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インデックス投資

バランスファンドはどんぐりの背比べではありません

投稿日:2018年7月27日 更新日:

半年以上前に次の記事を書きました。

バランスファンドは8資産均等型など資産割合が決まっているものを除くと、商品ごとに資産割合(組成)が異なるため当然パフォーマンスは同じにはなりません。そして得られるリターンは各資産のリターン×資産割合の合計ー運用コストで決まります。資産割合が違うと負うリスクが違うので、組成の異なるバランスファンドのパフォーマンスを横並びで比較するのは不適当です。

でも一歩下がってバランスファンドの実際のリターンはどうなの?と思うのは自然です。なぜならリターンを求めてインデックスファンドに投資しているからです。(投資目的がリターンでないなら応分のリスクを負う理由が説明できないでしょう。)

比較対象インデックスファンド

次の4本に登場して頂きます。

  • eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
  • セゾンVGBF
  • 世界経済インデックスファンド
  • SBI資産設計オープン(資産成長型)

2017年8月1日から2018年7月20日

2017年8月1日から2018年7月20日

4本まとめてプロットするとぐちゃぐちゃですが、全体の傾向として1月の最高値に戻せていません。戻りが悪いです。

凡例の右側にある利益率は比較期間の最初に一括投資をした場合のものです。そこそこ違いがあります。

次は同じ期間で毎月初に5万円積立投資をした場合です。

毎月初に5万円積立投資をした場合

基準価額の戻りが悪いので積立投資のメリットが十分発揮できていません。スリムバランスと世界経済インデックスは、約1年間積立投資を続けてこの利益率では不満に思うでしょう。セゾンVGBFとSBI資産設計オープンは不満はあっても我慢できるレベルではないでしょうか。

2018年1月4日から2018年7月20日

比較期間を2018年にすると少し様子が変わります。

2018年1月4日から2018年7月20日

どれも1月の最高値まで戻せていませんが、世界経済インデックスの低迷が目立ちます。

セゾンVGBF vs 世界経済インデックス

2017年8月からです。

セゾンVGBF vs 世界経済インデックス 2017年8月から

僕にはこう見えます。世界経済インデックスはどこかの時点で大きくリターンの差を広げ、しばらくそれを維持するものの、ある時点で大きく下げてからはその差を縮められていません。

次は2018年1月からです。

セゾンVGBF vs 世界経済インデックス 2018年1月から

セゾンVGBFの組成はこうです。

セゾンVGBFの組成

引用:目論見書

世界経済インデックスの組成はこうです。

世界経済インデックスの組成

引用:目論見書

世界経済インデックスは新興国の割合が高いですね。新興国株式は1月下旬以降低迷が続いているのでこうなるのはやむを得ないですね。

次はeMAXIS Slim新興国株式の2018年1月からの基準価額の変化です。

eMAXIS Slim新興国株式の2018年1月からの基準価額の変化

絶不調です。米中貿易戦争のリスクもありしばらくは1月の最高値まで戻せないかも知れません。(その「しばらく」は数ヶ月ではなくて数年ということも十分ありえます。トランプ政権が対中国で狙っているのは対EUとは本質的に違うようですから。)

結論:投資先が違えばリターンも違います

当たり前ですね。自分が投資しているインデックスファンドのパフォーマンスに納得が行かない場合、投資先が自分の好みに合っているか、世界経済の現状に照らして納得できるリターンが得られているか見直してみることをおすすめします。現状がどうであれ結果として受け入れるのも良し、投資対象・商品を見直すのも良いでしょう。

書籍用のセールストークである「放ったらかし投資」を真に受けて自分が投資しているものの現状を確認すらしないのは愚かな行為です。どうなってもいい程度の資金しか投入していないなら別にかまいませんが、そうでないなら気にすべきです。でないと高い確率で損します。

いけない、今月はもう毒を吐かないつもりでした。

 

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