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インデックス投資

僕がリスク資産に債券を含める意味がないと思う根拠

投稿日:2019年1月13日 更新日:

僕はリスク資産は株式100%で良いと考える債券不要論者です。さらに新興国が嫌いで、日本は大好きなものの国内株式を混ぜるのは得策ではないと思っていることなどから、先進国株式のみに投資することにしました。その結果、スリム先進国株式に集中投資することになりました。

教科書的には、株式と逆の値動きをする債券を混ぜるとリターンとリスクの比(=シャープレシオ)が良くなると言われ、そのようなポートフォリオが推奨されます。が、eMAXIS先進国株式とeMAXIS先進国債券を6:4で混ぜても長期投資を前提とするなら僕にとってメリットはなく、先進国株式のみで良いと判断しました。

でもその比較にはeMAXISシリーズの実データを使ったため過去8年程度の短い期間でした。この記事では16年以上の歴史を誇る日興インデックスファンドを使って再度検証します。

比較方法

先進国株式のみと、先進国株式と先進国債券を6:4で混ぜたもののリターンを比較します。先進国株式は日興インデックスファンド海外株式の基準価額データをそのまま使います。もう一方は次の比率で合成したものを使います。毎営業日リバランスしています。

  • 日興インデックスファンド海外株式を60%。
  • 日興インデックスファンド海外債券を40%。

2003年1月から2018年12月まで

2003年1月から2018年12月まで

赤のラインが先進国株式のみ、緑のラインが先進国債券を混ぜたものです。比較期間の初期に債券を混ぜた方がリターンが高いことがありましたが、その後しらばくは差が広がる一方でした。リーマンショックの頃は先進国株式のみが大きく下落し、先進国債券を混ぜた方は下落率が小さくてすみました。

株価がリーマンショックから回復すると再度先進国株式のみのリターンが高くなり、以降チャイナショックを迎えて先進国株式が大きく下落しても先進国債券を混ぜたものよりリターンが高い結果となりました。

リターンが低い先進国債券を40%も混ぜているので、上昇率も下落率も緩和されるのは当然です。これにより変動率が小さくなるのでリスクが減るわけですが、僕は変動率はどうでもいいからリターンが欲しいです。先進国株式の足を引っ張らないで欲しいのです。

また、十分長期間保有すると先進国株式が大きく下落した時もリターンは先進国債券を混ぜたものより高くなるので、それなら僕にとって先進国債券を混ぜる意味などないと判断します。

次からは比較開始年をずらしてどう変化するか見ます。

なお凡例の右側に利益率を表示していますが、これ比較期間の先頭で一括投資した場合にのみ得られるものであることに注意してください。

2006年1月から2018年12月

2006年1月から2018年12月

リーマンショック時の差が目立ちます。債券を混ぜた効果が認めれますね。チャイナショック時はいい勝負です。

2009年1月から2018年12月

2009年1月から2018年12月

リーマンショック後の比較だと先進国株式が大きく下げるのがチャイナショックで、それまでに先進国株式が大きく伸びるためこのような結果になります。

2012年1月から2018年12月

チャイナショックまでに十分差を広げられなかったので、チャイナショック時には債券を混ぜたものと変わらないほど下落しました。が、その後は差が広がる一方です。

2015年1月から2018年12月

2015年1月から2018年12月

債券を混ぜた効果は認識できますが、いっときですね。

結論:長期投資なら債券を混ぜる意味はない

債券を混ぜることで株価下落時のリターンの悪化を緩和する効果は確かにありますが、それは数年以下の短い期間でしか感じることができず、長期投資なら普段のリターンの高さによりリターンの差が開くため、株価下落時に先進国株式のみが大きく下げて、先進国債券を混ぜた方の下げ率が小さくても、結果としては先進国株式のみの含み益の方が大きいという状態が、今回の比較でも観測されました。

また次の記事で株式と完全に逆相関の債券を混ぜたらどうなるか調べました。

この結果も踏まえ、僕はスリム先進国株式100%が良く、債券を混ぜる意味はないと判断しました。僕にとって債券を混ぜることはリターンを劣化させるだけで、たとえリスクが小さくなるとしても求めているのはそれじゃないのです。

債券を混ぜたい人は混ぜればいいです

債券を混ぜた時のメリットは僕が求めるものではなく、僕が求めるリターンが、債券を混ぜることで劣化するので、僕は混ぜません。でも債券を混ぜたい人は混ぜればいいと思います。

投資、金融関係には「それは絶対やめといた方がいい」ということがたくさんあります。困ったことにそういうもののアフィリエイトは報酬が高い傾向があるので、投信ブログに紹介記事と共に登場することが少なくありません。僕から見てCFD、FX、仮想通貨はそれに該当するのですが、債券を混ぜるという話は極めて健全です。債券を混ぜるメリット、デメリットを理解した上で自分なりの判断をすれば良いのです。

暴落時には大きく下がって構わない

インデックス投資をしている人はたいてい、暴落時にリスク資産が4割とか5割減るかも知れないと思い、それを恐れてもいるでしょう。でもこれまでは暴落しても数年後には回復基調になり、暴落時の底から大きく上昇して来ました。そして暴落中に追加投資できた人はその後大きな利益を手にできました。(それを正直に表明している投信ブロガーは少ない印象です。)

僕は暴落時に大きな含み損になっても構わないです。そのために無リスク資産を5割確保することだけは死守します。でもそう言っていられるのは働いて十分な収入がある間です。いずれ働かなくなり、資産を取り崩しながら生活するようになりますが、そうなってからの暴落は痛いです。

その時の対策は、時間をかけて考えるつもりです。おそらく、全力で積み上げたスリム先進国株式をそのままホールドし続けることはしないと思います。まだしばらく先の話です。

 

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