個人事業主が節税してインデックス投資

個人事業主のリアルな節税やインデックス投資、お金についてお話しします

インデックス投資

eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)のトータルコストを試算しました:期待値よりも小さいです【追記あり】

投稿日:2018年6月19日 更新日:

もうじきスリムシリーズ第一弾の運用報告書が公開され、トータルコストが明らかになります。次の記事でスリム先進国株式のトータルコストが期待値よりも大きいと書きました。

僕の予想が外れて期待通りの安さであることを受益者として願っています。この結果が分かります。同様にスリム国内株式(TOPIX)もトータルコストが判明しますが、せっかくなのでそうなる前にトータルコストを試算してみます。

おことわり

ここに書いてあることは間違っている可能性が十分あります。投資行動に影響を与える判断は自己責任でお願いします。

なお、「eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)」は長いので、この記事では「スリム国内株式」としています。従兄弟に日経平均に連動するものがありますがそれとは違います。

eMAXIS TOPIXとのリターンの差

次はスリム国内株式の設定日直後を避けて2017年3月10日から2018年6月13日までの期間で、スリム国内株式とeMAXIS TOPIXのリターンを比較したものです。青のラインがリターンの差です。ほぼ直線ですね。

eMAXIS TOPIXとのリターンの差

リターンの差が直線になるためには次の条件を満たす必要があります。

  • 2つのインデックスファンドがベンチマークを忠実にトレースしていること。
  • トータルコスト(=信託報酬+隠れコスト)が比較期間中は一定であること。
  • 比較期間中に分配金を出さないこと。

そしてこの直線の傾きがトータルコストの差を示しています。なお、比較期間が長くなるとトータルコスト差が生む複利効果によりこの直線は弓なり状に曲がります。次の記事で説明しています。

実際にはスリム国内株式は2017年11月10日に信託報酬を税抜き0.17%から0.159%に引き下げていますが、この比較ではっきり分かるほどの差は生まれていないようです。

リターンの差の収束を見る

次はリターンの差を年率換算で求めたものです。

リターンの差を年率換算で求めたもの

この計算は安定(収束)するのに時間を要するようで、この15ヶ月間ではまだゆらいでいますが、0.30%から0.28%の間に収束すると思われます。単純なリターンの差の1年分もそれぐらいでしょう。

ラインの傾きからトータルコスト差を試算する

このリターンの差をcsvに吐き出してエクセルの回帰分析にかけました。

エクセルの回帰分析結果

得られた直線の傾きの係数1.21E-05は1営業日のものなので、これを246倍して年率換算すると0.2977%になりました。これがトータルコスト差です。

試算結果:期待値よりも低くなりました

eMAXIS TOPIXの運用報告書にあるコストのうち、信託報酬を除いたものを流用すると税込み0.1767%が期待値となります。

eMAXIS TOPIXのトータルコストは税込み0.431%なので、推定トータルコスト差である0.2977%を加味すると驚愕の税込み0.1333%となります。信託報酬が税込み0.17172%なのでそれより安いってことはあり得ないため、これは計算誤差によるものでしょう。期待値との差は0.038%ポイントですが、僕はこの結果は気に入らないですね。

でもこれだけは確かです。eMAXIS TOPIXに比べて十分なリターンの改善が見られます。それはリターンの差の青のラインが示しています。スリム国内株式が信託報酬を引き下げた効果です。

将来が楽しみ

まずはトータルコストが判明するのが楽しみです。それでeMAXIS TOPIXとのトータルコスト差も分かりますが、それと実際のリターンの差が合わないとなると(そうなる可能性が高い気がします)計算上の誤差だと判断されます。でも僕はこの結果に少し不満なので、時間をおいて再度(比較期間を長くして)確認したいです。半年とか1年とかあとで。でもその間にどちらかの信託報酬が変わるとまた誤差のもとになるので変わらないで欲しいですが、でも受益者(僕は違います)としてはスリム国内株式の信託報酬は下がってくれたらうれしいですよね。

インデックス投資と同じでこの件に関しても長い目で考えます。

2018年6月28日追記

第1期運用報告書が公開されました。そこに書かれている信託報酬を除く費用を1年分に引き直すと隠れコストは税込み0.0061%になりますので、現在の信託報酬率税込み0.17172%に加算すると、スリム国内株式のトータルコストは税込み0.17782%になります。eMAXIS TOPIXの運用報告書から流用した隠れコストよりは大きかったわけですが、スリム国内株式のトータルコストは十分安いことが分かりました。

 

-インデックス投資

Copyright© 個人事業主が節税してインデックス投資 , 2018 All Rights Reserved Powered by STINGER.