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VTの2017年の多重課税コストは0.0968%でした:おまけあり

投稿日:2019年2月2日 更新日:

VTの2018年の多重課税コストは0.1327%でした。

では2018年より前はどうだったのか気になったので、過去の年次レポートを探したのですが、残念ながら2017年のものしか見つかりませでした。日本の投信運用会社も過去の運用報告書は数年分しかURLを公開していないものが多いので驚きませんでしたが、継続して運用している商品なら設定来の報告書(せめて年次レポートぐらい)は自由に閲覧可能にして欲しいものです。

出てくる数値はVTの2017年のものになります。

VTの配当金

VTが株式の保有で発生した配当金の総額は262,751,000ドルでした。これは外国株式の現地での源泉課税額12,102,000ドルを引いたあとの金額です。

図にするとこうなります。

多重課税コスト

VTで多重に課税されるのは米国以外の株式から発生する配当金で、その税負担率は配当金全体の4.40%です。2017年のVTの配当金は年率2.2%(Dividend Yield)だったので、2.2×4.40%=0.0968%が多重課税コストになります。2018年の0.1327%よりは小さいですが、無視できるほどは小さくありません。

この多重課税コストは現実に存在しますし、推定値ではなくて実際の公表値がいくらだったか分かりました。これを踏まえた上で、それでもVT(ETF)を高く評価するのも自由だし、割り引いて見るのも自由です。

僕は筋金入りの海外ETF嫌いなのでVTはそもそも眼中にありませんが、VTを買うだけのインデックスファンドである楽天全世界株式への考えが変わりました。

また、目論見書や運用報告書のどこにも書かれていませんが、割合はともかくETFを買っているインデックスファンドで、そのETFが外国の株式、債券を買っている場合には多重課税コストを負担することになります。

100%現物株運用のインデックスファンドには(この)多重課税問題がないので、他の条件に大きな差がない場合は、ETFを買っているものよりも、100%現物株運用の方を選択するのが賢明でしょう。

おまけ

VTIは米国籍のETFで、米国の株式のみに投資するので多重課税問題はないと言われています。それは僕も疑っていませんでしたが、せっかくなのでVTIの年次レポートを確認しました。はい、その通りでした。

VTの年次レポートには、配当金に注釈が付いていて、欄外に外国で源泉徴収された金額が明記されていました。こういうものです。

VTIの年次レポートを過去3年分確認しましたが、配当金に注釈はなく、外国で源泉徴収されたことを示す記述はありませんでした。よって、VTIに多重課税問題は存在しないことが証明されました。

見直しました

多重課税コストの計算方法を見直しました。

 

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