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ニッセイ新興国株式の第一期運用報告書の内容は悲惨でした

投稿日:2019年1月23日 更新日:

ニッセイ新興国株式の第一期運用報告書にあった決算期間は2017年10月13日から2018年11月20日までの404日間ですから、404/365=1.1068倍されていますが、それでも腰を抜かすほど衝撃的でした。

ニッセイ新興国株式の第一期運用報告書

引用:運用報告書

1.896%ですと?1.1068で割ると1.713%になります。大きいのは保管費用で1.216%もあります。

運用報告書にある説明は

当期の税引前分配金再投資基準価額騰落率は-11.2%となり、ベンチマーク騰落率(-9.3%)を下回りました。なお信託報酬、マザーファンドにおける証券保管費用および売買費用等の要因を除くと、おおむねベンチマークに連動した投資成果となりました。

普通の受益者がこれを読むと怒りがこみ上げてくるのではないでしょうか。

でもこうなることは設定後の早い段階で分かっていたことですが、それを運用報告書が公開されるまで公表しなくても許される現在のしきたりには大いに違和感をおぼえます。

スリム新興国株式 vs ニッセイ新興国株式

ニッセイ新興国株式の第一期計算期間の比較です。インチキしていません。

スリム新興国株式 vs ニッセイ新興国株式

赤のラインがスリム新興国株式、緑のラインがニッセイ新興国株式です。最初はほぼ1本でしたが途中から急に2本にばらけます。

騰落率はスリム新興国株式は-9.8%、ニッセイ新興国株式は-11.3%です。その差は1.5%ポイントもあります

次はリターンの差をプロットしたものです。このブログでは何度か登場していますが、やっぱりすごいです。

リターンの差

青のラインはドン、ドン、ドンと3連発で階段状に上がっています。それは、ニッセイ新興国株式のリターンが下振れしたことを示しています。2018年2月にはもう損が確定していたのです。それを前もって公表しないのは、企業論理から見れば当然ですね。そんなことしたらただでさえ売れていないニッセイ新興国株式の息の根を止めてしまいますからね。

積み立てシミュレーション

次はスリム新興国株式とニッセイ新興国株式に2017年11月から1年間、毎月初に5万円積み立て投資していたらどうなっていたかのシミュレーションです。とっても現実的な設定ですよね。

差は0.5%ポイント、金額では3,355円です。この差はスリム新興国株式ではなくてニッセイ新興国株式を選ぶことで発生しました。ベンチマークは同じなので負うリスクも(本来は)同じです。でもニッセイアセットマネジメントは運用に不安があるので、別のリスクも負わなければなりません。これが現実です。

その愛はどこから来るのですか?

こんな悲惨な運用報告書の公開後であっても、ニッセイ新興国株式を熱烈に擁護する投信ブロガーがいることは僕にとって大きな驚きです。その愛はどこから来るのですか?インデックスファンドの商品選択では、ベンチマークを決めたら次はコストと運用の安定性ではないのですか。なのに受益者に損をさせたニッセイ新興国株式を擁護するのはなぜでしょう。

そんなにニッセイアセットマネジメントが好きなら、その愛を言葉じゃなくてお金で示してはどうでしょう。ええ、実際にニッセイ新興国株式を買うのですよ。スリム新興国株式ではなくてね。それがインデックス投資における真の愛の形でしょう。

ちなみに、僕は新興国が嫌いなので商品を問わず新興国株式には投資しません。

ニッセイアセットマネジメントは避けたほうが無難です

ニッセイアセットマネジメントはニッセイ外国株式で何度も下方乖離を起こしています。その分だけ受益者は確実に損しています。長期で見れば大したことはないと間違った見解を流布する投信ブロガーもいますが、それは間違っています。一度生じた乖離はその後そのまま続くのです。それが元に戻るなら(そうなったこともありますが)ベンチマークを忠実にトレースしなくていいことになってしまいます。

ニッセイアセットマネジメントに忖度する投信ブロガーの見解は割り引いて見た方がいいですね。

売れていないのが救い

次はスリム新興国株式とニッセイ新興国株式の純資産総額の推移です。

スリム新興国株式とニッセイ新興国株式の純資産総額の推移

現在の純資産総額はスリム新興国株式の121億円に対してニッセイ新興国株式は7.9億円しかありません。多くの受益者はニッセイ新興国株式を選択していませんが、それは賢明な行動でした。ニッセイ新興国株式の受益者は今からでも考え直した方がいいと思いますよ。

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