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MSCIコクサイ研究:米国を除く先進国の実力を知りたい【VGK編】

投稿日:2018年9月24日 更新日:

スリム先進国株式のベンチマークはMSCIコクサイで、そのうち約66%は米国株式です。残りは日本を除く先進国なのですが、それにぴったり当てはまるベンチマークがありません。

次の記事でMSCIコクサイの米国株式以外とVGKを比較しました。

現在は米国株式が絶好調で、スリム先進国株式もその恩恵を享受してます。でも米国以外の先進国は米国ほど好調ではないので、パフォーマンスでは米国株式のみに投資するものに歯が立ちません。

これから新たな経済危機を迎えた時に先進国株式がどうなるのかは誰にも分からないのですが、過去から何かを学ぶことは可能です。

おさらい

VGK(Vanguard FTSE Europe ETF)はFTSE欧州先進国オールキャップ・インデックスをベンチマークにしています。次はVGKとMSCIコクサイの米国以外の国別投資割合を比較したものです。(MSCIコクサイ内の米国以外の合計が100%になるように調整しています。)

VGKとMSCIコクサイの米国以外の国別投資割合

(投資割合の大きなところでは)カナダとオーストラリアがVGKにはありません。こういう違いはありますが、MSCIコクサイの米国以外の雰囲気をつかむことはできると思います。

IVV vs VGK

IVVはS&P500をベンチマークにしているETFです。これとVGKのリターンを比較します。円換算用為替データの都合で2010年1月からの比較になります。

なお、このデータには配当金が反映されていません。本当は配当金を再投資した「トータルリターン」のデータがあると良いのですが、VGKのそれが入手できていないため配当金なしで比較します。

2010年1月から2018年8月

見るとガッカリしてしまうグラフです。

2010年1月から2018年8月

比較期間を長くした場合に、S&P500が爆発的なパフォーマンスを示す理由はこちらにあります。

ここからは1年単位で区切って比較します。

2010年

2010年

IVVが優勢です。

2011年

2011年

IVVより変動率が大きいですね。

2012年

2012年

VGKの方がリターンが高いです。そういう年もあるのですね。

2013年

2013年

IVVが強いです。こういう年に生じた差の蓄積に複利効果が効いて、8年半で大きな差になるのです。

2014年

2014年

とんでもなく大きな差が生まれています。勝負になってませんね。

2015年

2015年

VGKのリターンが高い時もありますが、年末には下がってしまいました。

2016年

2016年

またしてもIVVの圧勝です。米国強すぎ。

2017年

2017年

2017年は米国株式絶好調というイメージがありましたが、VGKは超絶好調だったのですね。でも年末にはほぼ追いつかれていますけども。

2018年

2018年

VGKは最近不調なのですね。

結論:2010年以降は米国株式の圧勝でした

年単位で見ればいい勝負の年もあるにはありますが、8年8ヶ月では比較するのが可哀想に思えるほどの差が生まれています。米国株式の強さを再認識せざるを得ません。

米国株式のみで良いと考える人にとっては、そんなパフォーマンスの悪い欧州に投資する必要など無い、という確信を強固にしそうな結果です。でも問題はこれからも米国株式がこの好調さを維持できる保証がないことです。「米国株式がダメなら欧州だってダメになるでしょ」はい、そうかも知れません。

この結果を見ても僕はスリム先進国株式1本で行きます。(スリムS&P500にも投資したくなる自分を理性で抑え込んでいます。)この選択の結果は未来にならないと分かりません。

 

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