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確定拠出年金で妄想を実現した結果

投稿日:2018年12月23日 更新日:

確定拠出年金(iDeCo)は年金として設計されたため、NISAのような少額投資非課税制度と比べて制約が多くて使いにくいです。でもiDeCoには他の制度にはないとんでもなく強力な仕様があります。スイッチングを追加コスト、税金なしで無制限に行えるのです。次の記事でこれを利用したいと妄想しました。

その後、投資対象をたわら先進国株式からスリム先進国株式に変更したくなり(そうした方が確実に儲かるから)、iDeCo口座を楽天証券から松井証券に移管しました。

iDeCo口座の移管では(僕の経験では)16日ほど「何もできない」期間が生じます。何も考えずに楽天証券のたわら先進国株式から松井証券のスリム先進国株式に変更する手続きをすると、最悪のケースでは基準価額が下がっている時にたわら先進国株式が現金化されて松井証券に移管され、その資金で16日間に基準価額が上がったスリム先進国株式を購入されてしまいます。すると移管によって損してしまうのです。どちらもMSCIコクサイをベンチマークにしていてトータルコストだけが異なるので、たとえば同日にたわら先進国株式を売却、スリム先進国株式を購入できれば損する可能性を小さくできます。でもこれに16日ほどかかるので、基準価額はそれなりに変化可能で、得するか損するかは運次第です。

そこで僕はiDeCo口座の移管に際して、たわら先進国株式の基準価額がそこそこ高いと思った時に定期預金にスイッチし、松井証券に移管されたらそちらで定期預金に入るようにしました。

損しないようにスイッチング

たわら先進国株式を定期預金にスイッチした時の基準価額が12,785円で、これはスリム先進国株式の11,835円に相当します。定期預金にして移管されれば絶対に損しません。問題はその後損せずにスリム先進国株式にスイッチできるかどうかです。これは賭けでしたが、近い内にチャンスは来るだろうと思っていました。そして、運良く世界同時株安が到来しました。それ以来、スリム先進国株式の基準価額が11,835円を下回っていたら5万円または10万円ずつスイッチ注文を出してきました。そして、対象の約295万円全額のスイッチングが完了しました。

毎月の拠出金では普通にスリム先進国株式を買う設定にしていたので、スイッチングだけの結果ではありませんが、現在のスリム先進国株式の平均取得価額は11,359円です。つまり、11,835円で売って11,359円で買ったようなものです。これで平均取得価額を4%ほど下げることができました。

これを読んで顔をしかめている人も多数いることでしょう。いいんです。嫌いな人はこんなことしなければ。それにiDeCo口座の移管なんてめったにやらないでしょ。僕は短期間に2回もやってしまいましたが。

世界同時株安

次はスリム先進国株式の年初からの基準価額の変化です。水色の水平線より下がっている時にスリム先進国株式にスイッチできれば得します。

スリム先進国株式の年初からの基準価額の変化

そして現在の平均取得価額がオレンジの水平線です。十分安くスイッチできました。

もうこれからは毎月の拠出金で普通にスリム先進国株式が購入されるだけです。

スイッチングには5営業日ほどかかります

定期預金からスリム先進国株式にスイッチングする場合、定期預金を売却(現金化)するのに2営業日ほどかかり、次にスリム先進国株式を購入するのに2、3営業日かかります。それだけあれば基準価額は簡単に期待水準から大きく外れることができます。そのためたいてい5万円、結構下がっていた場合に10万円のスイッチング注文にとどめていました。男らしく100万円ぐらい一気にスイッチングしたいところですが、基準価額の変動が期待はずれだったら何のためにスイッチングしているか分からないので、女々しくチマチマやっていました。

でも、追加費用ゼロ、税金ゼロで何度でも無制限にスイッチングできるのはiDeCoならではの仕様です。使いたくなりませんか。

これを読みながら顔をしかめているあなた、もしかしてiDeCo口座持っていなかったりしません?

タイミングをはかる売買はやめた方がいいです

iDeCo口座の移管では追加費用ゼロ、税金ゼロでできるスイッチングを利用しましたが、同じことはiDeCo口座内でいつでも可能です。たとえば基準価額が十分上がっていて、そろそろ調整局面に入りそうだからいったん定期預金にしておき、基準価額が十分下がったら再度対象インデックスファンドにスイッチングできます。特定口座でこれをやろうとすると、税金分を取り返すのは困難だからやめときな、となります。iDeCo口座ではスイッチングで課税が発生しないので状況は違いますが、やはりやめた方がいいです。妄想したくなる気持ちは分かりますが、株価(基準価額)の動向の正確な予測は不可能なので、残念な結果で終わる可能性が高いです。

基準価額が高いと思って定期預金にスイッチしたが、その後基準価額が下がらず逆に上がり続けてしまい、インデックスファンドに再スイッチする機会を逃してしまった。そして、仕方なく高くなった基準価額で再スイッチした。結果、安く売って高く買うという馬鹿で無駄な行為をしただけで終わってしまった。

でも賭けに出て良いチャンスだと思える時は利用したい強力な仕様(機能)であることも確かです。

自営業者は会社員とは違う

会社員は厚生年金により自営業者よりも有利に年金資金を積み立てられます。その点において自営業者が不利な点を補う意味で、iDeCoの最大拠出可能金額が優遇されています。会社員だと最大で2.3万円ですが、自営業者は6.8万円です。拠出可能金額に2.95倍もの差があるので、節税効果も資産形成への寄与度も違うはずです。

自営業者は優遇されているiDeCoの活用を真剣に考えるべきです。その際、出口戦略の事前検討が必須です。いろいろと批判されるiDeCoですが、きちんと自分で考えて計画すればメリットを十分に活用できるはずです。特に自営業者はそうです。

よろしければ次の憎ったらしいタイトルの記事もご覧ください。

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