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S&P500と先進国株式の圧倒的なパフォーマンス差の正体は複利効果です

投稿日:2018年9月15日 更新日:

配当金を再投資したS&P500トータルリターンのパフォーマンスはとても素晴らしいです。先進国株式のリターンも十分高いのですが、S&P500には全く歯が立ちません。それはグラフから視覚的に認識できるのですが、それだけの大きなパフォーマンス差を生んでいるのは複利効果です。大きな複利効果を得るためにはそれなりのリターン差(年率差)が必要になりますが、S&P500はその条件を満たしています。

この記事ではそれを証明します。

よろしければ次の記事もご覧ください。

S&P500トータルリターン vs eMAXIS先進国株式

S&P500トータルリターンを円換算したものと、eMAXIS先進国株式のリターン比較です。比較期間は2010年1月から2018年8月末までの8年8ヶ月です。

S&P500トータルリターンとeMAXIS先進国株式のリターン比較

赤のラインがS&P500トータルリターン、緑のラインがeMAXIS先進国株式です。パフォーマンス差は圧倒的です。凡例の右側に利益率がありますが、年率換算すると31.2%と18.6%になります。

先進国株式の過去9年弱のリターンが年率18.6%と聞けば出来すぎ、それだけあれば十分と思います。でもこういうグラフを見て、S&P500は年率31.2%だったと聞くと、欲深い僕は(米国集中は避けたいと思っていても)心が揺れてしまいます。それを必死で抑えているところです。

S&P500と先進国株式の違い

先進国株式の63%程度はS&P500であることが分かっています。

よって違いは残りの37%程度です。まずリターンの高いS&P500が63%に減らされ、それにそこまでリターンの高くない米国と日本を除く先進国が加わることでリターンをさらに下げてしまいます。分散によりリスクは下がるけどリターンも下がるわけです。

ではS&P500と先進国株式のリターン差(実力差)はどれぐらいあるのでしょうか。

先進国株式のリターンを6%増やすと

比較しているeMAXIS先進国株式のリターンを年率1%ずつ増量してみたところ、6%でいい感じになりました。

先進国株式のリターンを6%増した場合

グラフはそこそこ重なってますし、利益率も近いです。

リターンの差も見ます。

先進国株式のリターンを6%増した場合のリターン差

0%を挟んで変動していますのでいい塩梅でしょう。

年率6%の差が8年8ヶ月で105%?

リターンを年率6%増強すると8年8ヶ月で105%ポイントもの差を生むというのは理解しにくいですが、これが複利効果です。

次はeMAXIS先進国株式そのものと年率6%リターンを増強したもののリターン差です。

eMAXIS先進国株式そのものと年率6%リターンを増強したもののリターン差

リターンの差を示す青のラインが(複利効果により)大きく弧を描いているのが分かります。そして右端で105%ポイントの差に成長しています。

72の法則

何か計算間違えてないか、そう思われた方がいても不思議ではありません。有名な72の法則によると、資産を2倍にするのに年利7.2%で10年かかります。ところが年利6%の増強でたったの8年8ヶ月で105%ポイントの差を生んだとあります。そんなはずはないでしょう。

からくりはこうです。年利6%の増強により年利は6%になったのではなくて、多くの場合それより大きくなっています。たとえば年利8%だったのが年利14%とか。・・・複利効果は直感的に理解しにくいので、グラフで説明します。

次はリターンがゼロ、つまり年利0%のものと、それのリターンを6%増強したものの比較です。リターンがゼロのラインは横軸に重なっているので見えません。

年利0%のものとそれのリターンを6%増強したものの比較

緑のラインが年率6%のものです。青のラインはリターンの差で、緑のラインの反転と同じです。複利効果でラインは弧を描いていますが、差は70%未満です。リターンがゼロのものを6%増強した場合より、リターンがあるものを6%増強した方が大きな複利効果が得られるのです。

まだ納得できない?ではこれならどうでしょうか。約年率4%のもの(エクセルで生成しました)と、それを年率6%増強したものの比較です。違うのはデータだけ、処理内容は同じです。

約年率4%のとそれを年率6%増強したものの比較

赤のラインが年利約4%のデータ、緑のラインがそのリターンを年率6%増強したものです。差は80%程度あります。年利0%の場合と比べて差が広がりましたね。

年率6%差が生む複利効果の破壊力は凄まじい

株式の期待リターンが5~6%とか言われるのに、eMAXIS先進国株式は直近1年で14%もあります。次はモーニングスターから引用したeMAXIS先進国株式のリターンです。

eMAXIS先進国株式のリターン

そしてS&P500は平均して(上記比較期間では)年率6%も上回っていたということです。その差が生み出す複利効果の破壊力は凄まじいです。

もちろんパフォーマンスの悪い、冴えない年もありますし、この状況が今後も続く保証はまったくありません。でも、それぞれの高いリスクが許容できるなら、先進国株式もS&P500も素晴らしいパフォーマンスをもたらしてくれるに違いないと期待してしまいます。そしてそれらはリターンが高いので長期投資による複利効果の恩恵を存分に受けることができるはずだと。是非そうあって欲しいものです。

 

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