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先進国株式 vs S&P500:それでも僕は先進国株式を選択します

投稿日:2018年8月30日 更新日:

次の記事でMSCIコクサイはS&P500にリターンで勝てなかったと書きました。

この傾向は米国株式が絶不調なのに米国と日本を除いた先進国が好調という状況にならない限り変わらないと思いますし、その状況が数年以上続くことは想像しずらいです。先進国株式が全滅という状況が数年以上続くのは十分想像できますけども。(正直、自分が生きている期間には起きて欲しくないです。)

上記記事で比較したのはTOKとIVVでした。どちらも配当金を無視、かつドルのままでの比較でした。先日S&P500のトータルリターンのデータをダウンロードできることが分かったので、せっかくですからeMAXIS先進国株式の実データと、円換算したS&P500のトータルリターンを比較します。

グラフを見る前からS&P500のトータルリターンの圧勝なのは分かっています。偏差値60と70の高校生の全国模試結果を比較するようなものです。でもどれぐらいの実力差があるのか知るのは意味があります。

そしてそれは将来のスリム先進国株式とスリム全米株式(S&P500)の実力差を占う指標になります。

リターン実績

作業量の関係でS&P500のトータルリターンの円換算を2010年1月6日から2018年7月30日まででしか行っていないため、その期間での比較です。

2010年1月6日から2018年7月30日までのリターン比較

赤のラインがeMAXIS先進国株式、緑のラインがS&P500トータルリターンです。先進国株式とS&P500では勝負になりません。

凡例の右側に利益率があります。この比較期間(8年7ヶ月)では158.6%対259.6%と1.63倍もの差が生まれています。もちろんこの利益率は比較期間の最初に一括投資をした場合のものですから僕らの脳には「誇張」されて投影されています。

では一般人のベストプラクティスである積み立て投資ではどうでしょうか。

積み立て投資でもかないません

次は2010年2月から毎月初に5万円を積み立て続けたシミュレーション結果です。

2010年2月から毎月初に5万円を積み立て続けたシミュレーション結果

先進国株式とS&P500だと、この比較期間では、似たような変化で振れ幅が違うだけという傾向が強いので、次の記事に出てくるような「積み立て投資による違い」は生まれません。

利益率は82.8%対121.4%と1.46倍の差です。この比率は相場によって変動しますが、積み立て投資であっても先進国株式はS&P500にかなわないということです。高校生のたとえで言うなら、学力(偏差値)の差は埋めようがありません。

結論:それでも先進国株式のみで行きます

S&P500は強いです。このブログを始めるのが(=インデックス投資に真剣に取り組み始めるのが)あと数年遅かったら、僕はS&P500のみで行くことにしていたかも知れません。(その場合はスリム全米株式(S&P500)を選択しているでしょう。)でも僕はS&P500の(言い換えれば米国株式の)強さは分かった上でそれでも先進国株式のみで行きます。

その理由は2つあります。

理由1:米国のみに依存するリスクが気になるから

どの国であろうとカントリーリスクはあります。米国でカントリーリスクが現実のものとなった場合は、少なくとも先進国を丸ごと引きずり込むことになるのかも知れませんが、米国一国集中は避けたいと思うのです。その代りに、米国株式100%なら得られるはずの素晴らしいリターンの一部をあきらめることになります。

MSCIコクサイの63%はS&P500でできています。

残り37%は米国と日本を除く先進国で、長期で見るとそれらのリターンはS&P500にはかなわないため、結果的に先進国株式のパフォーマンスを引き下げます。その代わり、米国一国集中を避けられます。

僕にとって前記37%は保険のようなものです。気休みにしかならない可能性も高い(米国株式相場がダメなら先進国もみんなダメとか)ですが、僕はせめてそれぐらいの分散はしたいと思ったのです。

それに先進国株式のリターンは十分高いです。先進国株式に何か別の資産を混ぜるとどうなるかはさんざん調べましたが、結論として僕の場合は先進国株式のみが良いとなりました。

理由2:スリム先進国株式があるから

スリム先進国株式はMSCIコクサイをベンチマークにしたインデックスファンドでベストな選択肢となるための次の条件を満たしています。

  1. トータルコストが低廉であること。
  2. 現物株運用であること。
  3. 指数との乖離が少ないこと(=運用が安定していること)。

しかも競合するインデックスファンドの信託報酬引き下げに自動的に追随してきている(少なくともこれまでは)のも強みです。

現時点でスリム先進国株式に投資できること、これから全力で投資できることを僕はとても幸運に思います。人によってはニッセイ外国株式やたわら先進国株式にすでに投資を完了していて、スリム先進国株式に乗り換えたくても含み益が大きくてできないということもあるでしょう。これは、投資は必ずしも古くからやっている人の方が条件が良いとは限らない一例です。

僕にとってスリム先進国株式は未来を託せる選択肢であり、長く付き合うつもりです。

 

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