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三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスは上方乖離を起こしていました

投稿日:2018年10月9日 更新日:

コメント欄にスリムTOPIXが三井住友・日本株インデックスに劣後しているとの指摘がありました。それでリターン実績を確認したところ、悪いのはスリムTOPIXではなくて、三井住友・日本株インデックスが上方乖離を起こしていたことが分かりました。

比較する国内株式インデックスファンド

登場頂くのは次の5本です。

商品名 信託報酬(税込み) 設定日
eMAXIS Slim国内株式インデックス 0.17172% 2017/02/27
三井住友・日本株インデックス 0.1728% 2011/12/09
iFree TOPIXインデックス 0.1836% 2016/09/08
たわらノーロードTOPIX 0.1836% 2017/03/21
ニッセイTOPIXインデックス 0.17172% 2015/04/27

比較期間はたわらTOPIXの設定日直後を避けて2017年4月3日から2018年10月5日としました。

スリムTOPIX vs たわらTOPIX

スリムTOPIX vs たわらTOPIX

比較するインデックスファンドはリターンの差が小さいので、基準価額の騰落率の変化をプロットしたものはほぼ1色(この場合は緑のみ)になります。青のラインがリターンの差です。変動はありますが右肩上がりで、これはスリムTOPIXの方がたわらTOPIXよりもリターンが高い(=トータルコストが低い)ことを示しています。青のラインの傾きがトータルコスト差を示します。

スリムTOPIX vs 三井住友・日本株インデックス

スリムTOPIX vs 三井住友・日本株インデックス

青のラインはスリムTOPIXー三井住友・日本株インデックスなので、プラス圏内にある時はスリムTOPXの方がリターンが高いです。基本、右肩上がりなのはスリムTOPIXの方がリターンが高い(=トータルコストが低い)ことを示していますが、時々マイナス側に振れています。2018年9月3日の振れが半端ないです。

三井住友・日本株インデックス vs たわらTOPIX

三井住友・日本株インデックス vs たわらTOPIX

青のラインは三井住友・日本株インデックスーたわらTOPIXです。2018年9月3日のプラス方向への大きな振れは多数決により上方乖離と見なせます。

三井住友・日本株インデックスはほぼ現物株運用なので、何か恥ずかしいことでもしない限りこういうことは起きないと思います。

スリムTOPX vs ニッセイTOPIX

スリムTOPX vs ニッセイTOPIX

外国株式と新興国株式では乖離を起こしたことがあるニッセイですが、TOPIXではその認識はありません。このグラフを見る限り指摘するような問題はありません。やはりおかしいのは三井住友・日本株インデックスです。

スリムTOPIX vs iFree TOPIX

スリムTOPIX vs iFree TOPIX

おやおや、おかしなところがありますね。2017年6月頃の山は、iFree TOPIXのリターンが下振れしてから元に戻ったためだと思われます。その頃のスリムTOPIXには何ら問題が見られないことが分かっているからです。その後は変動しつつも右肩上がりです。

結論:悪いのは三井住友・日本株インデックスの上方乖離

三菱UFJ国際投信が主催したブロガーミーティングにおいて、ベンチマークに忠実だけどコストがかかるのと、忠実ではないがコストがかからないのではどちらが良いかという話題が出たそうです。僕はインデックスファンドがベンチマークを守らなくなったらそれはアクティブファンドだからそんな質問することすらあり得ないと思いました。あくまでベンチマークに忠実であった上で、どうやって低コストを実現するかが競争のポイントでしょう。

で、今回観測したのは三井住友・日本株インデックスの上方乖離ですから、受益者から見ればリターンが高くなって(今だけを切り取れば)儲かっています。コメント欄でスリムTOPIXが三井住友・日本株インデックスに劣後していると書かれた方は、ある時点のスナップショットを見てそう判断されたのだと思います。

トータルコスト差によってリターンに差が生まれる場合は(理想的には)直線、長期間になると複利効果で弓なりに曲がった線になります。今回見たように急にドカンと振れるのは運用ミスのはずで、上方乖離するなら下方乖離だってするはずですからいずれ損するかも知れません。

インデックスファンドにとってベンチマークに忠実であることは生命線であり、同じ指数をベンチマークにしているならリターンの差はトータルコストによってのみ生まれる(無分配かつ信託財産留保額がない場合)のがあるべき姿だと信じています。

三井住友・日本株インデックスの受益者は、儲かっていても怒ったほうがいいですよ。上方乖離があるなら下方乖離だって十分あり得るのですから。

2018年10月10日追記

たわら男爵様がこの上方乖離について三井住友アセットマネジメントに質問されたそうです。

上方乖離したことは認めるけどそれ以上のことには答えないよ、というものだったそうです。

 

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