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iDeCo(確定拠出年金)の移管時にはどうしても避けたいことがあります

投稿日:2018年9月1日 更新日:

僕はごく近い将来起こることすら予知できません。そのせいで半年以内に2回もiDeCoの金融機関を変更することになってしまいました。

現在楽天証券から松井証券に引っ越し中なんですが、楽天証券で開設したJIS&Tの画面から資産が消えたものの、松井証券で開設したJIS&Tの画面には現れていない状態です。

で、iDeCoの金融機関を2回変更している経験から、できればこれは避けたいということをお話しします。

一度売却されて現金で移動します

たとえば特定口座のスリム先進国株式をSBI証券から楽天証券に移管する場合は、売却されずに保有している口数がそのまま移動します。売却を伴わないので譲渡税20.315%が課税されることはありません。移管手数料は必要ですが、移管自体では損も得もしません。

一方iDeCoの場合は口座をまるごと移管します。その際、保有資産はいったん売却されて現金になります。でも受益者の手には渡らないので譲渡税は課税されません。現金で移管先の口座に移動すると、それで指定の商品が購入されます。

ここで何も考えないと損してしまう状況が発生します。

たわら先進国株式からスリム先進国株式へ

僕がiDeCo口座を楽天証券から松井証券に移管するのは、たわら先進国株式からスリム先進国株式に乗り換えたいからです。大好きな楽天証券ですが、困ったことにiDeCoでスリム先進国株式を扱っていません。しかも金融庁の方針でiDeCoの取扱商品数は制限されているので、待っていても楽天証券のiDeCoのラインアップにスリム先進国株式が追加される可能性は(同じベンチマークに投資するたわら先進国株式があるので)ほぼゼロだと判断しました。

楽天証券のiDeCoで保有しているたわら先進国株式は280万円ぐらいあるのですが、何も対策しないで移管されるに任せた場合次のようなことが容易に起こりえます。

  • たわら先進国株式の基準価額が下がっている(=含み益が減っている時)に現金化されました。
  • 現金が移管先の口座に移動し、スリム先進国株式を購入するまでに事前には分からない日数がかかりますが、その間にスリム先進国株式の基準価額が3%も上昇してしまいました。
  • 移管により「安く売って高く買う」行為を行ってしまったため、3%も損してしまいました。

移管時に「高く売って安く買う」を狙うのは困難なので考えない方がいいですが、「安く売って高く買う」のを避ける方法があります。でもどちらにも怪しさがあります。

対策1:移管先で購入する商品を定期預金にしておく

移管先で購入する商品を定期預金にしておくと、お目当ての商品の基準価額が上がっている時に買うことを避けられます。そして基準価額が下がった、損しないところでお目当ての商品にスイッチングします。

上記の例だと、現金化された日のスリム先進国株式の基準価額を調べて、それより十分下がったと思ったところでスイッチングします。

でもそういうタイミング売買はほぼ不可能って言われていますよね。基準価額が下がらなくていつまでたってもスイッチングできなくなることだって普通に起こるでしょう。だめじゃないですか。

なので、強気相場の時はそもそもこの対策1をしないか、基準価額が現金化された日のものより上がっていてもすぐにスイッチングするべきです。でも、あと数年以内に暴落または大きな調整があると確信できるなら、定期預金のまま出動タイミングを待つのも楽しいはずです。僕はそれを期待しています。

対策2:自分で現金化しておく

iDeCo口座の移管で困るのは、いつ資産が自分の管理下から外れるかそのタイミングが分からない点です。分かっていれば違ったやりようもあると思いますが、分からないので不安に感じます。基準価額が下がった時に現金化されるのはうれしくないので、できれば上がっている時に現金化されたいです。でもそのタイミングが分かりません。相場が強気でほぼ上昇傾向ならば何もしなくていいですが、今年の3月以降のように上がったり下がったり方向感のない状態が続く(ボックス相場と表現するようです)場合は、これぐらい上がっていれば現金化してもいいかな、と思えるものです。現金化は簡単です。定期預金にスイッチングするだけです。もちろん譲渡税は課税されません。

妻はまだ38万円程度しかなかったので1回で、僕は280万程度あったので5回に均等に分けて現金化しました。たわら先進国株式の基準価額が上がったり下がったりしている時に、昨夜これぐらいだったから現金化しても後悔しないな、と思ってスイッチングの指示を出したのです。指示を出してから約定まで数日時差があるので思惑が外れる可能性も十分ありますが、そうして4回納得できる基準価額でスイッチングできました。が、5回目はその条件を満たせず待っていたら資産が消えてしまいました。そうです、僕の管理下から外れてしまったのです。

その後JIS&Tから現金化して移管する時の明細書が届き、5回目の強制現金化もそこそこの基準価額で行われていたことが分かりました。

そこまで労力をかける価値があるのか?と思われる人もいることでしょう。でも僕の場合、ちょうど基準価額がフラフラしていて来週は上がっているのか下がっているのか見当もつかない状態だったので、運を天に任せて現金化されるより、自分で現金化したかったのです。強気相場ならこんなことはしない方が得すると思います。

iDeCoでしかできない楽しみ

インデックス投資では、相場は読めないと言われますが、一方で上がり続ける相場も下がり続ける相場もない、とも言われます。読めないのにどうしてそんなことが言えるのか、矛盾しているように思います。そして、いろんな人が近いうちに大きな調整はあるだろうと言います。次の暴落が近いという予想もたくさんあります。

どう呼ぶかは別にして、数年以内に20%を超える下落が起こる可能性は高いと思います。また、それは積み立て投資を継続中の僕にとっては絶好の追加投資のチャンスなので、その下落で困る人が出ることになど配慮しないで待ち望んでいるのが実態です。(でもリーマンショック級の暴落があると本業に影響が出たりして泣くハメになる危険性もあります。)

それで、iDeCo口座で移管した資金や新規の拠出金はいったん定期預金に入れておいて、次の下落時にスリム先進国株式にスイッチングするのもいいかなと思っています。実際にどうするかはまだ分かりませんが、松井証券のiDeCo口座では移管した現金も拠出金も定期預金に入るようにしています。

これは(制約の多い)iDeCoでしかできない楽しみです。iDeCo特有のメリットであり、当たれば含み益をより大きくできます。

 

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