個人事業主が節税してインデックス投資

個人事業主のリアルな節税やインデックス投資、お金についてお話しします

インデックス投資

VTIの取引価格と基準価額の差はVTよりも小さかったです【訂正あり】

投稿日:2018年11月10日 更新日:

コメント欄にて間違いを指摘頂き、ダウンロードしたデータの2018年分が欠落していることが分かりました。2018年の比較結果が異常だったのはそのためでした。大変失礼しました。グラフと記事を訂正しています。

次の記事でVTの取引価格と基準価額の差を調べました。

ではVTIはどうなのか調べてみたところ、VTほどひどくはありませんでした。

以下、前の記事と同じくだりが登場するので結果までジャンプしたい方はこちらへどうぞ。

VTIはETFで売買は株のように取引価格で行いますが、ETFは投資信託の一種なので基準価額が存在します。そしてVTIはCRSP USトータル・マーケット・インデックスをベンチマークにしています。楽天全米株式はそのVTIを買うだけのインデックスファンドです。

楽天全米株式の月次レポートにはファンドの騰落率と共にインデックス(指数)の騰落率もあり、その差(乖離)が投信ブログで良く取り上げられますが、往々にして扱いが間違っています。楽天投信投資顧問はVTIを買うか売るかしかできないので、配当金を純資産総額に取り込むこと、純資産総額から運用費用(トータルコスト)が引かれることを除くと、他にやることがなく、リターンに影響することはしていません。

トータルコストには注意を払うべきですが、楽天投信投資顧問がVTI(ETF)を買う前に発生したベンチマークとの乖離があるなら責を負うべきはバンガードであり楽天投信投資顧問ではありません。

また、楽天投信投資顧問はVTIを取引価格のClose値で買っているはずですが、この価格はVTIの基準価額と同じではありません。ETFの取引価格は株のように常時変動するからです。ではVTIの基準価額と取引価格の間にはどれぐらい違いが生じているのでしょうか。

前振りが長くなりましたが、取引価格と基準価額の差がこの記事のテーマです。

市場価格と基準価額

読者の方(Cossack3rd様)からコメント欄でこちらからバンガードのETFの基準価額がダウンロードできることを教えてもらいました。そのWebにあるデータは市場価格と基準価額です。まずこの2つの価格の差を見ます。

次は2010年1月から2018年10月までのVTIの市場価格と基準価額を比較したものです。

2010年1月から2018年10月までのVTIの市場価格と基準価額を比較

赤のラインが市場価格、緑のラインが基準価額です。青のラインはリターンの差です。VTの時と全然違います。

次は同じ比較をVTでしたものです。青のラインの縦軸(右側)のスケールは同じです。

2013年2月から2018年9月までのVTの市場価格と基準価額を比較

VTの場合と比べて差が小さいです。

取引価格と市場価格

バンガード社のWebからダウンロードできるVTの「市場価格」は、Yahoo FinanceからダウンロードできるVTIの「取引価格」と微妙に違います。どうして違うのかは分かりません。

次は2010年1月から2018年10月までのVTIの取引価格と市場価格を比較したものです。

2010年1月から2018年10月までのVTIの取引価格と市場価格を比較

取引価格と基準価額

次は2010年1月から2018年10月までのVTIの取引価格と基準価額を比較したものです。

2010年1月から2018年10月までのVTIの取引価格と基準価額を比較

取引価格と基準価額の差に±0.1%ポイント程度あるのは当たり前です。つまり、VTIを直接買っている人も、楽天全米株式の受益者に代わってVTIを買っている楽天投信投資顧問も、VTIを購入した時点で基準価額からその程度の差は生じていて当たり前ということです。

取引価格と楽天全世界株式の基準価額

楽天全米株式はインデックスファンドなので基準価額があります。この基準価額は保有しているVTIの株数×VTIの取引価格+現金類(=純資産総額)を総口数で割ったものだと思います。また毎営業日に運用費用を天引きしますが、それは現金類から行っていると想像します。

次はVTIの取引価格と楽天全米株式の基準価額の差をプロットしたものです。

VTIの取引価格と楽天全米株式の基準価額の差をプロット

青のラインの変動の少なさは、楽天投信投資顧問が何も問題を加えていないことを示しています。何かミスをすれば簡単に目立つヒゲになって表れます。こんなにきれいなラインはまぐれでは出せません。

青のラインの右端が気になる方は次の記事をご覧ください。楽天全米株式と楽天全世界株式には説明されていない謎があるのです。

ベンチマークとの乖離

楽天全米株式、楽天全世界株式の運用報告書によると、ファンドの騰落率とベンチマークの騰落率はこうなっています。

商品名 ファンドの騰落率 ベンチマークの騰落率 騰落率の比
楽天全米株式 11.6% 12.7% 1.09
楽天全世界株式 5.8% 7.3% 1.25

楽天全世界株式の方が大きいですが、これはETFの取引価格と基準価額の差の傾向と同じです。仕組み的にもバンガードが公開しているデータからも、これは納得できるものであり、楽天全世界株式または楽天投信投資顧問が責められることではないと考えます。

 

 

-インデックス投資

Copyright© 個人事業主が節税してインデックス投資 , 2018 All Rights Reserved Powered by STINGER.