楽天全米株式 vs 楽天全世界株式

トランプ政権を震源とした米中貿易戦争にとどまらない多くのリスクを抱えながらも、奇跡的に株価は上昇傾向にあります。やっとそれらしい含み益になったと感じている人も多いことでしょう。

という文章で始まる記事を書いたのがこの前の週末だったのですが、案の定また様子見だったりドル安円高に振れたりで株価は不安定です。でもこの記事では、株価が上昇した不思議ないっときを話題にします。

株価は上昇中ですが、基準価額の戻りはアセットクラスによって様々です。たとえば新興国株式は絶不調を継続中です。

この記事では楽天全米株式と楽天全世界株式、それにスリム先進国株式を加えた3本を受益者目線で比較します。

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2018年1月4日から7月20日まで

2018年1月4日から7月20日まで

  • 赤のラインが楽天全米株式です。1月の最高値を余裕で超えています。さすが楽天VTIです。
  • 緑のラインが楽天全世界株式です。1月の最高値にはまだ2.2%程度の差があります。
  • 青のラインがスリム先進国株式です。1月の最高値にあと数10円まで戻してきました。

2017年10月10日から2018年7月20日まで

楽天全米株式、楽天全世界株式の設定日直後を避けて比較しました。楽天バンガードシリーズ登場直後から投資していたらどうだったでしょうか。

2017年10月10日から2018年7月20日まで

楽天全米株式に比べて楽天全世界株式には不調が続く新興国株式が入っているのでパフォーマンスが悪いです。国内株式も同様に戻りが悪いので差を広げる要因になっています。受益者目線では、新興国株式と国内株式が足を引っ張っていると言えます。楽天全米株式は米国株式のみなのでこの期間だと最高のパフォーマンスを発揮しています。

なお、新興国株式と国内株式がそれぞれそれらの1月の最高値付近まで戻しても、リターンの高さでは楽天全米株式にはかなわないと思いますが、現状はそれより悪いです。この点において、楽天全世界株式の受益者は満足できていないと思います。

一方スリム先進国株式は楽天全米株式には及びませんが、受益者の受ける印象は決して悪くないと思います。

なお凡例の右側にある利益率は比較期間の最初に一括投資していた場合のものです。

2017年11月から毎月初に5万円積み立てていた場合

2017年11月から毎月初に5万円積み立てていた場合

この比較期間は積立投資にとって有利な(積立投資のメリットが発揮できる)ものでした。基準価額が下がっている時もそのまま積み立てを継続できた人は基準価額が戻った時に含み益が増えるのを実感できているはずです。(でもそれが積立投資の、いわゆるドルコスト平均法のメリットが生かされた結果だと認識するのは困難です。)

戻りが弱い楽天全世界株式でも含み益が3.6%あります。たった8ヶ月積み立てた結果であることを考えれば十分だとも言えますが、株式100%に投資していることを考えると物足りないかも知れません。逆に楽天全米株式を選択していた人は十分満足しているはずです。スリム先進国株式を積み立てている人もそうだと思います。

満足度だけなら

楽天全世界株式は楽天全米株式に遠く及ばないでしょう。それはパフォーマンスにこれだけ差があるとやむを得ないと思います。この比較期間は楽天全世界株式にとって良い結果が出せない、新興国株式や国内株式に足を引っ張られた期間だったということです。今後のことは分かりません。

僕の感覚ではこうです。

  • 楽天全米株式は高いリスクに見合うだけのパフォーマンスを発揮しました。
  • 楽天全世界株式は相応に高いリスクに見合うパフォーマンスを発揮できませんでした。
  • スリム先進国株式は、楽天全米株式ほどではないものの、高いリスクに見合うだけのパフォーマンスを発揮できました。楽天全米株式と比べてリスクが低い分、パフォーマンスも低い、その程度(比率、あんばい)は納得できるものだと理解しています。

投資は自己責任で、と言われます。投資先によってパフォーマンスはさまざまで、リスク相応の含み益が得られる時期もそうでない時期もあります。どちらの場合も、自分が負っているリスクについては常に意識をしておくことが必要でしょう。

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