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インデックス投資

VTの取引価格と基準価額の差はそれなりにあります

投稿日:2018年10月17日 更新日:

【当初ベンチマークが間違っていたのを修正しています。】

VTはETFで売買は株のように取引価格で行いますが、ETFは投資信託の一種なので基準価額が存在します。そしてVTはFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスをベンチマークにしています。楽天全世界株式はそのVTを買うだけのインデックスファンドです。

楽天全世界株式の月次レポートにはファンドの騰落率と共にインデックス(指数)の騰落率もあり、その差(乖離)が投信ブログで良く取り上げられますが、往々にして扱いが間違っています。楽天投信投資顧問はVTを買うか売るかしかできないので、配当金を純資産総額に取り込むこと、純資産総額から運用費用(トータルコスト)が引かれることを除くと、リターンに影響することはしていません。

トータルコストには注意を払うべきですが、楽天投信投資顧問がVT(ETF)を買う前に発生したベンチマークとの乖離があるなら責を負うべきはバンガードであり楽天投信投資顧問ではありません。

また、楽天投信投資顧問はVTを取引価格のClose値で買っているはずですが、この価格はVTの基準価額と同じではありません。ETFの取引価格は株のように常時変動するからです。ではVTの基準価額と取引価格の間にはどれぐらい違いが生じているのでしょうか。

前振りが長くなりましたが、取引価格と基準価額の差がこの記事のテーマです。

市場価格と基準価額

読者の方(Cossack3rd様)からコメント欄でこちらからVTの基準価額がダウンロードできることを教えてもらいました。そのバンガード社のWebにあるデータは市場価格と基準価額です。まずこの2つの価格の差を見ます。

次は2013年2月から2018年9月までのVTの市場価格と基準価額を比較したものです。

2013年2月から2018年9月までのVTの市場価格と基準価額を比較

赤のラインが市場価格、緑のラインが基準価額です。青のラインはリターンの差です。激しく暴れています。±0.25%ポイント程度の差は当たり前です。言ってみれば為替手数料程度の変動は常時あるということです。

真ん中あたりにある巨大な変動については後述します。

取引価格と市場価格

バンガード社のWebからダウンロードできるVTの「市場価格」は、Yahoo FinanceからダウンロードできるVTの「取引価格」と微妙に違います。どうして違うのかは分かりません。

次は2013年2月から2018年9月までのVTの取引価格と市場価格を比較したものです。

2013年2月から2018年9月までのVTの取引価格と市場価格を比較

グラフのスケールは同じです。真ん中あたりにある巨大な変動を除くと、日々の変動量は市場価格と基準価額の差よりも小さいです。

取引価格と基準価額

次は2013年2月から2018年9月までのVTの取引価格と基準価額を比較したものです。

2013年2月から2018年9月までのVTの取引価格と基準価額を比較

グラフのスケールは同じです。真ん中あたりにあった巨大な変動が消えています。よってあの巨大な変動は「市場価格」の問題です。そもそもこの市場価格がどうやって決められたものか分からないのでそれ以上追求できません。

取引価格と基準価額の差も±0.25%ポイント程度は当たり前です。つまり、VTを直接買っている人も、楽天全世界株式の受益者に代わってVTを買っている楽天投信投資顧問も、VTを購入した時点で基準価額からその程度の差は生じていて当たり前ということです。

取引価格と楽天全世界株式の基準価額

楽天全世界株式はインデックスファンドなので基準価額があります。この基準価額は保有しているVTの株数×VTの取引価格+現金類(=純資産総額)を総口数で割ったものだと思います。また毎営業日に運用費用を天引きしますが、それは現金類から行っていると想像します。

次はVTの取引価格と楽天全世界株式の基準価額の差をプロットしたものです。

VTの取引価格と楽天全世界株式の基準価額の差

縦軸(右側)のスケールは、細かさは同じで範囲をシフトしただけです。青のラインの変動の少なさは、楽天投信投資顧問が何も問題を加えていないことを示しています。何かミスをすれば簡単に目立つヒゲになって表れます。こんなにきれいなラインはまぐれでは出せません。

青のラインが階段状になっている理由を知りたい方は次の記事をご覧ください。

謎の乖離

VTの取引価格と基準価額などを比較するのに、比較開始を2013年2月にしたのには理由があります。次は青のラインが良く分かるように2013年2月から2014年末まででプロットしたものです。

取引価格と基準価額の差、2013年2月から2014年末

0%のラインを挟んで変動しています。ところが比較開始を1ヶ月早めるとこうなります。

取引価格と基準価額の差、2013年1月から2014年末

ほぼマイナス圏に居座ることになりました。これは基準価額よりも取引価格の方が低いことを示しています。2013年初旬に下方乖離を起こしてしまい、それをずっと引きずっているのです。

比較開始をもう1年早めて2012年1月にするともっとひどくなります。

取引価格と基準価額の差、2012年1月から2014年末

VTは多くの投信ブロガーの絶賛により非常に良いイメージがありますが、運用の実態は大したことないのかも知れません。これは僕の勝手な推測なのでまともに取り合わなくていいです。でも、上記グラフが示していることは事実です。

楽天全世界株式を買っている人はこのようなバンガード社で起きていることは気にせず、楽天投信投資顧問が徴収している運営費用だけを気にしていればいいでしょう。

VTIはどうなの

次の記事でVTIについて調べています。

 

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