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楽天全米株式の予想トータルコストは「順当」です

投稿日:2018年12月5日 更新日:

誰も説明してくれませんが、楽天全米株式の純資産総額から毎営業日天引きされる運営費用は決算年度を通して一定ではなく、大きく変動しています。楽天全世界株式同様です。

楽天全米株式の第1期運用報告書から判明したトータルコストは期待値よりも高いものでした。これについて楽天投信投資顧問は親切には程遠い内容の追加報告書を公開しました。それは高額だった売買委託手数料が下がっているので、第2期のトータルコストは改善されることを期待させるものですが、その数値から推測されるトータルコストは税込み0.2804%だそうです。これが本当なら十分安いでしょうか。それともまだ高いと感じるでしょうか。

楽天全米株式のライバルになるiFree S&P500のトータルコストが税込み0.3723%もすることを考えれば、税込み0.2804%は十分安いと思います。でも気持ち的にはもう少し下がって欲しいところでしょうか。

さて、その後楽天全米株式のコスト負担はどうなったでしょうか。

本家VTIとのリターンの差の変化

次は楽天全米株式の第一期決算期間の翌日である2018年7月18日から11月30日までの、楽天全米株式と本家VTIのリターン比較です。

2018年7月18日から11月30日までの、楽天全米株式と本家VTIのリターン比較

同じ期間の楽天全世界株式と本家VTのリターン比較にそっくりです。

楽天全世界株式と本家VTのリターン比較

赤のラインが楽天全米株式、緑のラインが本家VTIです。青のラインがリターンの差です。赤の矢印のところでリターンが高くなっているのは配当金を取り込んだためです。そして青のラインの下がり方は、毎営業日運営費用が天引きされている様子を示しています。

配当金を取り込んだ後、10月末まではラインの傾きが大きくなっていました。ところが11月は青のラインは下がることを拒むように変動しています。下がりにくくなったことは、コスト負担が減っていることを示すので歓迎しますが、どうしてそのように変動するのかは誰も説明してくれません。

予想トータルコスト

青のラインは直線には程遠いので回帰分析しても信頼性が低くなり意味がありません。そこで単純に、2018年7月18日から11月30日までのリターンの減少率を年率換算してみました。結果は0.2495%でした。先月、回帰分析結果から求めた予想コストは0.3308%でした。

この予想コストにVTI(ETF)の経費率である0.04%を加えると、予想トータルコストは税込み0.2895%になります。

楽天全米株式のトータルコストがいくらなら納得しますか?

楽天全米株式の第一期運用報告書から計算されたトータルコストは税込み0.308%でした。急遽出された報告書からは税込み0.2804%と計算されています。今回予想した値は税込み0.2895%です。でも、楽天全米株式の目論見書には実質的に負担する運営管理費用が税込み0.1696%とあります。

超ローコストインデックスファンドの信託報酬と隠れコストを含むトータルコストの比率は、1.5倍は当たり前、1.67倍もザラです。0.1696%を1.5倍すると0.2544%になります。1.67倍なら0.2832%になります。信託報酬とトータルコストの比率で考えれば、楽天全米株式のトータルコストが税込み0.290%以下なら十分納得できる人も少なくないでしょう。

先日運用報告書が公開されたiFree S&P500は信託報酬は税込み0.225%ですが、トータルコストは税込み0.3723%で1.65倍です。また、これも僕の勝手な推測で間違っている可能性は大いにありますが、現状iFree S&P500とスリムS&P500のリターンに差がないことからトータルコストはほぼ同じだと思われます。間違っていましたら検証可能なデータとともにご指摘頂けると幸いです。

楽天全世界株式との類似性

楽天全米株式と本家VTIのリターン差、楽天全世界株式と本家VTのリターン差は驚くほど酷似しています。リターンの差は純資産総額から天引きされる運営費用によって発生しているはずなので、それが変動するということは毎営業日天引きしている金額が一律ではなく、変化していることを意味します。間違っているならどうか正解を教えて下さい。そして不思議なのは、楽天全米株式と楽天全世界株式の類似性です。

どちらもバンガードのETFを買うだけのインデックスファンドですが、高いと言われている売買委託手数料が日々大きく変動するのでしょうか。それにしてもリターン差の変化の理由は何でしょう。どうしてそのように変動するのでしょうか。

この謎が解ける日は来ない気がします。

 

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