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auのiDeCoは楽天グループの対抗心に火を付けるか

投稿日:2018年10月26日 更新日:

auがiDeCoを始めます。auユーザーを囲い込みたいとか、投資を始めていない若い人を取り込みたい狙いがあると思いますが、取り扱い商品が残念すぎてサイテーです。

auのiDeCoの取り扱い商品

引用:auのiDeCo

選択肢は定期預金を含めて5つしかありません。それだけならauがつまらない設定のiDeCoを開始するだけで終わるのですが、現在定常的にはどこもやっていないiDeCoでのポイント付与があるのです。

これが楽天グループの対抗心に火を付ける可能性は十分あります。ちょうどtsumiki証券が楽天グループという虎の尾を踏んでしまったように。

しょぼいポイント制度

楽天証券はキャンペーンでiDeCoの利用者にポイントを付与したことがありますが、期待に反してそれを恒常化しませんでした。auのiDeCoは投資信託の保有額に応じてポイントが付与されますが、はっきり言ってしょぼいです。

引用:auのiDeCo

まずauユーザーとそれ以外でポイントに差が付けられます。auユーザー以外の人のポイントは半分になるのです。僕はこの選択はビジネス上間違っていると思います。完全に携帯電話事業者の発想です。

そしてもらえるポイントの利用価値ですが、auユーザーならともかく、それ以外の多くの人には使い勝手が悪いです。ポイントをもらっても上手に活用するのが難しいと思います。これらのポイントの違いの説明がこちらにあります。

さらに追い打ちをかける条件がこれです。

引用:auの投資信託ポイントプログラム

信託報酬が高額なものは0.10%、そうでもないものは0.04%です。auユーザーでない場合はその半分です。ケチだと思いませんか。そりゃiDeCoの投資信託保有でポイントを付与しているところは現在ないとしても(あります?)、この設定はセコいです。

高い信託報酬

2018年に新規設定された投資信託とは思えないほど高いです。普通のインデックスファンドにすると高くできないので、信託報酬を高くするために組成したかと思える内容です。

商品名 信託報酬(税込み)
auスマート・ベーシック(安定) 0.378%
auスマート・ベーシック(安定成長) 0.378%
auスマート・プライム(成長) 1.17288%~1.41993%
auスマート・プライム(高成長) 1.31409%~1.56141%

スマート・ベーシックはインデックスファンド、スマート・プライムはアクティブファンドです。スマート・ベーシックの信託報酬も安いとは言えませんが、スマート・プライムは目が飛び出そうなほど高いです。

この高い信託報酬と、ポイント還元率を見比べて下さい。ケチと言われてもしょうがないと思います。

全く売れていません

このスマートシリーズ4兄弟は2018年9月19日に設定されました。設定されてから1ヶ月しか経過していませんが、全く売れていません。

商品名 純資産総額(億円)
auスマート・ベーシック(安定) 0.11
auスマート・ベーシック(安定成長) 0.13
auスマート・プライム(成長) 0.09
auスマート・プライム(高成長) 0.10

次はあの、売れていないと言われている楽天バランスファンドの設定から1ヶ月後の純資産総額です。

商品名 純資産総額(億円)
楽天バランス(債券重視型) 0.10
楽天バランス(均等型) 0.78
楽天バランス(株式重視型) 0.94

明らかに楽天バランスファンドよりも売れていません。

これだけ信託報酬の超ローコスト化が進んだ2018年に、あんな高額な設定のバランスファンドを組成して売れると思います?僕は全く思いません。

リターンは

設定して1ヶ月しか経っていないのにリターンを比較するのは気が引けますが、せっかくなのでやります。今は株価下落中なので、他の投資信託との相対比較で考えて下さい。

auスマートシリーズ4兄弟

通常は設定日直後を避けるのですが、期間が短いので設定日からとしました。リターンを狙うものほど下落率が高いのは避けられません。

次は楽天バランス3姉妹です。

楽天バランス3姉妹

株式の比率が高いほど下落率が高いです。当然です。

次はおまけです。セゾンVGBFとスリムバランス(8資産均等型)です。

セゾンVGBFとスリムバランス(8資産均等型)

比較期間が短いし、今は株価下落中なのでこれらのグラフを見ても楽しくないですね。いずれ時間が経過してから再度比較したいと思います。

怒った楽天グループに期待すること

楽天グループが次の対抗措置を採ればauのiDeCoは終わります。楽天ならできると思います。

  • 楽天証券のiDeCoの投資信託の保有額に対して年率0.048%分の楽天スーパーポイントを付与します。投資信託であれば商品は問いません。
  • 楽天証券のiDeCoの拠出に楽天カード払いが選択でき、拠出額の1%分の楽天スーパーポイントを付与します。iDeCoの拠出額は最大でも月額68,000円ですが、うち最大5万円に対して1%分(=500ポイント)付与します。

どちらもすでに実施している、実施を決めているサービス内容に準じています。2番目にはiDeCo特有の課題があると思いますが、現在指定口座から引き落としているのを楽天カード決裁に替えてJIS&Tに渡せば良いので、やってやれないことはないでしょう。

この2つの対抗措置のインパクトは半端ないです。あと足りないのはラインアップの倍増です。SBI証券が使った姑息な手段は楽天証券も使えるので、やれば良いのです。競争ですから。

ファイナルアンサーのはずの松井証券ですが

僕はiDeCo口座を2回も変更しています。次の記事で松井証券を「ファイナルアンサー」と書きました。

でも楽天証券が上記対抗措置を採用し、ラインアップを倍増してスリム先進国株式を揃えたら、移管手数料と手間を負担してでも楽天証券に出戻りします。

怒れ楽天証券。

 

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