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スリムS&P500のトータルコストはiFree S&P500と変わらないはずです

投稿日:2018年12月21日 更新日:

スリムS&P500が高い人気を獲得できた最大の理由は信託報酬の安さだと思います。先行していたiFree S&P500を軽く抜き去ってしまいました。

商品 信託報酬(税込み)
iFree S&P500 0.243%
スリムS&P500 0.1728%

スリムシリーズは競合商品の信託報酬値下げに自動的に対抗してきたので、そのことへの評価も高い人気の要因かも知れません。ところが現状、リターン実績には差がありません。それはiFree &P500とスリムS&P500のトータルコストがほぼ同じであることを示しています。そして、iFree S&P500のトータルコストは運用報告書から税込み0.3723%と計算されます。よって、スリムS&P500のトータルコストは税込み0.37%程度と推測されます。つまりこういうことです。

商品 信託報酬(税込み) トータルコスト(税込み)
iFree S&P500 0.243% 0.3723%
スリムS&P500 0.1728% 0.37%程度(推定)

本当だったら残念ですよね。スリムS&P500のトータルコストは運用報告書が公開されるまで知り得ないわけですが、もし0.37%程度だったら隠れコストの大きさにガッカリしますね。もしそれよりも十分安かったとしたら、今度は別の疑問が出てきます。トータルコストが安いのにどうしてリターンに差が出ないの?

iFree S&P500 vs スリムS&P500

スリムS&P500は2018年7月3日に設定されました。普通は設定日直後を避けて10日程あとから比較するのですが、どうもスリムS&P500は設定直後の不安定な期間がもう少しあったようです。そこで8月1日から比較します。

iFree S&P500 vs スリムS&P500

赤のラインがiFree S&P500、緑のラインがスリムS&P500ですが、ほとんど差がないので緑のラインしか見えません。青のラインがリターンの差です。変動していますが、右肩上がりでも右肩下がりでもありません。これはリターンに差がないことを意味しています。ベンチマークが同じなので、適切に運用されているならトータルコスト差がリターンの差に現れるはずです。

あるいは、このように理解したのでもいいです。現状、どちらに投資しても得られるリターンは変わらないと。信託報酬は大きく違うにも関わらずです。

人気の違いは明らかです

次は純資産総額の推移です。

純資産総額の推移

赤のラインがiFree S&P500、緑のラインがスリムS&P500です。勢いが違いますね。

次は総口数の推移です。基準価額の影響を受けないので人気を把握するのに適しています。

総口数の推移

iFree S&P500は徐々に伸び率を落としているように見えます。スリムS&P500は昇り龍のようです。

後から安い信託報酬で登場しても高い人気を獲得するのは容易ではありません。スリムS&P500がこのように圧倒的な人気を獲得できたのは、複数の条件が有利に働いた結果だと思います。でも、その理由の上位に「安い信託報酬」があるのなら、三菱UFJ国際投信には隠れコストの削減に努めて欲しいです。

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