ローコスト国内株式インデックスのリターンを比較しました

TOPIXをベンチマークにしているローコスト国内株式インデックスファンドのリターンを比較しました。リターンの差をグラフにプロットすることで見えてくるものがあります。

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比較するローコスト国内株式インデックスファンド

登場頂くのは次の6本です。

商品名 信託報酬(税込み) 設定日
eMAXIS Slim国内株式インデックス 0.17172% 2017/02/27
三井住友・日本株インデックス 0.1728% 2011/12/09
Smart-i TOPIXインデックス 0.1836% 2017/08/29
iFree TOPIXインデックス 0.1836% 2016/09/08
たわらノーロードTOPIX 0.1836% 2017/03/21
ニッセイTOPIXインデックス 0.17172% 2015/04/27

信託報酬が税込み0.3996%以上のものは除外しました。また、i-SMT TOPIXは設定日が2018年1月だったので外しました。

以下、分析に使った基準価額の日次データはYahooファイナンスから取得しました。

基準価額の変化

設定日が最も新しいのはSmart-i TOPIXインデックスの2017年8月29日です。設定日直後は比較に適さないことが分かっているので9月11日を比較開始日にしています。

基準価額の変化

ほとんど差がありません。(PCで閲覧されている方はクリックして拡大版をご覧ください。)

この6本のインデックスファンドは同じ指数をベンチマークにしているので、リターンに大きな差が生まれる要因は次のどれかです。

  • トータルコスト差の蓄積が目に見える程になった。
  • いわゆる乖離(トラッキングエラー)を起こした。
  • 分配金を出した。

分配金は出ていないし、問題とされるような乖離もないと思われます。比較期間の終盤にわずかな差が見られるのはトータルコスト差によるものでしょう。

ここからは1対1で比較します。片側はスリム国内株式(TOPIX)で固定しました。

スリム国内株式 vs 三井住友・日本株インデックス

スリム国内株式 vs 三井住友・日本株インデックス

税抜き信託報酬はスリム国内株式0.159%に対して三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスが0.160%とほぼ同じです。リターンの差を示す青のラインは0.02%程度を指していますが、このラインの形状だとトータルコスト差はあってもとても小さいものと思われます。

リターンの差の拡大図

スリム国内株式 vs Smart-i TOPIXインデックス

スリム国内株式 vs Smart-i TOPIXインデックス

税抜き信託報酬はスリム国内株式0.159%に対してSmart-i TOPIXは0.170%と0.011%ポイントの差があります。リターンの差を示す青のライン右肩上がりで、この比較期間(9ヶ月)で0.125%を超えています。信託報酬より1桁以上の差なので、Smart-i TOPIXは隠れコストが0.15%程度大きいものと推測されます。

スリム国内株式 vs iFree TOPIXインデックス

スリム国内株式 vs iFree TOPIXインデックス

税抜き信託報酬はスリム国内株式0.159%に対してiFree TOPIXは0.170%と0.011%ポイントの差があります。

リターンの差の拡大図

リターンの差は0.05%ポイント程度です。iFree TOPIXの隠れコストはスリム国内株式よりわずかに大きいものと推測されます。(Smart-i TOPIXよりは小さいでしょう。)

スリム国内株式 vs たわらノーロードTOPIX

スリム国内株式 vs たわらノーロードTOPIX

税抜き信託報酬はスリム国内株式0.159%に対してたわらTOPIXは0.170%と0.011%ポイントの差があります。

リターンの差の拡大図

リターンの差は0.03%ポイント程度です。たわらTOPIXの隠れコストはスリム国内株式よりわずかに大きいものと推測されます。(iFree TOPIXよりも小さいでしょう。)

スリム国内株式 vs ニッセイTOPIXインデックス

スリム国内株式 vs ニッセイTOPIXインデックス

ニッセイTOPIXの信託報酬はスリム国内株式と同じです。

リターンの差の拡大図

でもリターンに0.03%ポイント程度の差があります。ニッセイTOPIXの隠れコストはスリム国内株式よりわずかに大きいものと推測されます。

結論:スリム国内株式(TOPIX)をおすすめします

リターン実績の差はウソをつきません。それは1円単位で公表されている基準価額を元にしているからです。

ほとんどの人は信託報酬は気にしても隠れコスト、トータルコスト(信託報酬+隠れコスト)は気にしないと言われます。でも受益者が実際に負担しているのはトータルコストなので、もっと気にした方がいいです。

スリム国内株式の運用報告書はまだ公開されていないのでトータルコストは不明ですが、この比較結果からは最安だと思われます。最安だと断言しても大丈夫でしょう。

こういう比較をしていると、信託報酬は安いのにそれに似合わないほど隠れコストが高いものに出くわすことがあります。

NYダウの対象30銘柄に投資するローコストインデックスファンドに、iFree NYダウとたわらNYダウがあります。信託報酬は共に税込み0.2...

その観点では今回登場して頂いたインデックスファンドはみな上質だと思います。

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