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楽天新興国株式 vs eMAXIS Slim新興国株式:論理的な選択はこちら

投稿日:2018年9月10日 更新日:

楽天新興国株式はVWOを買うだけのインデックスファンドです。スリム新興国株式は現物株運用(先物は多くて5%)のインデックスファンドです。

楽天全世界株式(とVWO)はFTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)インデックスをベンチマークにしています。スリム新興国株式はMSCIエマージング・マーケット・インデックスをベンチマークにしています。韓国を投資先ににしているかどうかの違いが大きいです。

ベンチマークが違うので、楽天新興国株式とスリム新興国株式を同じ土俵で比較するのは不適切ですが、単純にどっちが儲かっているの?という興味を持つのは自然です。

よろしければ次の記事もご覧ください。

リターン実績

次は楽天新興国株式が設定された翌月である2017年12月から2018年8月末までの、基準価額の騰落率を比較したものです。

2017年12月から2018年8月末までの基準価額の騰落率の比較

凡例の右にある利益率は比較期間の最初に一括投資した場合のものです。今は新興国株式は絶不調なのでどちらも大きくマイナスです。

グラフを見て分かるようにどっちもどっちです。大差ありません。

積み立てパフォーマンス比較

では一般人のベストプラクティスである積み立て投資ではどうでしょうか。次は毎月初に5万円を積み立て投資した場合のシミュレーション結果です。

積み立てパフォーマンス比較

階段状の元本のライン(灰色)を大きく下回っているのが分かります。2月に下落してから回復できていないのでこれは当然の結果です。

数字の上ではスリム新興国株式の方が良いですが、これは時期によってコロコロ変わると思います。

また、現在の含み損に耐えて積み立て投資を続けられれば、いずれ基準価額が戻った時に大きな果実を手にすることができます。新興国株式が嫌いでないなら今の含み損には目をつむって積み立て投資を続けるべきです。

売れているのは

スリム新興国株式の圧勝です。次は設定来の総口数の変化です。

設定来の総口数の変化

赤のラインが楽天新興国株式、緑のラインがスリム新興国株式です。スリム新興国株式は2017年12月13日から信託報酬を税抜き0.339%から0.190%に大幅値下げしました。総口数の増加率が明らかに上昇したのはその効果だと思います。

一方の楽天新興国株式は設定来一定のペースで増やしてはいるものの、純資産総額はまだ8.3億円しかありません。楽天VT、楽天VTIのように売れないことは分かっていたでしょうが、期待したほど売れてないと、楽天投信投資顧問はがっかりしていると想像します。

論理的な選択は

ETFを買うだけのインデックスファンドと現物株運用のインデックスファンドを比べた場合、同じ指数をベンチマークにするなら現物株運用の方が、一般論としては有利です。

そして指数にこだわりがなければ、新興国株式に投資する場合スリム新興国株式の方が楽天新興国株式よりも有利だと思われます。スリム新興国株式のトータルコストは運用報告書から税込み0.3897%と計算されます。楽天新興国株式のトータルコストはまだ運用報告書が公開されていないので推定するしかないですが、僕の予想は税込み0.53%です。

現在のスリム新興国株式と楽天新興国株式の販売状況の違いは、受益者がトータルコストを意識したからではなく他の要因が大きいと思いますが、結果的に論理的な選択がなされていると言えるでしょう。

勝負ありました

楽天新興国株式のトータルコストが判明しました。高すぎて買う意味ありませんでした。

スリム新興国株式の圧勝です。

 

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