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インデックス投資

WealthNaviには致命的なデメリットがありました

投稿日:2018年9月30日 更新日:

これは次の記事の続きです。

最近の株高により積み立てを始めて以来最高の含み益になりました。また、ローコストインデックスファンドに対して優位性がないことがよりはっきりして来ました。これまで見逃していた、WelathNaviの致命的なデメリットも分かりました。

過去記事を読まれた方はここまで飛ばしてもいいです。

僕だけのWealthNavi

僕は悩んだ末に2018年12月からWealthNaviで積み立て始めています。

実際にやってみなければ分からないこともあります。インデックスファンドなら基準価額のデータからいろいろな分析ができますが、WealthNaviは各個人の口座ごとに投資状況が異なるため、僕のWealthNaviのパフォーマンスは僕にしか分かりません。

WealthNaviの評価額画面

WealthNaviにログインするとこういうグラフが表示されます。ベタ塗り部分が元本、クネクネしているラインが評価額です。元本に対してプラスなのかマイナスなのかは分かりますが、それがインデックス投資の現状と比べていいのか悪いのかはさっぱり分かりません。

WealthNaviの評価額画面

インデックスファンドの場合、基準価額のグラフを見ると自分の含み益の多い少ないは納得できます。そして他の騰落率をインデックスファンドと比べることで、パフォーマンスの相対的な良し悪しが分かります。WealthNaviはどちらも分かりません。

他のインデックスファンドと比較する

僕が知りたいのは次の1点に集約されます。

WealthNaviへの投資はローコストインデックスファンドへの投資と比べて有利なのか?

有利か不利かはリターンの大小で判断します。そこで次の方法でWealthNaviの実績と、ローコストインデックスファンドに投資していた場合の推定リターンを比較します。

  • WealthNaviに投資した年月日と金額を調べます。
  • WealthNaviの円ベースでの評価額を、サンプル日分拾います。
  • WealthNaviに同じ日に同じ金額だけそのインデックスファンドに投資した場合の、上記サンプル日の評価額を計算します。
  • 評価額の変化をグラフにプロットします。

WelathNaviに運用実績をダウンロードする機能はないので、これまでは前記画面でグラフの上にマウスカーソルを置いて表示される情報から評価額などを拾っていました。が、これは手間なので今回は方法を変えます。上記の手順2番目をやめます。また、WealthNaviは配当金の再投資が自動で行われますが、この扱いをインデックスファンドとの比較で不利にならないようにしました。

総じて、WealthNaviまたは比較対象のインデックスファンドに同一タイミングで同一金額を投入した場合の結果がより公平に比較できるようにしました。

このグラフから僕が知りたいことの結論が得られます。

比較対象インデックスファンド

次の4本に登場して頂きます。

  • eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
  • 楽天全世界株式
  • 楽天全米株式
  • eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

スリムバランスが不利なのは分かっています。意地悪しているわけではありません。

まとめてプロット

次はWealthNaviを含む5本をまとめてプロットしたものです。だんだん差が顕著になってきました。

WealthNaviを含む5本をまとめてプロット

1対1で比較

ここからは1対1で比較します。青のラインが評価額の差で、WealthNaviが高ければプラスになります。青のラインが十分プラス側にいることができないようだと、WealthNaviに投資する価値はないと言えます。何しろWealthNaviは手数料が税込み1.08%もかかるのですから、比較対象のインデックスファンドよりも十分評価できるリターンが得られないなら、ローコストなインデックスファンドで良いとなります。

WealthNavi vs eMAXIS Slim先進国株式

WealthNavi vs eMAXIS Slim先進国株式

リターンの差が6月以降広がっています。新興国株式が足を引っ張っていることは分かっていますが、それにしてもこの様子だとスリム先進国株式を買う方が儲かります。いや、全世界に分散し、株式以外の資産にも投資するWealthNaviはスリム先進国株式よりリスクが低いのでそのことを評価すべき、という意見もあっていいです。どちらを選ぶかは受益者次第です。

WealthNavi vs 楽天全世界株式

WealthNavi vs 楽天全世界株式

リスク許容度5のWealthNaviの組成はVTに似ているので、スリム先進国株式または楽天全米株式と比べた場合よりも差が小さいです。

でも7月以降の差の開き方を見ると楽天全世界株式で十分だと思えます。この比較でWealthNaviに優位性を見出すのは無理でしょう。

WealthNavi vs 楽天全米株式

WealthNavi vs 楽天全米株式

僕の選んだリスク許容度5だとWealthNaviの33%はVTIです。VTIは行き過ぎと思うほど好調ですが、新興国株式が絶不調なので、WealthNaviがVTIに勝てないのはしょうがないです。

それにしてもだんだん差が広がっています。楽天全米株式の高いリスクを許容できるのであれば、WealthNaviは選択肢にならないですね。もちろん、米国株式が不調になり米国株式以外の資産に投資していたことが報われる時がやってくるかも知れません。

WealthNavi vs eMAXIS Slim バランス

WealthNavi vs eMAXIS Slim バランス

本来ならスリムバランスとリスク許容度5のWealthNaviを比較するのはパワハラかいじめと批判されていいぐらいですが、それだけの差が生まれていません。

スリムバランスと比べてもプラスだったりマイナスだったりするので、WealthNaviに優位性はないと言えます。スリムバランスと大差ないのではがっかりですね。

なぜ楽天全世界株式に負けるのか

次はVTの地域別投資割合です。2018年8月のデータです。

VTの地域別投資割合

日本は全体の8%です。次はリスク許容度5の僕のWealthNaviのポートフォリオです。

リスク許容度5の僕のWealthNaviのポートフォリオの地域別投資割合

VTIとVEAの比率がほぼ同じです。VWOの比率もVTに比べて高いです。これだけを採り上げてもパフォーマンス面でWealthNaviはVTに、現在の世界経済の状況では、勝てないことが分かります。

WealthNaviのこのポートフォリオはいろいろと考えて組成されたのだと思いますが、現状では(結果的に)楽天全世界株式に劣後しています。それは投資先地域の比率からどうにもなりません。もちろん、未来のことは分かりません。

WelathNaviの致命的な問題(デメリット)

WealthNaviの取引履歴を見ていて今更ながら気付いたのですが、WealthNaviには仕組み上非常に不利なことがあります。次の表は僕がWealthNaviに積み立てまたはスポット購入で投入した金額(ノーロードのインデックスファンドなら購入金額に相当)と、WalthNaviが入金をきっかけにして実際にETFを購入した金額、その差の比率を示したものです。差が大きい行に色を付けています。なおこの比率はWealthNaviの受益者各個人ごとに違うはずです。

投入金額と購入金額の差

WelathNaviは手数料を徴収するために入金額の一部を現金で保有します。が、それにしては入金額に対して実際の購入金額が低すぎるところが散見されます。次はその顕著な例です。(下の方が古いです。)

入金額と実際の購入金額の差

10万円分スポット購入しようとクイック入金しました。でもその結果実際にETFを購入した合計金額は85,059円です。端株取引しているので、株価の倍数うんぬんによる制約が理由ではありません。

その後、5万円の入金で61,393円購入したりしています。最終的には辻褄が合うとしても、これは致命的に不利です。基準価額が右肩上がりで上昇する場合、早く資金を投入した方が絶対に有利なのは真理ですが、WealthNaviは時々大きな割合の金額分、ETFの購入を先送りするので、同額を普通のインデックスファンドに投資した場合に比べて確実に不利となります

今後の予定

WealthNaviに実際に投資してみて知りたかったことは分かりました。もう十分満足しているのですが、せっかくなのでこうします。

  • 10月に10万円を積み立てます。(今の設定のままです。)
  • さらに7万円スポット購入し、総元本を100万円にします。
  • 積み立て設定を解除します。
  • (次の暴落が来ていなければ)2018年12月下旬に解約(全額売却)します。

2018年中に解約するのはスッキリしたいからです。リスク資産はスリム先進国株式だけにすると決めましたのでね。

できれば3%程度のプラスで終われれば本望です。(2018年中は暴落しないでね。)そして売却代金はいずれスリム先進国株式の購入代金に充当します。

 

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