次の記事で勝手な予想をしていました。
ついにその内容が発表されましたので、答え合わせをします。
予想1:つみたてNISA口座限定になる
外れました。特定口座ですね。
予想2:スリムシリーズは対象にならない
当たりました。もっとひどいことに、選ばれた商品はアクティブファンド四天王でした。
予想3:積み立て金額の上限が設定される
当たりました。5万円です。金額まで当たりましたよ。
やはりそう来たか
僕は先の記事でこう書きました。
総じて投信ブロガーが抱いている希望は粉砕されると思っています。
投信ブロガーにもアクティブファンド四天王のどれかに投資している人はいるので、そういう方は喜んでいるかも知れません。
次はプレスリリースからの引用ですが、商品の選択理由の説明はひどいですね。
引用:プレスリリース
正しくはこうでしょう。「ローコスト投信では赤字額が増えるので、ハイコストなアクティブファンド以外に選択の余地はありませんでした。」それでも0.5%のポイントを付与すると単純計算では多くが赤字(持ち出し)ですから、これを呼び水にエポスカードの利用額が増えないと大変なことになります。最悪数年後にサービス中止、口座廃止になっても他の証券会社に移管すれば良いだけですが。
tsumiki証券の取り分
商品 | 販売会社の報酬(税抜き) |
セゾンVGBF | 0.172% |
セゾン資産形成の達人ファンド | 0.200% |
コモンズ30 | 0.500% |
ひふみプラス | 0.455% |
ちゃんと計算する気になれませんが、ひふみプラスは純資産総額が500億、1,000億を超えた分については報酬が削減されます。そしてひふみプラスは純資産総額が1,000億を軽く超えている(現在6,200億以上あります)ため、販売会社の取り分は上記表の値よりも減っているはずです。
消えるサービスは普通にあります
金融機関の制度改悪は日常茶飯事です。クレジットカードのポイントが付与されなくなるサービスが増えることも良くあります。
年間のつみたて金額やつみたて期間に応じた、エポスポイントもプレゼントいたします。
プレスリリースにはこうありますが、上限5万円/月の積立額に対して0.5%のエポスポイントを付与するとは書かれていません。なんか怪しいと思いませんか。実はもっと残念な縛りが用意されていると僕は予想しています。もう十分残念なのにもっとですか、みたいな。
結論としては、tsumiki証券は投信ブロガーの期待を裏切る残念なものだった、ということでしょう。(それにしても不明瞭なプレスリリースですね。)
このサービスがどうなるかは未来にならないと分かりませんが、消えてしまったり、ポイントが減らされたりしても全く驚きません。たくさん学習済みですから。
2018年9月1日追記
次はたわら男爵様のブログ記事です。
tsumiki証券の公式サイトが開設されています。とっても残念な内容です。信託報酬の高いアクティブファンド四天王を選んでおいておすすめだと言う姿勢は受益者をナメきっています。そしてポイント制度はとてもしょぼいものでした。
そこへ楽天グループがトドメを刺しました。
tsumiki証券はサービス開始と同時に死にました。