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インデックス投資

インデックスファンドのコスト差は馬鹿にできません

投稿日:2018年12月20日 更新日:

出典が不明ですが、僕が名言だと思っている表現に「リターンは不確実だがコストは確実」というものがあります。どなたかのブログにあったはずです。そしてインデックスファンドではコストが極めて重要です。たとえ誰かにケチくさいとか器が小さいとか言われても気にすることはありません。コストを気にしないと確実に損します。損しないために必要な行動は、投資する銘柄(商品)を変更するだけです。後は何も変わりません。

コストを気にしなかったら、あるいはめんどくさいなどの理由でよりローコストなインデックスファンドに投資対象を変更しなかったらどうなるか、実データを使って証明しましょう。

なお、登場するインデックスファンドはどれもMSCIコクサイをベンチマークにしています。違うのはコストだけです。

eMAXIS先進国株式からニッセイ外国株式へ

eMAXIS先進国株式の信託報酬は税抜き0.60%で2009年10月に設定されました。その後2013年12月にニッセイ外国株式が信託報酬税抜き0.39%で設定されました。その後ニッセイ外国株式の信託報酬は段階的に引き下げられました。現在はスリム先進国株式と同率です。

次はニッセイ外国株式が設定された翌月から5万円を積み立てたシミュレーションです。eMAXIS先進国株式への積み立てを継続したのと、ニッセイ外国株式に変更した場合差を見ます。

利益率はニッセイ外国株式が17.6%、eMAXIS先進国株式が16.7%です。この差、大きいと思いませんか。

eMAXIS先進国株式からたわら先進国株式へ

たわら先進国株式は信託報酬税抜き0.225%で2015年12月に設定されました。その後0.20%に引き下げられています。

次はたわら先進国株式の設定日の翌月から毎月5万円を積み立てたシミュレーションです。

利益率はたわら先進国株式が11.8%、eMAXIS先進国株式が11.1%です。この程度の差は気になりませんか。でも保有している限りコスト差は永久に効きますよ。

eMAXIS先進国株式からスリム先進国株式へ

スリム先進国株式は2017年2月に信託報酬税抜き0.20%で設定されました。その後信託報酬は段階的に引き下げられ、2018年1月に0.1095%へと異次元の引き下げが行われました。これだけ安くなっても(スリム先進国株式の存在を自覚しているのに)eMAXIS先進国株式への投資を継続する人がいたら、僕はその人の心理を理解できません。

では同じ比較です。

利益率はスリム先進国株式が1.6%、eMAXIS先進国株式が1.1%です。この差を無視できますか。

たわら先進国株式からスリム先進国株式へ

比較対象の税抜き信託報酬が0.60%もあるのでは現実感がないと言われるかも知れません。そこまで高ければ当然変更しますよと。ではたわら先進国株式からスリム先進国株式ではどうでしょうか。

利益率はスリム先進国株式が1.6%、たわら先進国株式が1.5%です。元本110万円に対して、含み益の差はたったの941円です。これを誤差範囲と思うか、保有期間に応じて差が広がるので馬鹿にできないと思うかはみなさん次第です。

もちろん僕は気にしますよ。気にしなかったら、たわら先進国株式からスリム先進国株式に乗り換えるためにわざわざiDeCo口座を移管したりしません。

得する方を選択すべき

インデックス投資の目的が資産形成にあるなら、実際に得する(より儲かる)方を選択すべきです。同じベンチマークを指数にしているなら、トータルコスト(=信託報酬+隠れコスト)が安い方が儲かります。(購入時手数料、信託財産留保額がないとか配当金を出さないとかの条件が同じなら。)

でも一般的にインデックス投資には(アクティブファンドでもそうですが)慣性の法則があり、なかなか乗り換えられないのも事実です。同じベンチマークを指数にした、よりローコストな商品が登場してもグズグズと時代遅れになりつつある商品への積み立て投資を継続する投信ブロガーもいます。自分のお金ですから好きにすればいいわけですが、少なくとも新規投資をよりローコストな商品に変更しないのは馬鹿げていると思います。

そうは言っても信託報酬がより安いものが登場するたびに変更するのも大変だし、投資を始めると愛着がわくのも事実です。その点において、スリムシリーズは自ら先陣を切って値下げすることはほぼないものの、競合する商品の信託報酬値下げに同率で対抗してくれることが期待できるので安心です。もちろん対抗値下げが保証されているわけではありませんが、これまでは有言実行でしたし、そのような宣言をしているものは他にありません。

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