個人事業主が節税してインデックス投資

個人事業主のリアルな節税やインデックス投資、お金についてお話しします

インデックス投資

新興国株式は安くなっているので買い時です(ただし嫌いでなければ)

投稿日:2018年8月27日 更新日:

みなさんは新興国株式に投資していますか?スリム新興国株式や楽天新興国株式を買っている人もいれば、スリムバランスとかスリム全世界株式(除く日本)とか楽天全世界株式を買っていてその中に含まれているという人もいるでしょう。僕はWealthNaviへの投資で購入しているVWOの10万円程度を除くとありません。

現在新興国株式は絶不調です。投資先に新興国株式が含まれているとその比率に応じてパフォーマンスが劣後していると思います。基準価額は上がったり下がったりするものですから、そういう表現は好ましくないと考える人もいるでしょう。どう捉えるかはその人次第です。

では一歩下がって新興国株式を俯瞰してみましょう。

投資先

スリム新興国株式はMSCIエマージング・マーケット・インデックスをベンチマークにしています。楽天全世界株式(とVWO)はFTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)インデックスをベンチマークにしています。この2つの指数の国別保有率を前者はこちらの資料から、後者はこちらからダウンロードして比較しました。

次の表はMSCIエマージング・マーケット・インデックスの国別保有率順で並べたものです。MSCI EMと省略しています。FTSEエマージング・・・は長いのでVWOと表記しています。

国別保有率比較

参照した資料の違いで小数点以下の桁数が違います。MSCI EMは合計が100%を超えていますが無視しましょう。大きな違いは韓国の扱いです。MSCI EMでは韓国は新興国ですが、VWOでは韓国は先進国で、VEAに入っています。よって韓国は楽天全世界株式(とVT)に含まれます。

またMSCI EMは小型株を含まず1,137銘柄ですが、VWOは小型株を含んで4,655銘柄もあります。

表ではイメージしにくいので円グラフを作りました。

MSCI EMの保有比率

VWOの保有比率

MSCI EMだと中国、韓国、台湾、インドで66%、VWOだと中国、台湾、インドで60%です。新興国株式に投資するということはこれらの国々の経済成長に賭けていることと同意です。そうでないなら考え直した方がいいです。

最近世界に迷惑をかけているトルコはどちらにも入っていますが割合は小さいです。悪そうに思えても時価総額比で含めるのが平均を目指すということです。ここで人間の未来予測、判断が入ると指数は違った狙いのものになってしまいます。そして往々にしてそれは平均を狙った指数に負けると言われます。

過去のリターン

次はeMAXIS先進国株式とeMAXIS新興国株式のリターン比較です。

eMAXIS先進国株式とeMAXIS新興国株式のリターン比較

赤のラインが先進国株式、緑のラインが新興国株式です。1年とかある期間を区切って比較すると新興国株式がリターンの方が圧倒的に良かったということもありますが、長い期間で比較すると(この比較期間では)新興国株式は先進国株式にかないません。先進国株式から見れば「俺様と比較されようなんて100年早いわ」というところでしょう。

それでも世界分散のメリットを考慮して新興国株式を投資先に含めるのには反対しません。僕は新興国が嫌いなので含めませんけどね。

下落率

次はスリム新興国株式と楽天新興国株式の年初からの基準価額の騰落率の変化です。

スリム新興国株式と楽天新興国株式の年初からの基準価額の騰落率の変化

当然どちらも同じような動きをします。そして絶不調です。形容詞「絶」はおおげさかも知れません。それは過去にはもっと不調な時があったからです。

次は年初からの基準価額の最高値からの下落率の変化です。

年初からの基準価額の最高値からの下落率の変

15%程度下落したところから抜け出せないでいます。トランプ大統領の言動が予測不可能なのと、中国を現在のまま放置すると世界にとって不利益になることが分かっているので誰も米中間の覇権争いを本気で止めようとしないことから、新興国株式市場は簡単には回復しないと予想しています。

でもいずれきっとまた右肩上がりで成長するでしょうから、それを考えれば今は安くなっているので買い時だと言えます。ただし新興国が嫌いでなければ、です。投資先の上位にいるのは中国、韓国、インドなどです。儲かるならどうでもいいという考えもあるでしょうが、僕はそれらの国には投資したくないです。少なくとも「新興国株式」というパッケージでは投資対象に含めたくありません。嫌いだし、そのリターンに魅力を全く感じないからです。

TOK vs VWO

もっと長期で比較したい?ではMSCIコクサイをベンチマークにしているTOKと、楽天新興国株式の原資産であるVWOの取引価格を見ます。次のグラフはYahoo!Financeからの引用です。

TOK vs VWO

リーマンショック前から現在までです。赤のラインがVWOです。全く魅力を感じません。

下落率比較

次はeMAXIS先進国株式とeMAXIS新興国株式の基準価額の最高値からの下落率を比較したものです。

eMAXIS先進国株式とeMAXIS新興国株式の基準価額の最高値からの下落率の比較

赤が先進国株式、緑が新興国株式です。新興国株式の方が下落率が高いことが分かります。つまり僕にはリターンは魅力的でない上にリスクが大きいと思えてしまいます。

どちらに賭けますか?

新興国株式に投資して高いリスクを負っただけのリターンが得られる方に賭けるのも良し、リターンは先進国株式や米国株式に比べて魅力的とは思えないので投資しないのも良いでしょう。どっちが正解かは(今は)誰にも分かりません。なので納得した上で好きな方に賭けましょう。

で、新興国株式に賭けるなら今は追加投資のチャンスです。もしこれが新興国株式ではなくて先進国株式なら(先進国株式がそれだけ下落しているなら)僕は嬉々として追加投資しますよ。

 

-インデックス投資

Copyright© 個人事業主が節税してインデックス投資 , 2018 All Rights Reserved Powered by STINGER.