先進国株式 vs 4資産均等型

これは次の記事の続きです。

これは次の記事の続きです。 このアイキャッチを使ったシリーズでは先進国株式のみと、先進国株式に何かを混ぜたもののパフォーマンス...

上の記事では先進国株式と先進国株式+先進国債券を比較しました。今回比較するのは4資産均等型です。

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4資産均等型とは

誰が決めたのか分かりませんが、あるいは、誰が考えてもこうなるのかも知れませんが、4資産均等型は次の4資産を25%ずつ混ぜたものを言います。

  • 先進国株式
  • 国内株式
  • 先進国債券
  • 国内債券

「国内」が「新興国」であってもいいと思うのですが、そのパターンはないようです。次の商品はみなこの組成です。

  • eMAXISバランス(4資産均等型)
  • つみたて4資産均等バランス
  • ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
  • JP4資産均等バランス

4資産均等型は先進国と国内の株式と債券に25%ずつ投資するという分かりやすい組成です。時価総額比ではなくて均等型である点が嫌いな人は避けるかもしれませんが、均等型バランスファンドが確立されたモデルであることは確かです。

これまでの一連の比較結果からおおよそ想像が付きますが、比較の目的は実力を知ることです。その上で自分に合った商品を選択すれば良いのです。

前説

先進国株式はeMAXIS先進国株式の基準価額データをそのまま使います。4資産均等型は次の比率で合成したものを使います。合成結果は毎営業日リバランスされた理想的なものです。

  • eMAXIS先進国株式を25%。
  • eMAXIS TOPIXを25%。
  • eMAXIS先進国債券を25%。
  • eMAXIS国内債券を25%。

2011年1月から2018年6月まで

赤のラインが先進国株式、緑のラインが4資産均等型です。4資産均等型は変動率が小さいですが、時間の経過と共にリターンの差が広がって行きます。これは避けられない結果でしょう。

この比較だと4資産均等型のメリットを感じることができません。4資産均等型のメリットを感じることができる相場、経済状況もあるはずですが、それを見つけるのは容易ではありません。過去の実績データで比較しても過去にはそういうこともありましたねで終わってしまいかねません。

ですから理屈は置いとくとして、eMAXISシリーズの実績データではどうだったかを楽な気持ちで眺めることにします。

凡例の右側に利益率を表示しています。ただしこれは比較期間の先頭で一括投資した場合にのみ得られるものであることに注意してください。

2013年1月から2018年6月

先進国株式のリターンの高さが目立ちます。2015年から2016年にかけて株価が下落した時期も4資産均等型より高いです。

2015年1月から2018年6月

2015年から2016年にかけて株価が下落した時期は4資産均等型の良さが出ていますが、その後は先進国株式に逆転されています。

2017年1月から2018年6月

4資産均等型の良さを実感できません。先進国株式のリスク(変動率)の高さ、それと比べて4資産均等型のリスクの低さを感じますが、リターンを得ることを目的にするなら先進国株式の圧勝です。これは一括投資にのみ言えることですが、この比較結果だと積み立て投資でも同様の結果になると思います。

ここからは1年単位でリターンを比較します。

2011年

この時期は4資産均等型の良さを認識できます。

2012年

4資産均等型の良さはほとんど感じられません。

2013年

先進国株式の圧勝です。

2014年

先進国株式の方が下がっていることがありますが、それがリターンの低さというデメリットを相殺できるとは思えません。

2015年

この比較なら4資産均等型も悪くないと思えますね。

2016年

4資産均等型の良さが出てますね。

短い期間で見ると4資産均等型の良さを実感できることもありますが、数年以上で考えると先進国株式の普段のリターンの高さが上回ります。先進国株式の大きな下落に耐えられるなら、そして長期投資をするなら、先進国株式の方が有利です。

2017年は上の方に出てきたグラフを見てください。

結論:長期投資だと先進国株式にかなわない

4資産均等型の良さを実感できる期間、時期は限られます。長期投資になればなるほど先進国株式のリターンの高さが目立つようになります。普段のリターンの高さによりリターンの差が開くため、株価下落時に先進国株式が大きく下げて、4資産均等型の下げ率が小さくても、結果としては先進国株式の含み益の方が大きいという状態が観測されました。

求めるのはリターンであり、長期投資を目指していて短期間の大きな下落に耐えられるなら、先進国株式の方が4資産均等型よりも満足できると考えます。

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