。
  • 円ドル換算のTTMと呼ばれているデータを三菱東京UFJ銀行のホームページからダウンロードします。
  • 日本の営業日の前日(なければさかのぼります)のDIAの取引価格(close)を営業日のTTMで円換算した価格を求めます。(比較するインデックスファンドの基準価額に相当します。)
  • 作業量の関係で2010年1月5日から2018年5月31日で生成しています。

iFree NYダウは現物株とETFを買うインデックスファンドです。92%は現物株です。楽天バンガードシリーズのようにひとつのETFを買うだけではありません。この比較で知りたかったのは、NYダウに投資する場合に、米国ETFを買うのがいいのか、iFree NYダウを買うのがいいのか?です。

リターン比較

iFree NYダウの設定日直後を避けて2016年9月16日から2018年5月31日までで比較しました。

リターン比較

赤のラインがiFree NYダウです。緑のDIAよりリターンが高いです。この期間のNYダウの伸び率は大きく、年率25%程度あります。

リターンの差

リターンの差

青のラインがリターンの差です。92%が現物株、5%がETF、先物が1%ぐらいなのでこういう形状になるのは納得できます。大きなヒゲが散見されますがこれはこのような比較では普通に観測されます。気にしなくていいと思っています。

青のラインが右肩上がりなのは配当金の再投資によるものだと確信しています。この比較期間で4%を超える差が生まれています。DIAの保有でもらえる配当金を無視すれば、年率2.8%を超える差があると思われます。

DIAの配当金

次はDIAの配当金を年率に直したグラフです。

DIAの配当金

引用:macrotrends

減少傾向ですが2%程度あります。iFree NYダウは普通のインデックスファンドなので配当金を再投資してくれますが、DIAを保有した場合は毎月配当金を受け取ることになります。素直に考えれば配当金は再投資した方が投資目的にかなっているわけですが、米国ETFの場合課題がたくさんあり、配当金の再投資は簡単ではないし、課税面でもコスト面でも不利です。

結論:米国ETFに優位性はありません

よほどETFが好きな人でない限り、iFree NYダウとDIAのどちらに投資するかを悩む必要は全くありません。iFree NYダウで間違いありません。米国ETFを買うことに喜びを感じない人は普通のインデックスファンドを買うことで、米国ETF購入と比較して次のメリットが得られます。

  • 少額から積み立て投資が可能。
  • 購入時手数料が不要。
  • 購入時の円ドル転換が不要。
  • 配当金が自動的に再投資される。
  • 配当金の扱いが課税面でも有利。
  • 売却時のドル円転換が不要。
  • 少額から売却可能。

このメリットは、楽天全世界株式や楽天全米株式が登場した時に多くの人が狂喜乱舞した理由と同じです。

iFree NYダウのトータルコストは税込み0.329%です。十分安いと思います。リターン実績は見た通りです。どんなにDIAを礼賛するブログを目にしてもうらやましいと思う必要は全くありません。

なお、たわらNYダウは隠れコストが高いのでおすすめしません。

NYダウの対象30銘柄に投資するローコストインデックスファンドに、iFree NYダウとたわらNYダウがあります。信託報酬は共に税込み0.2...

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