eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)と野村つみたて外国株投信のリターン実績を比較しました(3)

これは次の記事の更新版です。

次の記事でeMAXIS Slim全世界株式(除く日本)と野村つみたて外国株投信のリターン実績を比較しました。 どちらも運用は順...

前回の比較から約1ヶ月経過しましたので再度比較します。以前の記事を読まれた方はここまで飛ばしていいです。

それから今日はにわとりの日です。

過去形なのには理由があります。「とりの日パック」は、2017年5月まではとってもお得でした。2017年6月からはリニューアルの結果そのお得度...
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スリム全世界株式(除く日本) vs 野村つみたて外国株投信

eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)と野村つみたて外国株投信はどちらもMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本)をベンチマークにしています。野村つみたて外国株投信の方が半年先輩です。

商品名 信託報酬(税込み) 設定日
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) 0.15336% 2018/03/19
野村つみたて外国株投信 0.2052% 2017/10/02

比較方法

設定日直後は比較に適さないことが分かっているので、スリム全世界株式(除く日本)の設定日直後を避けて3月26日から6月22日としました。基準価額の日次データはYahooファイナンスから取得しました。

リターン比較

リターン比較

赤のラインがスリム全世界株式(除く日本)、緑のラインがつみたて外国株投信です。拡大版だとわずかに赤が下側に見えます。

リターンの差

リターンの差

青のラインがリターンの差です。明らかに右肩下がりです。これは野村つみたて外国株投信の方がわずかながらリターンが良いことを示しています。

上記比較期間は62営業日なので、リターンの差を246/62倍して年率換算すると0.197%になりました。もしかするとこれぐらいのトータルコスト差があるということかも知れません。

また、リターンの差に大きなヒゲがないので、どちらもベンチマークを忠実にトレースできているはずです。もしどちらかの運営に問題があるとこうはなりません。

回帰分析してみた

無理っぽいとは思いつつも、他の記事で良く使っているエクセルの回帰分析にかけてみました。

回帰分析結果

重決定R2が0.731と低いので信頼性に欠けます。それはリターンの差のラインの形状からも納得できます。なのであくまで参考程度にしてください。

傾きの係数を年率換算すると0.2122%になりました。ということで、「現時点ではスリム全世界株式(除く日本)のトータルコストは野村つみたて外国株投信よりも0.2%程度高いと思われる」としておきます。

結論:トータルコストは野村つみたて外国株投信の方が安いはず(間違っていたらごめんなさい)

信託報酬で見るとスリム全世界株式(除く日本)の方が野村つみたて外国株投信よりも0.051%ポイント低いのですが、リターン実績はその逆で、トータルコストは野村つみたて外国株投信の方が安いことを示唆しています。まだ比較期間は短いものの、そう断言できると思います。

トータルコストについては運用報告書が出るまで本当のことは分かりませんが、野村つみたて外国株投信の方が安いはずなので、可能なら野村つみたて外国株投信を選択するのがいいでしょう。でも野村つみたて外国株投信は積み立てでしか購入できないので、それを不便に思うならスリム全世界株式(除く日本)がいいのですが、それでもトータルコスト差の試算結果が気になります。0.2%は大きいですからね。

スリムシリーズが最安とは限らない

このブログでは何度も書いていますが、トータルコストが前もって分からないのが問題の根源です。たとえるなら、歓楽街で客引きに一人2,430円で飲み放題と言われて店を利用したのに、精算時には一人5,240円請求されるようなことが普通に起こります。

NYダウの対象30銘柄に投資するローコストインデックスファンドに、iFree NYダウとたわらNYダウがあります。信託報酬は共に税込み0.2...

羊頭狗肉と表現していますが、まだ(このブログはマイナーなので)誰からも文句を言われていません。

スリムシリーズは「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざします」とうたっています。確かに信託報酬はそうであってもトータルコストはそうでもないようです。僕は業界全体が、信託報酬ではなくてトータルコストで勝負するようになって欲しいと強く願っています。

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