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仕組預金が繰り上げ償還されました

投稿日:2018年12月6日 更新日:

投信の繰り上げ償還はおそらく受益者にとってとても残念なことが多いと思いますが、仕組預金はそうでもありません。

仕組預金は基本的に銀行側が圧倒的に有利なため、そもそも選択肢に入れない、毛嫌いする人も多いですが、僕は金利が高ければ(=条件が良ければ)進んで利用してきました。先日、そのうちの1つが繰り上げ償還されることが決まりました。新生銀行の円パワードワン・プラスです。

新生銀行の円パワードワン・プラス

正式名称は「仕組預金 預入期間延長特約付円定期預金(5年または10年満期)」らしいです。

新生銀行の円パワードワン・プラス

この仕組預金は当初の満期が5年ですが、5年経過した時にあと5年間延長するか、5年で満期とするかを新生銀行が決めます。そして、原則中途解約ができません。そのため、10年間は使う予定のない余裕資金でしか利用できません。その代わり、金利は高いです。当時、条件の良い1年ものの円定期預金の金利がせいぜい0.4%のところ、この仕組預金は1.0%です。延長しても1.0%です。

よって、円定期の金利1.0%が5年間または10年間続くのは、得なのか損なのかを予想して、この仕組預金の利用を判断します。僕は当時、金利は上がりそうにないのでこの仕組預金を利用しても損する確率は低いだろうと考えました。たまたまですが、金利は上がらずマイナス金利政策により、現在は年利0.3%なら十分高いと思うようなご時世です。年利0.2%でなんとかキャンペーンと呼ばれます。

そして2013年12月に入金してから5年が経過しました。予想していた通り、この情勢で年利1.0%の円定期を継続するはずがありません。僕は600万円預けていたので、税引き後の利息は239,040円になります。クリスマス前には元本とともに普通預金口座に入金されます。僕は運良く「将来の金利予想」の勝負に勝ち、有利な条件で無リスク資産を運用できました。でも5年は長かったですね。

東京スター銀行の右肩上がり定期10年タイプ

こちらは3年+3年+4年のタイプです。僕が2013年8月に230万円を入金したものです。

東京スター銀行の右肩上がり定期10年タイプ

最初の3年間が年利1.0%、次の3年間が年利1.05%、ここで満期にするか延長するかを東京スター銀行が判断します。2019年8月ですね。これも原則中途解約はできません。延長されると4年間、年利1.1%になりますが、延長される可能性はまずないですね。

この仕組預金でも、僕は運良く「将来の金利予想」の勝負に勝ち、有利な条件で無リスク資産を運用できています。

東京スター銀行は、右肩上がり円定期の過去の利率を公開しています。10年タイプの2006、2007年頃の金利を見ると1.6%とか1.8%という数値があるのでびっくりします。

東京スター銀行の右肩上がり定期6年タイプ

こちらは2年+2年+2年のタイプです。4年経過時に2年延長するか繰り上げ償還するかを東京スター銀行が決めます。これも原則中途解約はできません。僕は2011年6月に1,000万円を入金しました。金利は0.6%、0.8%、1.0%でしたが、2015年に繰り上げ償還されました。もらった利息は約336,000円です。

この仕組預金でも、僕は運良く「将来の金利予想」の勝負に勝ち、有利な条件で無リスク資産を運用できました。

仕組預金が早期償還されるのは

銀行が損する場合は早期償還します。損しないならしません。なので、早期償還しないで延長される場合は、利用者は相対的に損している可能性が高いです。

一方投資信託が早期償還される場合、受益者は含み損の状態から損を確定させられることが多いのではないでしょうか。投資信託の受益者にとって早期償還は避けたいリスクの筆頭格ですが、仕組預金はむしろ延長される方がリスクと言えます。損する場合にしか延長されないからです。

低金利時代の仕組預金は無意味

仕組預金は相対的に金利が高い時しか利用するべきではありません。たとえば僕が大好きな楽天銀行はとんでもなく利用価値のない仕組預金を猛烈に勧めてきます。

楽天エクステ預金(フラット)

引用:楽天銀行

この楽天エクステ預金(フラット)は、年利0.302%なので高金利に見えますが、最長で15年間資金がロックされてしまいます。現在はマイナス金利なので、金利はこれ以上下げることはできず、いつになるかは分かりませんがいずれは上げることになります。そうなると楽天銀行は延長し続けます。この仕組預金は利用者の不利の度合いが高すぎます。

たとえば僕が新生銀行の円パワードワン・プラスを利用した時は、1年ものの円定期預金の金利が高くて0.4%でしたので、年利1.0%はかなり高い水準でした。新生銀行は5年間その金利で預かって、金利の動向から延長するのが損だと思えば繰り上げ償還するし、得だと思えば延長します。決定権は銀行側にありますが、利用者はその代わり少なくとも開始時の金利は十分高いという「納得できる取引」でした。

でもこの楽天エクステ預金(フラット)は金利が少し高いだけで、この金利で最長15年も引き出せないというのはリスクが高すぎます。

なお、最長10年のものもありますが、人をナメているレベルです。

楽天エクステ預金(フラット)には2タイプある

引用:楽天銀行

金利はたったの年0.050%です。税引き後は0.039%です。楽天銀行でマネーブリッジ使うと普通預金口座の金利が0.1%です。楽天証券は投資信託の保有残高の0.048%をポイント還元してくれます。それは非課税なので0.048%のままです。仕組預金で金利が0.050%はひどすぎます。

ここでも、表現は悪いですが「情弱」だと金融機関にカモにされてしまうわけです。そして、楽天銀行は一般の銀行とは比べものにならない良いサービスを提供しますが、並の銀行と同じ、相対的に悪いサービスも提供します。良いものを選択して悪いものを避けられるかどうかは、利用者次第です。

効果の上がらないマイナス金利政策

良く欧州の先進国の経済状況が話題になりますが、日本がかかっている病気は欧州のそれよりも深刻かも知れません。マイナス金利政策が始まったのは2016年1月です。もうじき3年になりますが、効果は上がっていません。物価が上がらないので当然と言われるかも知れませんが、預貯金を運用して得られる利息は大幅に減ってしまいました。

マイナス金利でおいしいキャンペーンがめっきりなくなり、廃業必至かと思ったスパイク様のブログで知ったのですが、大阪シティ信用金庫の夢ふくらむ支店が扱っていた円定期「夢プレミアム」が終わってしまいました。

僕も妻も利用したことがあります。

また、長らく利用していた新生銀行のハッピーバースデー円定期の金利が下がってしまいました。

これから金利は上がるしかないので、国内債権インデックスファンドは今は買う価値がないと言われます。日銀はそろそろマイナス金利政策の出口戦略を明示すべきですね。

2018年12月14日追記

円パワードワン・プラスが満期になりました。

円パワードワン・プラスが満期

お金に色はありませんが、利息はスリム先進国株式の追加投資に回し、600万円はどこかの円定期に入れようと思っています。

 

 

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