eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)のトータルコストを推定しましたが納得できませんでした

次の記事で「現時点ではスリム全世界株式(除く日本)のトータルコストは野村つみたて外国株投信よりも0.2%程度高いと思われる」と書きました。

これは次の記事の更新版です。 前回の比較から約1ヶ月経過しましたので再度比較します。以前の記事を読まれた方はここまで飛ばしてい...

スリム全世界株式(除く日本)と野村つみたて外国株投信はどちらもMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本)をベンチマークにしています。信託報酬はスリム全世界株式(除く日本)の方が安いです。

商品名 信託報酬(税込み) 設定日
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) 0.15336% 2018/03/19
野村つみたて外国株投信 0.2052% 2017/10/02
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公開済みの運用報告書を見る

運用報告書が公開される前は、野村つみたて外国株投信を組成しているはずのFunds-i 外国株式とFunds-i 新興国株式の運用報告書から信託報酬を除く費用を取り出して、外国株式を87.5%、新興国株式を12.5%で合算したものに、野村つみたて外国株投信の信託報酬を足して推定トータルコストとしていました。(一部の投信ブロガーがそうしていたというだけですが。)

同様に、スリム全世界株式(除く日本)を組成しているはずのスリム先進国株式とスリム新興国株式についても同じ計算をして推定トータルコストを求めます。

野村つみたて外国株投信とスリム全世界株式(除く日本)のトータルコストを推定

予想に反してほぼ同じ数値になりました。

で、野村つみたて外国株投信の運用報告書が先日公開されました。それによるとトータルコストは税込み0.2509%でした。上記の推定値とほぼ同じと言っていいでしょう。よって、スリム全世界株式(除く日本)の推定トータルコストとの差は税込み0.00483%ですが、リターン実績の差は0.2%程度ありますので計算が合いません。

もしかしたら

スリム全世界株式(除く日本)はスリム先進国株式とスリム新興国株式で組成されているはずというのは、これら3本とも同じマザーファンドを買うからです。

スリム全世界株式(除く日本)の組成

引用:eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)目論見書

スリム先進国株式とスリム新興国株式は良く知られている通り信託報酬が激安ですが、スリム全世界株式(除く日本)はそうとも言えません。それは、スリム先進国株式を87.5%、スリム新興国株式を12.5%個別に購入した方が(リバランスにかかるコストを無視すれば)安いからです。

つまり、スリム全世界株式(除く日本)の信託報酬には応分の利益が増量されているとも考えられます。リバランスもしているからそれは当然だという見方もできます。同様に信託報酬を除く費用(=隠れコスト)についても単純にスリム先進国株式とスリム新興国株式のそれを資産の組成比率で合成したものにプラスされているのかも知れません。

運用報告書が公開されるまで分からない

スリム全世界株式(除く日本)と野村つみたて外国株投信のリターン実績を比較すると野村つみたて外国株投信の方がリターンが高いことから、トータルコストはスリム全世界株式(除く日本)の方が高いのは間違いないと思います。でも勝手に推定したスリム全世界株式(除く日本)のトータルコストと、野村つみたて外国株投信の運用報告書にあるトータルコストの差はわずかでした。

おそらく、リターン差を説明できるだけの(過不足ない)トータルコスト差があると思うのですが、運用報告書から計算されるトータルコストとリターン実績の差が一致しないインデックスファンドもあるので、蓋を開けるまで分かりません。

スリム全世界株式(除く日本)の運用報告書が公開される日が楽しみです。

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