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米国株価がこれからどちらに向かっても準備はできています

投稿日:2018年12月2日 更新日:

米国の経済指標の悪化傾向が顕著になり、FRB(連邦制度準備理事会)のパウエル議長が将来の利上げを取りやめる可能性を示唆したことから、2019年の利上げ回数が減るかも知れません。利上げペースを落とすことは株高の要因となりますが、経済指標の悪化傾向が示す景気後退への流れは、減速できるとしても止めてしまうことはできないので、将来の景気後退(リセッション入り)は避けられないと思われます。

そうではあっても、米国株価がこれからどうなるのかは未来にならないと分かりません。まだしばらく上がり続けてから暴落を迎えるかも知れないし、たくさんあるリスクのうちのひとつが引き金になって近いうちに暴落が始まるかも知れません。

リーマンショックから10年が経過し、長く続いた強気相場も終焉を迎えると考える人も少なくありません。事実、米国の経済指標の悪化は明らかです。このまま暴落しないで強気相場が継続すると考えるのは、リスクの取りすぎでしょう。もうじき暴落してもおかしくないと、心構えしておくべきです。

株式で儲ける原則は「安く買って高く売る」ですから、そのうち暴落するなら現在は投資を控えて暴落してから投資しようと考える人も少なくないと思われます。インデックス投資でも同じことです。でもそれは賢明な選択ではないと考えます。余裕資金から無理のない範囲で積み立て設定を行い、それを変更しないで積み立てを継続するのが良いです。これからインデックス投資を始めようとしている人は、暴落を待たずに来月から積み立てを開始しましょう。その場合は楽天証券で楽天カード決裁するとお得です。

さて、スリム先進国株式に集中投資すると決めている僕はこれからどうするでしょうか。先進国株式は米国株式の影響を大きく受けるので(MSCIコクサイの68%は米国株式です)、米国株価の動向をスリム先進国株式の基準価額の動向に置き換えて考えてみます。

基準価額を編集するツール

これまでいろんな未来人から未来の基準価額の変化を教えてもらいました。

という記事を書いた時にはエクセルを使って手作業で未来の基準価額を作り出していました。この作業、結構めんどくさいです。これまで何度もやってイヤになっていたので、基準価額を簡単に編集できるツール(プログラム)を作りました。現在の基準価額データを読み込み、未来の日付を与えてから表示されたグラフをマウスでグリグリするだけです。

これが編集前のグラフです。未来のところは現在価額のままです。

編集前

マウスで編集した結果です。

編集後

この結果を生成しようと思ったら、これまではエクセルでかなりめんどうなことをしないとできませんでした。が、これからは新しいツールのおかげでこの程度なら1分かかりません。

2つの異なる未来予測

スリム先進国株式の基準価額の未来を予測しました。2パターンあります。次はそれら2つをいっしょにプロットしたものです。2017年2月から2020年3月までです。

スリム先進国株式の基準価額の未来を予測

過去のデータは同じです。赤のラインはこれからもしばらく米国株価は上昇し、その後暴落するケースです。緑のラインは現在の世界同時株安から元に戻ることなく、暴落に突入するケースです。直近の最高値からの下落率で見ると、どちらの暴落も30%から35%と言ったところです。

米国株価は今後もしばらく上昇するケース

左端は2018年1月、右端は2020年3月です。現在は青の矢印のところです。

米国株価は今後もしばらく上昇するケース

信じられないかも知れませんが、現在の世界同時株安(青の楕円部分)から値を戻し、そのまま上昇を続けています。そして2019年末に暴落が始まります。直近の最高値からの下落率は約31%です。

この場合、暴落時の最安値(緑の楕円部分)は、現在の世界同時株安の最安値(青の楕円部分)より下げていますが、2018年3月の最安値(オレンジの楕円部分)よりは高いです。

スリム先進国株式の基準価額がこのような動きをした場合、我が家はしばらく通常の積み立てを継続し、暴落が始まったらあらかじめ決めてある方法で追加投資額を算出して積極的に追加投資を行います。

暴落が近いと感じても、積み立て設定は解除しません。

世界同時株安から暴落に突入するケース

左端は2018年1月、右端は2020年3月です。現在は青の矢印のところです。

世界同時株安から暴落に突入するケース

現在の世界同時株安(青の楕円部分)から値を戻すことができないまま、暴落を迎えます。直近の最高値からの下落率は約35%です。

スリム先進国株式の基準価額がこのような動きをした場合、我が家は現在実施中の追加投資を継続し、基準価額の下落率に応じて追加投資額を増やします。暴落の最中もどこまで下がるか、底はどこなのかは誰にも分からないので、現在の基準価額に応じた額を追加投資します。

どちらが現実に近いでしょうか

2つの未来予測のうちどちらが現実に近いかは未来になってみないと分かりません。でも結果は数年以内に分かるはずです。2021年末になってもまだ暴落していない可能性もゼロではありませんが、それは考えづらいですね。米国の経済指標の悪化を直視すると、暴落を見ずに2021年を迎えるのは無理だと思います。

我が家はどちらのケースでも、あるいはその中間のようなものでも、準備はできています。投資可能な余裕資金は楽天銀行の条件の良い円定期預金に入っていますし、対応計画もできています。

買うのはもちろん、スリム先進国株式だけです。

本当に伝えたかったこと

暴落が近いなら、暴落が始まり基準価額が大きく下がってから買った方が平均取得価額を下げられるのでより大きく儲けることができます。が、いつどれぐらいの規模の暴落が始まるかは誰にも分からないので、暴落を待たずに毎月同額を積み立てるのが良いです。積み立て設定をしたらいじらないで継続するのです。基準価額がどうなろうとです。

そして、もし暴落時に追加投資する余裕資金があるなら、追加投資することで将来得られる利益をより大きくできます。

暴落を待つとか、基準価額がどこまで下がったら買おうとかすると、買うべき時に買わずに(余計な判断が邪魔して買えずに)終わり、せっかくの買い時を逃してしまう可能性が高くなります。よほど運が良いか高い予知能力がない限り、底値で全力投資なんて不可能です。

そして一般的にインデックス投資では基準価額を気にせずにできるだけ早い時期から積み立て投資をした方が報われます。

暴落を待つべきではありません

もし今回の暴落の底が緑の楕円部分なら、この暴落を待っていた人が運良くこの底で全力で投資できたとしても、その結果の平均取得価額は「そのあたり」でしかありません。それで青のラインの基準価額を「平均取得価額」とすることができたとします。(実際には底値で全力投資するのは難しく、まず期待通りの買い方はできません。)でも、2017年までに十分な金額を投資済みで、それ以降は元本比で数%程度を積み立て投資で追加している人がいて、その人の平均取得価額が青のライン以下なら、今回の暴落でどのような買い方をしたところで、その、もっと前から投資していた人の平均取得価額以下にはできません。

暴落時は絶好の買い時、それも10年に1回程度の大きなチャンスなので、余裕資金があれば追加投資して平均取得価額を下げるのが良いです。これは単純な算数で証明できる真理です。

が、暴落はいつやってくるか分かりませんし、その規模も期間も分かりません。結果的に、暴落を待って買うよりも、今から積み立て投資を始めておいた方が、上手な買い方ができるかも知れないのです。どっちがより正解に近いかは未来にならないと分かりません。でも暴落を待つ場合「機会損失」のリスクが高いことは確かです。それは多くの先人たちが証明してくれています。その先人たちの仲間入りをするか、より賢明な投資家になるかを決めるのはみなさん自身です。

 

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