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ニッセイ新興国株式の信託報酬引き下げ効果は認識できません

投稿日:2018年12月19日 更新日:

ニッセイ新興国株式は、スリム新興国株式の信託報酬である税抜き0.190%に対抗して2018年7月13日から信託報酬を税抜き0.189%に引き下げました。三菱UFJ国際投信は当然のように信託報酬を同率に引き下げました。次の記事でその引き下げ効果を確認しています。

この記事を書いてから2ヶ月経過しましたので、その後の推移を確認します。

スリム新興国株式 vs ニッセイ新興国株式

次は7月25日から12月14日までのリターンの差をプロットしたものです。

スリム新興国株式 vs ニッセイ新興国株式

青のラインはリターンの差で、スリム新興国株式ーニッセイ新興国株式なのでプラスならスリム新興国株式の方がリターンが高いことを示しています。乱れが大きいですが、明らかにスリム新興国株式の方がリターンが高いです。この比較期間で0.4%ポイントの差が生まれているので、1年間で見ると1%近い差になってもおかしくありません。

スリム新興国株式 vs たわら新興国株式

次はスリム新興国株式とたわら新興国株式の比較です。たわら新興国株式の信託報酬は税込み0.3672%を守り続けています。たわら先進国株式同様、信託報酬を引き下げる気はないようです。

スリム新興国株式 vs たわら新興国株式

明らかにスリム新興国株式の方がリターンが高い(トータルコストが低い)です。スリム新興国株式のトータルコストは運用報告書から税込み0.3892%と計算されます。たわら新興国株式のトータルコストは運用報告書に税込み0.647%とあります。0.257%ポイントもの差があります。たわら先進国株式のトータルコスト並です。

このグラフからは1年でそんなに大きな差になるとは思えません。基準価額はごまかせないことから、僕は基準価額の差を重視します。運用報告書から計算した信託報酬との整合性は、別の課題です。

ニッセイ新興国株式 vs たわら新興国株式

ニッセイ新興国株式の受益者にはがっかりな結果です。

ニッセイ新興国株式 vs たわら新興国株式

この比較結果が意味するのは、ニッセイ新興国株式とたわら新興国株式のリターンに大きな差はないということです。ニッセイ新興国株式の信託報酬は税込み0.2052%、たわら新興国株式の信託報酬は税込み0.3672%と大きな差があるにも関わらずです。

比較開始日を2018年3月1日にしました。赤と緑のラインは見えなくしました。

比較開始日を2018年3月1日に変更

ニッセイ新興国株式は信託報酬を税抜き0.339%から0.189%に引き下げたのですが、現状その効果が認識できません。変動しつつも青のラインが右肩上がりで推移していないのは、トータルコストがたわら先進国株式と大して変わらないことを意味しています。

ニッセイ新興国株式の信託報酬引き下げ効果は認識できず

信託報酬を引き下げてもそれがリターンに反映されないのでは意味がありません。

隠れコストなどのめんどくさい話は別にして、スリム新興国株式とニッセイ新興国株式の信託報酬は同率ですが、明らかにスリム新興国株式の方が儲かります。ごまかせない基準価額の実データがそれを示しています。でも、信託報酬しか見ない人は間違った判断をしてしまう可能性があります。それで結果的に損をしても、間違った選択した人の自己責任です。

新興国株式インデックスファンドを買うなら、スリム新興国株式一択です。僕はどれだけ暴落しても買いませんけどね。

 

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