VTI vs VTI+TLT(56:44)

株式と逆の値動きをする債券を混ぜることのメリットを調べたk㎝3s様の記事を読みました。

VTIとTLTを56:44で組成するとシャープレシオが最大になり、リターンの劣化を抑えつつリスクを低減できるという評価です。TLTは米国の長期国債のようです。

最近先進国株式のみと、先進国株式に何かを混ぜたものの比較をしています。次の記事もその1つです。

これは次の記事の続きです。 このアイキャッチを使ったシリーズでは先進国株式のみと、先進国株式に何かを混ぜたもののパフォーマンス...

興味がわいたのでVTIとVTI+TLT(56:44)を同じ流儀で比較しました。

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おことわり

これはk㎝3s様の記事の内容に反論するものではありません。また、めんどうな円換算をしないで、ドルのままで取引価格の変化を比較しています。あくまで、VTIにTLTを混ぜたらリターンがどう変化したかを見たかっただけです。

2011年1月から2018年6月まで

赤のラインがVTI、緑のラインがVTI+TLTです。比較期間の最初の頃はTLTを混ぜた方がリターンが高いです。でも時間の経過とともにVTIとのリターン差が開き、VTIが大きく下落してもTLTを混ぜたものとあまり変わらないようになりました。

ここからは比較期間を変えて確認します。

2013年1月から2018年6月

VTIが下落してもVTI+TLTよりもリターンは高いです。

2015年1月から2018年6月

VTI+TLTの方がリターンが高い時期もありますが、その後差を広げられています。米国株式が絶好調だった2017年以降は顕著です。比べるのがフェアでないと思うほどです。

2017年1月から2018年6月

TLTを混ぜることでリスク(変動率)が下がっていることが良く分かります。でも、これまで見てきたように、株式のみであることによる高いリターンによって差が大きく広がっていると、株式のみである宿命によって大きく下げたとしても、現実のリターンはまだ株式のみの方が大きいということが観測されます。

結論:どっちが得かは分かりません

株式と逆の値動きをする債券を混ぜることの効果は確かにありますが、ではどちらがより儲かるか、どちらが得かは誰にも分かりません。それは未来の経済状況次第です。

5年、10年という長い期間で考える場合、波はあっても株式がこれまで通り力強く成長を続けるなら、債券を混ぜる必要はないと考えます。大きく下落する(下落率が大きい)時はあるかも知れませんが、債券を混ぜた場合よりも含み益は大きい可能性が十分あります。

逆に株式が低調な期間が長く続く場合は、全く違った結果になるかも知れません。なので、どちらがより自分の好みにあっているか、どちらを選択するのがより納得できるかだと思います。

また、特に株式のみへの投資をする場合、リターンは高いけどリスクも高いので下落率も大きくなることを十分理解する必要があります。でないと大きな下落率にショックを受けて(狼狽売りなどをして)しまいかねません。

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