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インデックス投資

インデックス投資を15年続けて含み益がたったの60%で満足できますか?

投稿日:2018年9月8日 更新日:

日本経済新聞の記事「リーマン危機から10年 個人投資家が得た2つの教訓」によると、水瀬ケンイチ様は2002年からインデックス投資を開始して2017年末で投資元本4,000万円の評価額が6,400万円になったそうです。含み益60%ですね。

僕はこれを読んで僭越ながら「少ない」と思いました。そこで少しシミュレーションをしたところ、先進国株式のみに投資していればもっと含み益を大きくできていたことが確認できました。もちろん相応のリスクを負うわけですから万人向けではありませんが、どれだけ違うかは知っておいて損はないでしょう。

シミュレーション条件

水瀬ケンイチ様の著書「お金は寝かせて増やしなさい」によると、2002年からインデックス投資を開始したが記録があるのは2004年からで、2004年当初の元本は350万円でした。元本は同じペースで増えたわけではありませんが、記事にある通り2017年末で4,000万円だとします。2002年のいつからかが分からないので、2003年1月から2017年末までの15年間に、毎月同額(22.2万円)を積み立て投資したものとします。

日興インデックスファンド海外株式の場合

日興インデックスファンド海外株式は設定日が2001年10月と古いです。MSCIコクサイをベンチマークにしていて、現在の信託報酬は税込み0.9072%と高額ですが、過去15年間ではもっと高い時期もあったかも知れません。また、現在は普通に買えますが、当初はDC専用だったような気がしています。

引用:楽天証券

では2003年1月から2017年末までの15年間、毎月初22.2万円を積み立て続けたときのシミュレーション結果です。

日興インデックスファンド海外株式の場合

リーマンショック時も積み立て投資をやめていませんが、買い場と見なして追加投資もしていません。ひたすら同額を積み立て続けた結果です。利益率は107.69%なので資産は倍に増えています。(でも特定口座に入っているものはいずれ20.315%課税されます。)

このシミュレーションは選択した商品に違和感を覚える方もいることでしょう。ではもっと一般的なものに投資してみます。

SMTグローバル株式の場合

同じくMSCIコクサイをベンチマークにしています。馴染みのある方も多いことでしょう。設定日が2008年1月9日なので、2008年2月から2017年末までの積み立てシミュレーションです。積み立て期間は9年12ヶ月です。積み立て額は同じなので元本合計は少なくなります。

SMTグローバル株式の場合

利益率は102.34%です。資産は倍に増えました。(含み益でしかありませんが。)

eMAXIS先進国株式の場合

同じくMSCIコクサイをベンチマークにしています。スリムシリーズと兄弟関係にあるので認知度は高いと思います。設定日が2009年10月28日なので、2009年11月から2017年末までの積み立てシミュレーションです。積み立て期間は8年2ヶ月です。

eMAXIS先進国株式の場合

利益率は87.64%です。

過去15年間は一様ではありませんが

2017年末までの15年間は毎年同じではなく変化に富んでいたわけですから、その期間の運用成績と違う期間の運用成績を比べるのはフェアではありません。が、シミュレーション結果から分かる通り、先進国株式に積み立て投資を続けていれば、もっと短い期間でより大きな果実を手にできたのは事実です。

高いリターンを得るには相応に高いリスクを負う必要がありますから、リスク許容度を超える場合は他の資産を混ぜることになるでしょう。その分リターンは低くなります。

セゾンVGBFの場合

ではせっかくですのでバランスファンドの大先輩であるセゾンVGBFに登場して頂きます。そこそこのリスクでそこそこのリターンを目指せる代表格です。設定日はリーマンショックを間近に控えた2007年3月なので、2007年4月から2017年末までの積み立てシミュレーションです。積み立て期間は10年9ヶ月です。

セゾンVGBFの場合

利益率は54.05%です。これを十分と思えるなら債券を含むバランスファンドなどを選択したので良いでしょう。物足りないと思うなら、自分のリスク許容度を良く吟味した上で他の選択肢を考えればいいでしょう。

選択肢はたくさんあります

幸い現在の投資環境は5年、10年前とは比較にならないほど良くなっていると言われます。少額投資非課税制度(NISA系)の拡充、インデックスファンドの超ローコスト化、魅力的な商品の登場など、古くから投資している人の方が有利とは言えない(かも知れない)状況です。

選択肢はたくさんありますから、何に投資するかは良く考えて決めましょう。責任は負わねばなりませんが、選択は自由です。

 

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