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新興国株式への投資が報われる時は来るのか

投稿日:2018年10月24日 更新日:

僕は新興国が嫌いで、現在保有しているWelathNaviを売却したら間接的であっても新興国株式に投資することはありません。つまり、全世界株式のような何割か新興国株式を含むものにも投資しません。そこまで嫌いな人が新興国株式について書いている記事なので、十分そのバイアスがかかっていると思っていいです。新興国株式の未来を信じている方は読まれない方がいいでしょう。

現在新興国株式は絶不調

次はスリム新興国株式の年初からの騰落率の変化です。

スリム新興国株式の年初からの騰落率の変化

1月の最高値からの下落率は20%を超えています。「暴落」と言って良い水準です。よって十分安くなっているので、普通に考えれば絶好の買い時です。そう思うためには将来また株価は上昇に転じて1月の最高値を超え、さらに成長して行くと信じる必要があります。

新興国株式が嫌いな僕も、長期的に見ればそうなるに違いないと思いますが、次の記事に書いたように新興国株式はボラリティ(変動率)が極めて高く、せっかく上昇した基準価額を大きく下げてまたやり直しを繰り返す傾向があります。

ではリーマンショックからの回復が始まった頃から新興国株式に積立投資を続けた場合、どれぐらいのリターンを得ることができたでしょうか。その投資は十分報われるものだったでしょうか。その頃からの実績データがある日興インデックスファンド海外新興国株式と、嫌われることを承知でMSCIコクサイをベンチマークにしている日興インデックスファンド海外株式の積み立てパフォーマンスを比較します。

比較方法

毎月初に5万円を積み立てます。積み立て期間の終了日は2017年末にしました。それは2018年は明らかに新興国株式にとって不利だからです。新興国株式に投資している人にとっては、株価が戻した時の結果で評価したい、と思うと想像してのことです。

2009年4月から、2010年4月から、と1年ずつ比較開始時期を遅らせます。つまり過去n年間、新興国株式と先進国株式に積立投資していた場合の比較を行います。

2009年4月から2017年末まで

2009年4月から2017年末まで

利益率は50.88%対93.96%と先進国株式の圧勝でした。

2010年4月から2017年末まで

2010年4月から2017年末まで

利益率は45.61%対81.93%と先進国株式の圧勝でした。

2011年4月から2017年末まで

2011年4月から2017年末まで

利益率は42.87%対69.19%と先進国株式の圧勝でした。

2012年4月から2017年末まで

2012年4月から2017年末まで

利益率は37.63%対52.32%と先進国株式の方が優りました。

2013年4月から2017年末まで

2013年4月から2017年末まで

利益率は30.43%対33.49%と先進国株式の方が優りました。どちらもそうですが、特に新興国株式は含み損の期間が長いですね。

2014年4月から2017年末まで

2014年4月から2017年末まで

利益率は27.39%対24.67%と新興国株式の方が優りました。株価下落時にも積立投資を続けた効果ですね。

2015年4月から2017年末まで

2015年4月から2017年末まで

利益率は28.71%対21.65%と新興国株式の圧勝でした

2016年4月から2017年末まで

2016年4月から2017年末まで

利益率は28.08%対21.63%と新興国株式の圧勝でした

2015年4月から2018年10月19日まで

おまけです。2015年4月から2017年末だと新興国株式の圧勝でしたが、2018年に入ると逆転してしまいます。

2015年4月から2018年10月19日まで

利益率は4.27%対15.18%と新興国株式は悲惨な結果となりました

報われる時は限られている

新興国株式への投資は報われないわけではありませんが、ボラリティの高さゆえに報われる時期が限られます。僕は長期投資に向いていると思いません。新興国株式インデックスファンドに投資して高値で売り抜けるのならともかく、新興国株式を何割か含んだ全世界株式やバランスファンドへの投資はパフォーマンスを劣化させる要因になるので否定的です。まあ先進国株式にしか投資しないと宣言している人の意見ですから聞き流して下さい。

結論:どっちでもいいなら新興国株式は不要

新興国株式の未来は明るく、現在は割安で将来高い利益が見込めると信じられる人は迷わず投資するのがいいでしょう。一方、新興国株式は別に好きでも嫌いでもなく、高いリターンが期待できるなら投資したい、というのであるならば、投資しない方がいいと僕は思います。それは新興国株式はボラリティが高く、上がる時は上がるけど下がる時に大きく下げるので、先進国株式への投資に比べてリターンが高くなる期間が限定されるからです。そして長期的には(そんなの長期じゃないと言われるかも知れませんが)、先進国株式 vs 先進国株式+新興国株式の比較では新興国株式を混ぜる必要はないと思っています。

新興国株式に投資する場合、それが新興国株式インデックスファンドを買う場合でも新興国株式を何割か含むものを買う場合でも、新興国株式はどういう特性のものなのかを分かった上で投資するのがいいと思うのですが、僕も昔は分からずに投資していたので、それが容易でないことは理解できます。でもこの記事にたどり着けた皆さんは、自分で考えて自分なりの選択ができるはずです。

 

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