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インデックス投資

スリム先進国株式の24.0%はVGKの83.9%です

投稿日:2018年8月20日 更新日:

僕はリスク資産はスリム先進国株式一本に絞ることにしました。現在は他のものも保有していますが、いずれ整理します。そこで全力で投資することになるスリム先進国株式について理解を深めているところです。

次の記事でスリム先進国株式の米国内投資対象をS&P500やVTIのそれと比較しました。

この記事では米国外への投資対象について調べます。

VGK

スリム先進国株式のベンチマークはMSCIコクサイで、そのうち約66%が米国株式、約34%が米国以外の株式です。米国株式部分はS&P500まるごと+おまけだと思って大丈夫ですが、では残りの約34%は何でしょう。日本を除いた先進国だというのは知っていても、具体的には何なの?良く知られているETFと同じなの?そう思ったことはありませんか。

VGK(Vanguard FTSE Europe ETF)はFTSE欧州先進国オールキャップ・インデックスをベンチマークにしています。これがMSCIコクサイの米国株式以外だったら良かったのですが、残念ながらそうではありません。無視できない違いがありますが、それも含めて確認しましょう。

検討に使ったデータ

この記事で検討に使ったMSCIコクサイのデータはこちらから、VGKのデータはこちらからダウンロードしました。

保有比率は当然変動しますので参考値程度として下さい。また特に今回は嫌いな手作業をたくさん強いられたため、間違っているところもあると思います。総じて検討結果の正しさは保証できませんのでご了承ください。

米国以外の株式の構成

MSCIコクサイの総銘柄数は1316です。うち米国以外の株式は684です。一方VGKは1293です。(指数の対象銘柄であっても保有率が0.00%となっているものは除いています。)次はVGKとMSCIコクサイの米国以外の国別投資割合を比較したものです。

VGKとMSCIコクサイの米国以外の国別投資割合を比較

空白のところは指数が投資先にしていない国です。MSCIコクサイが投資対象国にしているカナダ、オーストラリアは欧州ではないのでVGKにはありません。またなぜかVGKは新興国である南アフリカに0.1%ながら投資しています。

次の表はMSCIコクサイ内の米国以外の合計が100%になるように調整したものです。

MSCIコクサイ内の米国以外の合計が100%になるように調整

ウェイトは時価総額比で決めているので保有比率は納得できますね。

MSCIコクサイとVGKの保有銘柄を比較

MSCIコクサイとVGKが共に保有している(重複している)銘柄を比較したところ、それらはMSCIコクサイの24.0%、VGKの83.9%を占めていました。つまり「MSCIコクサイの24.0%はVGKの83.9%と同じである」と言えます。

投資対象国はMSCIコクサイの方が多いですが、銘柄数はVGKの方が多いです。

次は比較結果の先頭部分です。MSCIコクサイの保有比率はMSCIコクサイ内の米国以外の合計が100%になるように調整したものです。

MSCIコクサイとVGKの保有銘柄を比較

詳しく見たい方はエクセルファイルがこちら(MSCIコクサイとVGKの投資先比較)にあります。

TOK vs IVV vs VGK

ここからは娯楽の要素が強くなります。TOKはMSCIコクサイをベンチマークにしているETFです。IVVはS&P500をベンチマークにしているETFです。TOKはIVVをほぼ丸ごと内包していますが、米国株式以外の影響のため(そのはずです)長期で見るとTOKはIVVにリターンの高さでは勝てませんでした。

本当はMSCIコクサイの米国株式以外と投資先が一致するETFがあると比較が楽しいものになるのですが、残念ながらそれはなさそうです。で、代わりと言っては失礼ですが、VGKに登場して頂きます。

各ETFの取引価格(close)を円換算したものの騰落率をプロットします。配当金を無視していますのでインチキですが、リターンの相対的な違いは分かるでしょう。

まとめてプロット

比較期間は2010年1月から2018年7月までです。

まとめてプロット

赤のラインがTOK、緑のラインがIVV、青のラインがVGKです。この比較期間だとIVV(S&P500)のパフォーマンスは圧倒的です。TOK(MSCIコクサイ)はIVVにかないません。8年以上の期間でこういうグラフを見るとリターンの差が際立ってしまいます。

VGKは相対的に見劣りします。この比較期間だと欧州と米国の差が大きかったということでしょう。

IVVとVGKを合成してみた

IVVとVGKを66:34で合成したものとTOKを比較しました。夏休みの自由研究です。

IVVとVGKを66:34で合成したものとTOKを比較

TOKよりもIVVとVGKを合成したものの方がリターンが高くなりました。まあこれは娯楽なのでマジに受け取らないで下さい。

欧州への関心が高まりました

この記事を書くのにまた長い時間を投入しましたが、いろいろと得るものがありました。僕自身の欧州への関心が高くなったのは収穫の1つです。これから全力で投資することになるMSCIコクサイについて理解を深めておくのは非常に有意義だと思います。

MSCIコクサイの米国株式部分については(知識を得たいという欲求に関しては)満足していますが、それ以外はまだまだなのでもう少し調べて記事にしたいですね。

 

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